
Fateシリーズを愛してやまない僕が、ついにこの禁断のテーマに足を踏み入れる時がやってきました。
2004年のPC版発売から始まり、アニメ、小説、ゲームと広がり続けるFateワールド。
あまりにも膨大なキャラクターが存在するため、「結局誰が一番強いの?」という議論は、ファンの間でも夜通し語り合えるほど熱いトピックですよね。
今回は、最新アニメ『Fate/strange Fake』の情報や、伝説の『Fate/stay night』各ルートの描写を徹底的に分析しました。
単純なステータス比較だけではなく、宝具の相性、マスターからのバックアップ、そして作中で見せた圧倒的な戦績をベースに、僕なりの視点で最強の30人を選抜しています。
「あのキャラが入っていない!」「この順位は納得いかない!」といった声も聞こえてきそうですが、それこそがFateの醍醐味。
ぜひ、皆さんの推しキャラの活躍を思い浮かべながら、最後まで楽しんで読んでいただければ嬉しいです。
- Fateシリーズ強さランキングTOP30
- 第30位 ライダー
- 第29位 アサシン
- 第28位 キャスター
- 第27位 ランサー
- 第26位 アーチャー
- 第25位 バーサーカー
- 第24位 セイバー
- 第23位 狂信者
- 第22位 セイバー(リチャード1世)
- 第21位 キャスター(フランソワ・プレラーティ)
- 第20位 ライダー(ヒッポリュテ)
- 第19位 キャスター(アレクサンドル・デュマ)
- 第18位 真アサシン
- 第17位 バーサーカー(ジャック・ザ・リッパー)
- 第16位 真バーサーカー(フワワ)
- 第15位 ライダー(ペイルライダー)
- 第14位 イシュタル
- 第13位 言峰綺礼
- 第12位 ティーネ・チェルク
- 第11位 ティア・エスカルドス
- 第10位 ウォッチャー
- 第9位 真アサシン(幽弋のハサン)
- 第8位 アルケイデス
- 第7位 ギルガメッシュ
- 第6位 エルキドゥ
- 第5位 間桐桜(聖杯)
- 第4位 衛宮士郎(アーチャー化の極致)
- 第3位 セイバー・オルタ
- 第2位 セイバー(アヴァロン所持・完全体)
- 第1位 ギルガメッシュ(乖離剣エア・全開状態)
- まとめ:最強を巡る物語は終わらない
Fateシリーズ強さランキングTOP30
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第30位 ライダー
第五次聖杯戦争における騎兵のサーヴァントであり、その真名はギリシャ神話のゴルゴン三姉妹の末妹メドゥーサです。
彼女の最大の武器は、最高位の魔眼である「キュベレイ」であり、対峙する者の魔力ランクが低い場合はそれだけで石化させてしまうという、文字通りの初見殺しの能力を持っています。
しかし、本来のマスターである間桐桜ではなく、慎二による不完全な契約下では本来の力を発揮できず、物語の序盤で退場してしまうケースも少なくありません。
一方で、桜と正式にパスが繋がった際の出力は凄まじく、宝具「騎英の手綱」による圧倒的な突進力は、あの最強クラスのセイバーとも渡り合えるほどのポテンシャルを秘めています。
今回のランキングにおいて、彼女をこの位置に据えたのは、単体での制圧能力において第29位のアサシンを僅かに上回るためです。
アサシンが技巧と心理戦に特化しているのに対し、ライダーは魔眼による広範囲の拘束と、幻想種「ペガサス」を用いた広域破壊を併せ持っています。
しかし、上位陣に位置するような「対魔力」が極めて高い英霊や、次元そのものを断つような宝具を持つ者たちと比較すると、どうしても魔眼の有効性が薄れてしまう点がネックとなります。
特に後述する上位のサーヴァントたちは、彼女の神性に由来する攻撃を無効化、あるいは力でねじ伏せる手段を豊富に持っているため、この順位が妥当であると判断しました。
第29位 アサシン
柳洞寺の門前に立ちふさがる、剣技の極致に至った侍、佐々木小次郎です。
彼は正規のサーヴァントではなく、キャスターによるルール違反の召喚によって現界した亡霊に近い存在ですが、その剣の冴えは神域に達しています。
秘剣「燕返し」は、魔術を一切使わずに「多重次元屈折現象」を引き起こし、三つの斬撃を同時に放つという、回避不能の必殺技です。
純粋な近接戦闘能力においては、第五次聖杯戦争のサーヴァントの中でもトップクラスであり、あのセイバーを技量だけで圧倒する場面もありました。
第30位のライダーと比較した場合、ライダーの魔眼が効かないような極限状態においても、アサシンはその絶対的な剣技によって活路を見出すことが可能です。
「燕返し」の理不尽なまでの同時攻撃は、防御を主体とする英霊にとって最大の脅威となります。
しかし、一方で彼はキャスターによって山門に縛り付けられた存在であり、宝具という概念そのものを持たないため、中・遠距離からの大規模な宝具攻撃には対応策が限られます。
次に紹介するキャスターのような、広範囲魔術や強力な神代の魔術を操る相手に対しては、近づく前に封殺されるリスクが高いため、ライダーより上、キャスターより下という位置づけになります。
あくまで「限定された状況での最強」という点が、彼のランキングにおける限界点と言えるでしょう。
第28位 キャスター
神代の魔女、メディアとしての真名を持つ魔術師のサーヴァントです。
彼女の最大の特徴は、魔法に近いレベルの超高等魔術を高速神言によって連発できる点にあり、拠点作成による「柳洞寺」の要塞化は、もはや一つの小世界を作り上げているに等しい状態です。
さらには、他者の契約を上書きして奪い取る宝具「ルールブレイカー」を所持しており、聖杯戦争というルールの根幹を揺るがす恐るべき搦手を持っています。
第29位のアサシンが、個人の武勇に特化しているのに対し、キャスターは戦場そのものを支配し、複数のサーヴァントを従えることすら可能な「盤面の支配者」です。
アサシンのような剣士がどれほど技量を磨こうとも、キャスターの張った強力な結界や、空中からの飽和攻撃、さらには令呪を奪われるリスクを考えれば、戦略的な強さはキャスターに軍配が上がります。
しかし、彼女がこの順位に留まっているのは、彼女自身の耐久力が低く、接近戦を許した際の脆さが露骨であるためです。
第27位のランサーのように、高い俊敏性と「仕切り直し」スキル、さらには一撃必殺の投擲宝具を持つ相手に対しては、どれほど魔術で防壁を築こうとも一瞬の隙で命を刈り取られてしまいます。
また、神代の魔術であっても「対魔力」を持つ英霊には効きにくいという弱点もあり、正面から力押しを仕掛けてくる上位陣には一歩及びません。
第27位 ランサー
ケルト神話の英雄ク・フーリンであり、その圧倒的な瞬発力と白兵戦の技量は、まさに聖杯戦争の「門番」とも呼ぶべき安定感を持っています。
彼の最大の特徴は、因果を逆転させて心臓を穿つ宝具「刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)」です。
これは発動した時点で「心臓に当たった」という結果が先に作られるため、回避するためには極めて高い幸運値が必要となる回避不能の呪いです。
第28位のキャスターと比較した場合、ランサーは圧倒的な機動力をもってキャスターの魔術を避け、一瞬の隙を突いてゲイ・ボルクを放つことが可能です。
たとえ強力な防御結界があっても、対城宝具としての側面を持つ「突き穿つ死翔の槍」を投擲すれば、遠距離からでも相手を殲滅することができます。
さらに「矢よけの加護」によって飛び道具への高い耐性を持っており、生存能力の高さは全サーヴァント中でも屈指と言えるでしょう。
しかし、これほどの性能を持ちながら第26位のアーチャーに及ばないのは、汎用性と手数の違いにあります。
ランサーはあくまで「槍」という一系統の武装に特化しているため、戦術が読みやすく、対応策を持つ相手には苦戦を強いられます。
特にアーチャーのような、あらゆる戦局に対応できる複数の宝具を使い分け、かつ固有結界によって戦場そのものを塗り替えるような相手に対しては、純粋な武勇だけでは届かない壁が存在します。
第26位 アーチャー
遠坂凛に召喚された弓兵のサーヴァントであり、その正体は未来の衛宮士郎が英霊化した「守護者」です。
彼は他の英霊のような「伝説」を持たない代わりに、あらゆる武装を複製・投影する能力を持っており、その引き出しの多さは異常なレベルに達しています。
最大の奥義である固有結界「無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」は、視認したあらゆる武器を貯蔵する剣の墓標であり、そこから放たれる千の剣の雨は、相手に息をつく暇も与えません。
第27位のランサーと比較すると、ランサーの「一撃」の重さに対し、アーチャーは「千の手数」と「戦術の柔軟性」で対抗します。
投影した宝具を「壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)」として爆破させる攻撃は、本来の宝具のランクを超える威力を発揮し、遠距離から一方的に相手を削り取ることができます。
ランサーは白兵戦でこそ圧倒的ですが、アーチャーは相手の弱点に合わせた武装を選択できるため、総合的な対応力で上回ります。
しかし、彼がこの順位に留まるのは、ステータスそのものは並のサーヴァント程度であり、魔力消費が極めて激しいためです。
第25位のバーサーカーのように、圧倒的な耐久力と「十二の試練」による蘇生能力を持つ怪物を相手にすると、アーチャーの手数の多さも決定打に欠けてしまうことになります。
どれほど剣を投影しようとも、相手の命を12回削り切る前にこちらの魔力が底をつく、という明確な限界があるのです。
第25位 バーサーカー
ギリシャ神話最大の英雄ヘラクレスが、狂化のクラス特性を付与されて現界した最強の肉弾戦士です。
彼を最強たらしめているのは、宝具「十二の試練(ゴッド・ハンド)」であり、これはランクB以下の攻撃をすべて無効化し、さらに一度受けた攻撃への耐性を得た上で11回まで自動で蘇生するという、絶望的な耐久システムです。
狂化によるステータスの底上げもあり、純粋なパワーとスピードだけで並のサーヴァント数人を相手に圧倒する実力を持っています。
第26位のアーチャーが、様々なテクニックと投影魔術で相手を翻弄するタイプであるのに対し、バーサーカーはそれらすべてを「正面から叩き潰す」存在です。
アーチャーがどれほど宝具を投影しようとも、バーサーカーの命を削り切るには威力不足な場面が多く、さらに蘇生するたびに同じ技が効かなくなるため、アーチャーにとってはまさに天敵と言える相手です。
しかし、そんな無敵に近いバーサーカーであっても、第24位のセイバー(アルトリア)の「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」のような、一撃で複数の命を奪い去る超絶火力の対城宝具に対しては、蘇生回数を一気に消費させられてしまう脆さがあります。
また、狂化の影響で理性を失っているため、複雑な魔術的罠や、神域の技量を持つ相手には、そのパワーを逆手に取られる場面も見受けられます。
この位置に彼を置いたのは、単体での制圧力は凄まじいものの、上位の「一撃必殺の最大火力」を持つ者たちとの相性差を考慮した結果です。
第24位 セイバー
アーサー王伝説の主役、アルトリア・ペンドラゴン。最優のクラス「セイバー」に相応しい、極めて高いステータスと直感スキルを備えています。
最大の武器は言わずとしれた「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」であり、これは持ち主の魔力を光の斬撃へと変換して放つ最強の聖剣です。
さらに鞘である「全て遠き理想郷(アヴァロン)」を手にしていれば、あらゆる干渉を遮断する絶対防御を得ることができ、この状態の彼女は文字通り「不沈の王」となります。
第25位のバーサーカーと比較した場合、セイバーは直感スキルによってバーサーカーの猛攻を回避しつつ、エクスカリバーの解放によってバーサーカーの命を一気に複数回分削り取ることが可能です。
さらに、魔力放出による瞬発的な出力向上は、バーサーカーの怪力をも受け流すほどの剣速を生み出します。
単なる破壊の化身であるバーサーカーに対し、セイバーは王としての冷静な判断力と、絶対的な切り札を持っている点が優位性となります。
しかし、彼女がさらに上位に行けない理由は、マスターからの供給能力に左右されやすい燃費の悪さと、神秘の高さゆえの限界にあります。
第23位の狂信者(アサシン)のように、英霊としての格を超えた「執念」と「18もの奇跡」を自在に操る異常な存在や、神霊級の力を持つ者たちと比較すると、王としての完成度が逆に予測の範囲内に収まってしまうのです。
特に後述する『strange Fake』のキャラクターたちは、セイバーのような「正当な英雄」の枠を軽々と飛び越えてくるため、この順位が一つの壁となります。
第23位 狂信者
『Fate/strange Fake』に登場する、歴代のハサン・サッバーハが築き上げた18の秘術(ザバーニーヤ)すべてを使いこなすという、規格外の暗殺者です。
彼女は自らの信仰を極限まで突き詰めた結果、本来は一代で一術しか持てないはずの奇跡を、自らの肉体だけで再現してしまいました。
心臓を握り潰す「妄想心音」や、影から怪腕を生む「妄想覚音」など、戦局に応じてこれらを瞬時に切り替える戦法は、対サーヴァント戦において極めて凶悪な威力を発揮します。
第24位のセイバーと比較した場合、狂信者は「暗殺」という枠を遥かに超えた、多角的な攻撃手段を持っています。
セイバーが聖剣という一点突破の武装に頼りがちであるのに対し、狂信者はセイバーの直感さえも欺くような、異なる複数の因果律攻撃を同時に仕掛けることが可能です。
聖剣を振るう隙すら与えず、無数の「ザバーニーヤ」による波状攻撃で英雄の心臓を刈り取るその実力は、まさに暗殺の極致と言えるでしょう。
しかし、彼女の限界は、あくまで「人間の延長線上」にある技術であるという点です。
第22位のリチャード1世のように、英霊としての霊基そのものが特殊な変異を遂げていたり、召喚する仲間の力そのものが宝具化しているような「理外の存在」には、技術だけでは埋められない格差が存在します。
また、大規模な対軍・対城兵器を正面から受けるだけの防御力に欠けるため、広範囲を瞬時に灰にする上位陣には一歩譲る形となります。
第22位 セイバー(リチャード1世)
『Fate/strange Fake』に登場する獅子心王リチャード。彼はアーサー王への憧憬が強すぎるあまり、手にしたあらゆる物を「エクスカリバー」として定義し、光の斬撃を放つという特殊な宝具を持っています。
さらに彼の真の強さは宝具「円き十字に獅子を奏でよ(ラウンズ・オブ・レオンハート)」にあり、これは生前縁のあった部下たちの魂を影のように呼び出し、その能力を行使できるという、単独で軍団を形成する能力です。
これにより、セイバーとしての近接能力を保ちつつ、魔術による補助や遠距離からの援護を同時に受けることができます。
第23位の狂信者と比較すると、リチャードは個人の技量だけでなく、チームとしての総合力で戦場を圧倒します。
狂信者がどれほど多彩なザバーニーヤを使いこなそうとも、リチャードが召喚する部下たちの波状攻撃と、リチャード自身が繰り出す「あらゆる得物からの光の斬撃」の猛攻を防ぎきることは不可能です。
リチャードはサーヴァントでありながら、サーヴァント数体分のリソースを一人で運用しているようなものであり、その戦略的な優位性は揺るぎません。
しかし、そんな彼であっても、第21位のフランソワ・プレラーティのような、現実と幻術の境界を消し飛ばし、精神そのものを崩壊させるような「真の異端」の前では、部下の数も力も無意味化させられてしまう恐れがあります。
リチャードはあくまで「騎士」としての枠組みの中にいますが、次に紹介するような魔術師たちは、その枠組みそのものを破壊してくるのです。
第21位 キャスター(フランソワ・プレラーティ)
伝説的な狂信者であり、ジル・ド・レェを破滅へと導いた魔術師です。英霊としての彼は、固有結界に匹敵する、あるいはそれを超えるレベルの幻術「螺湮城は存在せず、故に世の狂気に果ては無し(グランド・イリュージョン)」を操ります。
この幻術は単に目に見えるものを欺くのではなく、世界そのものの認識を上書きし、本物と偽物の区別を完全に消失させるものです。
彼が作り出す幻影は、実際に質量を持ち、相手を殺傷する力さえ備えているため、対峙した者は何が現実で何が死なのかを理解できないまま消滅することになります。
第22位のリチャード1世と比較した場合、リチャードの軍団も、リチャードが放つ聖剣の輝きも、プレラーティの幻術の中ではすべてが「なかったこと」にされるか、自分自身を攻撃するように誘導されてしまいます。
武勇や数の暴力が通用しない「理解不能な深淵」こそが彼の強さであり、正攻法の英霊にとっては最も戦いたくない相手でしょう。
しかし、プレラーティであっても、第20位のヒッポリュテのような、神域の武勇と「神の加護」を一身に受けた戦士の、迷いのない一撃を完全に防ぐことはできません。
特にヒッポリュテのような、台風をも切り裂くほどの圧倒的な物理エネルギーと神性を備えた存在は、幻術の理屈そのものを力で突き破ってくる可能性があります。
概念的な強さは抜群ですが、物理的な限界値において上位の神性英雄たちに一歩譲るため、この順位となりました。
第20位 ライダー(ヒッポリュテ)
アマゾネスの女王であり、軍神アレスの娘である彼女は、純粋な武勇において神域のレベルに達しています。
宝具「戦神の軍帯(ゴッデス・オブ・ウォー)」は、自身のステータスを爆発的に引き上げるだけでなく、周囲の空間そのものを支配するほどの魔力出力を誇ります。
その一撃は、エクスカリバーに匹敵する光の奔流となって現れ、巨大な台風さえも一刀両断するほどの破壊力を持ちます。
第21位のプレラーティと比較した場合、ヒッポリュテの持つ「神性」と、迷いのない圧倒的な武勇は、幻術という「歪み」を打ち消すほどの純粋な輝きを放ちます。
プレラーティがどれほど言葉を尽くし、幻を見せようとも、神の娘である彼女が放つ、大地を揺るがすほどの戦斧の一撃は、すべての虚飾を粉砕して本体へと到達するでしょう。
神代の英雄としての格が、中世の魔術師とは一線を画しているのです。
しかし、これほどの武人であっても、第19位のアレクサンドル・デュマのような、物語の力で「相手を英雄以上に強化する」能力や、戦場のルールそのものを書き換える力の前では、単純な力押しに限界が見えてきます。
ヒッポリュテはあくまで「最強の個人」ですが、上位陣は「世界そのものの仕組み」や「概念的な強化」を操る者が多くなってくるため、ここから先は単なるパワーだけでは越えられない壁が厚くなります。
第19位 キャスター(アレクサンドル・デュマ)
『Fate/strange Fake』において、「作家」としての英霊でありながら、戦況を根底から覆す異能を持つキャスターです。
彼は自らの筆によって、既存の武器や防具に「物語」を付け加え、それらを本来の性能を遥かに超える宝具へと昇華させる「遥か終わらじの食遊綺譚」を持ちます。
さらには、凡人であっても英霊と渡り合えるほどのバフを与える「銃士達よ、風車に挑め」など、集団戦においてはもはや勝敗そのものをコントロールできるレベルの支援能力を誇ります。
第20位のヒッポリュテと比較した場合、デュマ本人の戦闘力は低いものの、彼がプロデュースした「対ヒッポリュテ用」の装備を固めた軍団や、特効能力を付与された兵装の前では、女王の武勇も無力化される恐れがあります。
最強の個人を、物語の力で作り上げた「さらに最強のメタ能力」で封殺する――この理不尽さこそがデュマの強みです。
しかし、デュマであっても、第18位の真アサシンのような、影そのものと同化し、そもそも「認識」すら不可能なレベルで死を運んでくる存在には対応が遅れます。
デュマの能力はあくまで「装備や対象があること」が前提ですが、真アサシンは存在そのものが冥府の影であり、物語で強化した武器が当たる前に影の中に引きずり込まれてしまうため、この順位関係になります。
第18位 真アサシン
『Fate/strange Fake』で召喚された、ハサン・サッバーハの一人ですが、その本質は「影」そのものです。
彼は生前から影と同化する術を極めており、英霊となった今では、あらゆる物理的干渉をすり抜け、対象の影から音もなく現れて心臓を奪い去ります。
宝具「瞑想神経(ザバーニーヤ)」は、自らの死を呼び水に世界の影と同化し、対象を冥界へと強制的に引きずり込むという、回避不能かつ即死性の高い能力です。
第19位のデュマと比較した場合、デュマがどれほど強力な武器を贋作しようとも、真アサシンはそもそも「戦いの場」に姿を現しません。
デュマが筆を走らせる前に、その足元の影から伸びた手が、物語の作者としての命を終わらせてしまいます。
姿が見えない、触れられない、という特性は、あらゆる強化魔術よりも実戦において優位に働きます。
しかし、この影の暗殺者であっても、第17位のバーサーカー(ジャック・ザ・リッパー)のような、存在そのものが「正体不明の霧」であり、何千もの分身となって街全体を侵食してくる怪物には、狙いを定めることができません。
ジャックは個体としての実体を持たないため、影を突いても本体を殺すことができず、逆に無数の刃に切り刻まれる運命にあります。
暗殺特化型は、広範囲に広がる「概念の化身」には相性が悪いため、この順位が妥当です。
第17位 バーサーカー(ジャック・ザ・リッパー)
『Fate/strange Fake』に登場するジャックは、特定の殺人鬼ではなく、人々の恐怖が生み出した「正体不明という概念」そのものがサーヴァント化した存在です。
彼は時計や時計、あるいは他人そのものに変身することができ、さらに宝具「其は惨劇の終焉に値せず(ナチュラルボーンキラーズ)」によって無数の分身を作り出します。
極めつけは「悪霧は倫敦の暁と共に滅び逝きて(フロム・ヘル)」であり、自らを巨大な悪魔へと変貌させ、一帯を地獄絵図へと変える圧倒的な破壊力を有します。
第18位の真アサシンと比較すると、ジャックの強みはその「掴みどころのなさ」と「物量の暴力」にあります。
一対一の暗殺に特化した真アサシンに対し、ジャックは街中に潜む数百の分身すべてが本体のようなものであり、影からの攻撃を仕掛ける隙すら与えずに四方八方から襲いかかります。
正体がないため、どこを攻撃しても致命傷にならないという絶望感は、他の英霊にはない特徴です。
しかし、これほどの怪物であっても、第16位の真バーサーカー(フワワ)のような、神話に語られる「神の守護獣」としての純粋な神性と、機械仕掛けの圧倒的な破壊力の前では、分身ごと消し飛ばされるリスクがあります。
フワワは神々の造り出した究極の防衛機構であり、ジャックのような「人間の恐怖」から生まれた存在とは、存在の格(神秘)において決定的な差があるのです。
第16位 真バーサーカー(フワワ)
ギルガメッシュ叙事詩において、レバノンの杉の森を守護していた神の怪物です。機械的な外見を持ちながら、その咆哮一つで森を震わせ、大地を砕く神話級の出力を誇ります。
彼は神霊としての力を色濃く残しており、その一撃は物理的な破壊だけでなく、霊基そのものを分解しかねないほどの高密度な魔力を帯びています。
第17位のジャック・ザ・リッパーと比較した場合、フワワの攻撃は「点」ではなく「面」で世界を削り取ります。
ジャックがどれほど分身を作ろうとも、フワワの広域殲滅能力と神の権能に近い力の前では、そのすべてがまとめて塵に帰されることになります。
概念による搦手も、神話の怪物が振るう絶対的な暴力の前には無意味なのです。
しかし、これほどの怪物ですら、第15位のペイルライダーのような、「病」そのものが擬人化された四騎士の前では、抗う術を失う可能性があります。
フワワは強固な肉体と魔力を持っていますが、ペイルライダーは肉体的な強さを無視して「存在そのものへの死の感染」をもたらします。
神の獣であっても、星のサイクルに組み込まれた「滅びの現象」には勝てないという点が、ランキングにおける分岐点となりました。
第15位 ライダー(ペイルライダー)
ヨハネの黙示録に登場する「第四の騎士」であり、死と病を司る概念的なサーヴァントです。
彼に実体はなく、マスターである繰丘椿の夢を通じてスノーフィールド全体を「死の結界」へと変えてしまいます。
宝具「来たれ、冥き途よ、来たれ(ドゥームズデイ・カム)」は、結界内にいるすべての生命に強制的な「死」を感染させ、どれほど強力な英霊であってもその霊基を内部から腐食させて消滅させます。
第16位のフワワと比較した場合、フワワの圧倒的な破壊力も、ペイルライダーという「現象」には当たりません。
フワワが咆哮を上げる間に、ペイルライダーの運ぶ不可視の病魔がその神経系を、そして神の心臓を蝕んでいきます。
物理的な強弱の概念を無視して「死」を届けるその能力は、まさに最強の初見殺しと言えるでしょう。
しかし、この「死の概念」であっても、第14位のイシュタルのような、天界を司る最高位の女神が権能を振るう場合、話は変わってきます。
イシュタルは生命のサイクルそのものから逸脱した神の存在であり、さらに彼女が駆る天の牡牛「グガランナ」は、それ自体が天災の化身であるため、ペイルライダーの病すらもねじ伏せる神威を持っています。
現象を力で制圧できるのは、同じく現象を支配する神霊のみということですね。
第14位 イシュタル
メソポタミア神話における美と愛、そして戦いの女神です。ホムンクルス・フィリアの肉体を器として降臨した彼女は、本来のサーヴァントの枠組みを大きく逸脱した「神霊」としての権能を行使します。
空間そのものを弾丸として撃ち出す攻撃や、金星の概念を魔弾として放つその火力は、もはや対城宝具を連発しているに等しい次元です。
第15位のペイルライダーと比較した場合、イシュタルは神としての圧倒的な「格」によって、ペイルライダーがもたらす死の概念を撥ね退けることができます。
ペイルライダーの結界さえも、女神が本気で振るう神威の前では、空間ごと焼き払われる運命にあります。
「死」を司る騎士といえども、生命と戦いを司る最高位の神が放つ、惑星規模のエネルギーには抗えません。
しかし、この最強の女神であっても、第13位の言峰綺礼(聖杯の泥との適合時)のような、聖杯の呪いそのものを力に変え、英霊殺しに特化した執念の男と比較すると、意外な脆さを見せることがあります。
言峰は「この世全ての悪(アンリマユ)」の泥と一体化することで、神霊の神秘すらも汚染し、その力を無効化する特性を持ちます。
高貴な神であればあるほど、聖杯の泥による「汚れ」には弱く、イシュタルのような気性の激しい神は、言峰の冷徹な策略と呪いに絡め取られるリスクが高いのです。
第13位 言峰綺礼
冬木の聖杯戦争の監督役でありながら、自らも戦いに身を投じる求道者です。特に第四次から第五次にかけて、彼は聖杯の泥を内に宿し、心臓を泥で代用することで、英霊ですら容易には殺せない不死性を得ています。
極められた八極拳と、代行者としての洗礼詠唱、そして聖杯の泥による「汚染」の力は、正統な英雄にとって最悪の相性を誇ります。
第14位のイシュタルと比較した場合、言峰の最大の武器は「神性に対する絶対的な浸食力」です。
イシュタルがどれほど眩い神の輝きを放とうとも、言峰が操る漆黒の泥は、その光を飲み込み、女神の霊基をドロドロに溶かしてしまいます。
高潔な英雄であればあるほど、彼の放つ救いようのない悪意と呪いに抗うことができないのです。
しかし、そんな言峰であっても、第12位のティーネ・チェルク(ギルガメッシュのバックアップ時)のような、スノーフィールドの土地そのものを味方につけ、英雄王から神域の宝具を与えられた魔術師には、物理的な破壊力で押し切られます。
言峰の泥も、ギルガメッシュが蔵から取り出す「真理を射抜く武器」の雨をすべて防ぐことはできず、魔術師としての出力の差が、そのまま勝敗に直結してしまいます。
第12位 ティーネ・チェルク
『Fate/strange Fake』におけるギルガメッシュのマスターであり、スノーフィールドの土地に根付いた先住民の末裔です。
彼女は土地の霊脈を自由自在に操ることで、並の魔術師を遥かに凌駕する魔術行使を可能としており、さらにギルガメッシュから下賜された「王の蔵」の宝具や秘薬によって、本来のマスターという枠を超えた戦闘能力を手に入れています。
第13位の言峰綺礼と比較した場合、ティーネの強みは「圧倒的なリソースの質と量」です。
言峰が泥を使ってじわじわと攻め寄るのに対し、ティーネは土地の力を借りた一瞬の超火力魔術と、ギルガメッシュ譲りの強力な宝具投擲によって、泥ごと対象を消し飛ばします。
執念で戦う言峰に対し、ティーネは「最強のサーヴァントによる最高の教育と装備」を受けており、戦術のスケールが一段階上回っています。
しかし、彼女であっても、第11位のフラット・エスカルドス(ティア・エスカルドス覚醒時)のような、1800年の魔術の結晶が結実した「人類の先を行く者」には、魔術の構造そのものを上書きされてしまいます。
ティーネの魔術も土地に依存したものですが、フラットの覚醒体であるティアは、世界そのものの魔術式をハッキングするような次元の能力を持っており、土地の加護すら奪い取ってしまうため、この順位となります。
第11位 ティア・エスカルドス
フラット・エスカルドスの肉体が死を迎えたことで覚醒した、エスカルドス家1800年の悲願の到達点です。
彼はもはや人間ではなく、世界を流れる魔力の奔流そのものを「自分」として定義し、周囲のあらゆる魔術式を瞬時に書き換えて支配下に置くことができます。
宝具級の威力を誇る魔力加速砲「空洞異譚/忘却は祝祭に至れり」をノーモーションで放ち、物理法則さえも無視した機動を見せるその姿は、まさに次世代の霊長と呼ぶに相応しいものです。
第12位のティーネ・チェルクと比較した場合、ティアの恐ろしさは「魔術に対する絶対的な優位性」にあります。
ティーネがどれほど優れた土地の魔術を使おうとも、ティアはその構成を一瞬で理解し、自分にとって有利な術式へと作り替えてしまいます。
魔術師というカテゴリーにおいて、ティアに太刀打ちできる存在は現代にはほぼ存在しないと言っても過言ではありません。
しかし、そんなティアであっても、第10位のウォッチャー(シグマの最終到達点)のような、英霊としての定義さえも曖昧なまま、世界そのものに観測されることで無敵の「現象」へと昇華した存在には、干渉しきれない部分があります。
ティアが「式の支配者」なら、ウォッチャーは「式の外に立つ観測者」であり、その干渉不能な立ち位置が、一歩上の順位へと繋がりました。
第10位 ウォッチャー
シグマによって召喚された、本来の聖杯戦争のルールには存在しない「番人」のクラスを持つサーヴァントです。
その正体は特定の英霊ではなく、シグマという人間が「ランサー」という英霊へと至るまでの過程を監視し、導くための現象の集合体です。
実体を持たない影法師たちは物理干渉を受け付けず、一方で戦場のあらゆる情報を正確に把握し、シグマに「最も効率的な勝利」を提示し続けます。
第11位のティア・エスカルドスと比較した場合、ウォッチャーの強みは「絶対に狙われない安全圏からの支配」です。
ティアがどれほど強力な魔術を撒き散らそうとも、ウォッチャーは観測者であるため、その攻撃対象にすらなりません。
そしてティアの魔術の死角や、精神的な隙を的確に突き、シグマを勝利へと導くそのプロセスは、もはや確定した未来を選択しているに等しい次元です。
しかし、そんな観測者であっても、第9位の真アサシン(幽弋のハサン)のような、初代「山の翁」の影そのものとなり、死の概念を先払いすることで「観測」さえも断ち切る本物の死神には、運命を上書きされるリスクがあります。
観測も、死が訪れた後では意味をなさない。それがこのランキングの非情な現実です。
第9位 真アサシン(幽弋のハサン)
『Fate/strange Fake』において、初代「山の翁」に見出され、その死の影を一身に引き受けた異質のハサンです。
彼はもはや暗殺者という枠組みを超え、存在そのものが「冥府の影」へと変質しており、EXランクの気配遮断によって、神や世界そのものの目からも姿を消すことができます。
宝具「瞑想神経」は、対象を強制的に冥界へと連れ去る死の権能であり、これを防ぐ手段は同じく死を超越した者でない限り存在しません。
第10位のウォッチャーと比較した場合、真アサシンの「影」はウォッチャーの観測をも無効化します。
観測者がシグマに指示を送る前に、真アサシンの影がその喉元を通り過ぎ、情報の繋がりそのものを死によって断絶させてしまいます。
「見ている」ことが強みであるウォッチャーにとって、「死んでいて見えない」真アサシンは最悪の天敵なのです。
しかし、これほどの死神であっても、第8位のアルケイデス(真アーチャー)のような、神話の試練をすべて克服し、神々の宝具さえも奪い取る「簒奪者」の前では、影ごと光り輝く宝具の雨に貫かれる運命にあります。
アルケイデスは「天つ風の簒奪者」によって、相手の宝具や特性を奪い取ることができ、真アサシンの影の能力すらも自らの力に変えてしまう圧倒的な格の違いを見せつけます。
第8位 アルケイデス
大英雄ヘラクレスが、マスターの呪いと聖杯の泥によって人としての名「アルケイデス」へと回帰し、同時にアヴェンジャーの特性を得た姿です。
彼は生前に成し遂げた十二の試練を、自らが行使する宝具「十二の栄光(キングス・オーダー)」へと変え、さらに相手の宝具を奪う「天つ風の簒奪者(リインカーネーション・パンドーラ)」を操ります。
射殺す百頭(ナインライブズ)による超精密度・超火力の射撃は、たとえ神霊であっても回避不能な絶望を与えます。
第9位の真アサシンと比較した場合、アルケイデスは「対応不可能な戦法の広さ」で圧倒します。
真アサシンが影に潜もうとも、アルケイデスは奪い取った宝具や、神話級の直感、さらには「射殺す百頭」の広域爆撃によって、影ごと世界を焼き尽くします。
暗殺者の秘術も、すべてを奪い、すべてを破壊する大英雄の前では、単なる一つの手札に過ぎないことを証明してしまいます。
しかし、そんな最強の戦士アルケイデスであっても、第7位のエヌマ・エリシュを放つ時のギルガメッシュ、あるいはエルキドゥのような「星の抑止力」そのものをバックアップに持つ存在には、一歩及びません。
アルケイデスの強さは「人間の極致」ですが、ここから先のトップ7は「星の意思」や「神話の原典」そのものを体現する次元へと突入します。
第7位 ギルガメッシュ
「英雄王」の名を冠する、全英霊の頂点に位置する存在です。彼はこの世のすべての宝具の原典を「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」に貯蔵しており、相手の弱点を突く武器を無限に射出することができます。
そして最大の切り札「乖離剣エア」から放たれる「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」は、空間そのものを切り裂く対界宝具であり、この一撃を真っ向から受け止められる存在は、宇宙広しといえども数えるほどしかいません。
第8位のアルケイデスと比較した場合、ギルガメッシュは「原典の持ち主」としての絶対的な優位性を持っています。
アルケイデスがどれほど宝具を奪おうとも、ギルガメッシュの蔵にはそれを上回る性能の原典が常に存在し、さらにエアの出力は、アルケイデスが持つあらゆる防御宝具を紙切れのように引き裂きます。
慢心さえなければ無敵――その言葉が最も似合う英霊です。
しかし、そんな彼が第7位に甘んじているのは、第6位のエルキドゥという、彼と唯一対等に渡り合える「天の鎖」が存在するためです。
ギルガメッシュが「王」であるのに対し、エルキドゥは「兵器」であり、さらにエルキドゥは星の抑止力から直接魔力を供給されるため、継戦能力においてギルガメッシュを僅かに上回る場面があるからです。
第6位 エルキドゥ
神々がギルガメッシュを繋ぎ止めるために造り出した「神造兵器」です。彼は大地そのものから魔力を汲み上げ、自身の肉体をあらゆる形状へと変質させることができ、その出力はギルガメッシュの「王の財宝」をすべて相殺するほどです。
最大の宝具「人よ、神を繋ぎ止めよう(エヌマ・エリシュ)」は、星の力を束ねて放つ楔であり、神性を持つ相手に対しては絶対的な拘束力を誇ります。
第7位のギルガメッシュと比較した場合、エルキドゥの強みは「尽きることのない星のバックアップ」にあります。
ギルガメッシュが蔵のリソースに頼るのに対し、エルキドゥは大地がある限り無限に武器を生成し、傷を癒やすことができます。
両者が全力で激突した際、最後に立っているのは、個人の財を使い果たした王ではなく、星と一体化した兵器であるエルキドゥである可能性が高い……その僅かな差がこの順位を生みました。
しかし、これほどの神造兵器であっても、第5位の間桐桜(アンリマユ受肉状態)のような、聖杯そのものと化した「底なしの虚無」には、その魔力供給すらも飲み込まれてしまう恐れがあります。
エルキドゥの力は「星」に基づきますが、桜が宿す泥は「星そのものを汚染する毒」であり、相性において最悪の壁となるのです。
第5位 間桐桜(聖杯)
『Heaven’s Feel』ルートにおいて、聖杯の器として完成し、「この世全ての悪(アンリマユ)」を受肉させた状態の桜です。
彼女の周囲を漂う影は、触れたサーヴァントを即座に飲み込み、受肉した呪いの泥は、どれほど高潔な英霊であっても一瞬で反転(オルタ化)させるか、霊基そのものを分解してしまいます。
事実上、無限の魔力供給源となった彼女は、そこに立っているだけで世界を終わらせることができる「歩く終末」です。
第6位のエルキドゥと比較した場合、桜の「影」はエルキドゥの変幻自在な肉体すらも侵食し、その存在定義を書き換えてしまいます。
エルキドゥがどれほど大地から力を得ようとも、その大地そのものを泥で覆い尽くし、すべての魔力を自分のものとして吸収してしまう桜の物量と呪いには、正攻法では対抗できません。
神造兵器であっても、聖杯という「人間の悪意の結晶」には勝てないという皮肉な力関係です。
しかし、この絶望の象徴である桜であっても、第4位の衛宮士郎(投影・極限到達時)の、すべての因縁を断ち切る「最後の一撃」だけは届いてしまう可能性があります。
桜が「すべてを飲み込む海」なら、士郎は「海を割り、中心を射抜く一点の矢」であり、その献身と投影魔術の果てに見せた輝きは、聖杯の理屈さえも突き破る奇跡を体現しているからです。
第4位 衛宮士郎(アーチャー化の極致)
物語の主人公であり、自身の魔術回路を焼き切りながら、英霊アーチャーの左腕、あるいは自らの理想を極限まで投影させた状態の士郎です。
特に『Heaven’s Feel』の終盤で見せた、あらゆる宝具の真髄を瞬時に引き出し、神話の域に達した「射殺す百頭」を人間でありながら放つその瞬間の彼は、間違いなくサーヴァントを超越した存在です。
第5位の間桐桜と比較した場合、士郎の強みは「桜を救うためだけに特化された、因果を突き破る一撃」にあります。
桜がどれほど強力な防壁を泥で築こうとも、士郎の投影した「ルールブレイカー」や、黒いバーサーカーをも圧倒した剣技は、その闇を切り裂き、聖杯の核へと到達します。
理屈やステータスを無視して「絶対に届かせる」という意志の力こそが、彼をこの高順位に押し上げました。
しかし、そんな奇跡の体現者であっても、第3位のセイバー・オルタ(黒聖杯バックアップ時)のような、無限の魔力を持って最強の聖剣を連発してくる「暴君」の前には、防御すらままなりません。
士郎の一撃は文字通り「命と引き換え」ですが、オルタは「無限の命」を背負って戦っており、消耗戦になった時点で士郎の敗北は決定しています。
第3位 セイバー・オルタ
聖杯の泥に汚染され、一切の手加減と騎士道の矜持を捨て去ったアーサー王の姿です。
黒聖杯から供給される無限の魔力を背景に、本来は一撃で魔力を使い果たすはずの「約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)」を、まるで通常の剣振りのように連発することができます。
その圧倒的な破壊力の密度は、もはや戦いではなく「更地化」と呼ぶべきレベルであり、正面から彼女を止めることは不可能です。
第4位の衛宮士郎と比較した場合、オルタの強みは「火力の絶対的な持続性」です。
士郎が渾身の投影で防戦に回ろうとも、オルタが放つ漆黒の極光は、その盾を、剣を、そして士郎の肉体そのものを一瞬で塵に帰します。
奇跡を待つまでもなく、物理的な絶望で相手を塗りつぶすその戦闘スタイルは、聖杯戦争における一つの完成形と言えるでしょう。
しかし、この暴君であっても、第2位のアヴァロンを手にしたセイバー(完全体)の「絶対的な断絶」を破ることはできません。
オルタが放つ闇の極光も、アヴァロンが作り出す「五次元目の遮断」の前には、そよ風にすらならないのです。
自分自身を最強の力で攻撃しているようなものであり、オルタの攻撃力が高ければ高いほど、アヴァロンの守りの鉄壁さが際立つことになります。
第2位 セイバー(アヴァロン所持・完全体)
聖剣エクスカリバーだけでなく、失われた鞘「全て遠き理想郷(アヴァロン)」を取り戻し、マスターとのパスも完璧に繋がった状態のアルトリアです。
アヴァロンを発動させた彼女は、この世界のあらゆる物理干渉、さらには平行世界からの干渉さえも受け付けない「絶対不可侵」の領域に身を置きます。
この状態の彼女を傷つける手段は、既存の魔術や宝具の体系の中には存在せず、一方的に聖剣の最大火力を叩き込むことができるという、対戦ゲームであれば「修正必須」のチート性能を誇ります。
第3位のセイバー・オルタと比較した場合、この完全体セイバーは「負ける要素が皆無」であるという点で圧倒しています。
オルタがどれほど無限に黒い聖剣を撃ち込もうとも、アヴァロンの向こう側にいるセイバーには指一本触れることができません。
そしてオルタが息を切らした瞬間に、本物の「約束された勝利の剣」がその胸を貫く――これが最強の騎士王の真の姿です。
しかし、そんな「無敵」のセイバーを抑えて、第1位に君臨するのは、やはりあの男しかいません。
アヴァロンという「守りの究極」に対し、第1位の覚醒したギルガメッシュが放つ「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」の最大出力は、世界そのものの理(テクスチャ)を引き剥がし、アヴァロンが依存する「世界」そのものを終わらせる可能性を秘めているからです。
第1位 ギルガメッシュ(乖離剣エア・全開状態)
慢心を完全に捨て去り、王としての誇りと全霊を持って「乖離剣エア」を振るう、本気のギルガメッシュです。
エアが引き起こす空間断層は、単なる破壊ではなく「世界の再構築(開闢)」を伴うものであり、その出力は星そのものの寿命を削るほどの次元に達します。
あらゆる宝具の原典を状況に応じて使い分け、さらに「全知なる裁定者(シャ・ナクパ・イルム)」によって未来を見通す彼こそが、Fateという物語における、不動の最強キャラクターです。
第2位のセイバー(アヴァロン所持)と比較した場合、通常であればアヴァロンの防御を抜くことは不可能ですが、全開状態のギルガメッシュは「アヴァロンが守っている対象の世界」そのものを乖離剣によって崩壊させることができます。
セイバーが次元の隙間に逃げ込もうとも、ギルガメッシュはその隙間ごと宇宙を虚無へと回帰させる出力を持ち合わせています。
「無敵の盾」があっても、「盾を持っている足場」を消してしまえば勝負は決まる――その身も蓋もない「理」を押し通せるのが、唯一無二の王であるギルガメッシュなのです。
戦歴、設定、そして「原典」という概念。すべてにおいて他の追随を許さない、文字通りのトップ・オブ・ザ・トップとして、彼を第1位に選出しました。
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まとめ:最強を巡る物語は終わらない
さて、全30人のキャラクターを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
第30位のライダーから始まり、第1位のギルガメッシュに至るまで、どのキャラクターも一歩間違えれば順位が入れ替わるほどの熱い個性と能力を持っていました。
特に今回上位に食い込んできた『strange Fake』のメンバーや、聖杯そのものと化した桜などの存在は、Fateシリーズの「強さ」のインフレ……もとい、奥深さを改めて感じさせてくれましたね。
僕がこのランキングを作成していて一番感じたのは、Fateにおける「強さ」とは、単なる戦闘力だけでなく、そのキャラクターが背負っている「理想」や「執念」、そして「愛」によって左右されるということです。
今回第1位にしたギルガメッシュも、もし彼が「慢心」という人間味を捨てきれなければ、士郎のような「一歩及ばないはずの人間」に敗北することだってあります。
それこそが、私たちがこの作品にこれほどまでに惹きつけられる理由なのかもしれません。
この記事が、皆さんの「俺的最強ランキング」を考えるきっかけになれば、僕としてはこれ以上の喜びはありません。
聖杯戦争に終わりはありませんが、僕たちの議論もまた、尽きることがないでしょう。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
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