
『NARUTO -ナルト-』に登場する暁のメンバーの中でも、特に人気を集めるデイダラとサソリ。
「芸術コンビ」として知られる二人の間では、どちらがより強いのか、ファンの間で活発な議論が交わされてきました。
この記事では、デイダラとサソリの強さや能力を徹底的に比較し、それぞれの人気の理由にも迫ります。
デイダラとサソリとは?暁の芸術コンビ?
まずは『NARUTO -ナルト-』に出てくるデイダラとサソリがどのような人物なのか、その概要から見ていきましょう。
二人が作中でどのような立ち位置で描かれたのか、そして『NARUTO -ナルト-』という作品そのものについても、改めておさらいします。
デイダラのプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 19歳 |
| 誕生日 | 5月5日 |
| 血液型 | AB型 |
| 身長 | 166cm |
| 性格 | プライドが高い、好戦的 |
| 好きな食べ物 | おでんのばくだん |
| 嫌いな食べ物 | 混ぜご飯 |
デイダラは、犯罪組織「暁」に所属する岩隠れの抜け忍です。
青い瞳と長い金髪が特徴的で、髪で隠した左目には特殊なスコープを装着しています。
右手の人差し指には「青」の指輪をつけているのもポイントです。
「芸術は爆発だ」という独自の信念を持ち、その芸術を極めるために暁へ入団したほどのこだわりを見せていました。
口癖は語尾に必ずつく「うん」で、これがデイダラの愛らしい一面を際立たせています。
サソリのプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 誕生日 | 11月8日 |
| 血液型 | AB型 |
| 身長 | 164.1cm |
| 性格 | 用心深い、個人主義、せっかち |
| 好物嫌物 | 食べ物は必要ない |
| 好きな言葉 | 永久の美 |
| 趣味 | コレクション(傀儡)の改造 |
サソリも暁に所属する砂隠れの抜け忍です。
砂隠れの里にいた頃は、自身の作り出す傀儡を赤い血で染めていたことから、「赤砂のサソリ」の異名で恐れられていました。
せっかちな性格で、人を待つことや待たせることを極端に嫌います。
発言も常に上から目線で、冷徹な印象を与えることが多かったです。
デイダラと同じく芸術へのこだわりが強く、「永く後々まで残ってゆく永久の美」を追い求めていました。
デイダラとサソリは仲良しな暁の芸術コンビ?
デイダラとサソリの2人は同じ暁のメンバーであると同時に、ツーマンセル(二人一組)のコンビでもありました。
互いに芸術に強いこだわりを持つことから、「芸術コンビ」と呼ばれることもあります。
デイダラは「一瞬の爆発」を芸術とし、サソリは「永遠に続く美」を追求するなど、彼らの芸術理念はまるで正反対です。
しかし、作中では二人の関係性が悪い様子はなく、むしろ仲が良いように描かれていました。
お互いの芸術は理解できなくとも、戦い方や行動パターンを熟知しているところに、多くのファンが魅力を感じたのかもしれません。
『NARUTO -ナルト-』の概要
『NARUTO -ナルト-』は、岸本斉史によって連載された大人気漫画作品です。
1999年から2014年にかけて『週刊少年ジャンプ』に掲載され、全700話に及ぶ壮大な物語が描かれました。
忍の世界を舞台に、忍術や体術を駆使した迫力あるバトル表現と、個性豊かなキャラクターたちが大きな話題を呼びました。
国内だけで累計発行部数は1億5300万部、全世界では2億5000万部を突破するほどのメガヒットを記録しています。
『NARUTO -ナルト-』のあらすじ
物語は、忍五大国の一つである火の国の木ノ葉隠れの里に住むうずまきナルトを中心に展開します。
一人前の忍者「火影」を目指すナルトは、アカデミーに通う落ちこぼれでした。
イタズラ好きで問題児扱いされていましたが、とある事件でうみのイルカに助けられたことで、初めて実力が認められ下忍の第七班に配属されます。
そこでうちはサスケや春野サクラとの出会いがあり、仲間たちと共に数々の試練を乗り越え、成長していくナルトの物語が始まるのでした。
ナルトの諦めない「ド根性」と仲間との「絆」は、日本だけでなく世界中のファンを熱狂させました。
デイダラとサソリはどっちが強い?能力を比較
ここからはデイダラとサソリ、どちらがより強いのかについて、二人の能力を比較しながら考察していきます。
二人は本来ならば常に行動を共にする仲間ですが、もしも戦うことになったらどちらが勝利するのか、多くのファンがこの疑問を抱いています。
原作や設定集から、それぞれの強みや弱みを分析し、その疑問に迫りましょう。
デイダラの能力や強さ
デイダラは、両手のひらにある口から作り出す「起爆粘土」を利用して爆発物を生み出すことができます。
粘土にチャクラを混ぜることで、C1からC4までの様々な爆発物を生成でき、威力や種類、量などを自在に調整できるのが強みです。
特にC4は最大級の威力で、都市一つを吹き飛ばすことも可能なほどの破壊力を持つと言われています。
『NARUTO -ナルト-』の世界においては、トップクラスの破壊力を誇るキャラクターの一人と言えるでしょう。
サソリの能力や強さ
サソリは、傀儡師として類稀なる腕前を持つ天才です。
戦闘時には、人型の傀儡「ヒルコ」の内部に身を隠し、ヒルコを操って主に毒物を用いた攻撃を行います。
さらに、里抜けからしばらく経った頃には、当時最強と謳われた三代目風影を殺害し、その死体を「人傀儡」に改造して戦闘に利用していました。
生前の能力を再現できる人傀儡を操ることで、サソリは単なる傀儡師の域を超えた戦いを見せています。
デイダラとサソリはどっちが強い?
実績だけで見れば、三代目風影を殺害したサソリの方が強いと考える人もいるかもしれません。
しかし、正確な強さを比較するためには、二人の特性や弱点などを詳細に分析する必要があるでしょう。
ここでは、デイダラとサソリ、どちらが強いのかについて、以下の4つの考察をまとめました。
考察①デイダラは空を飛ぶ事ができる
デイダラが持つ飛行能力は、シンプルながらサソリにとって致命的な強みと言えます。
サソリは主に毒物で敵を追い詰める戦闘スタイルですが、デイダラの飛行能力は非常に高く、サソリが操るヒルコでは空中にいるデイダラに攻撃を届かせるのが困難です。
そのため、サソリはヒルコを使って毒物で追い詰めるというセオリー通りの戦い方をすることが難しくなります。
考察②サソリの弱点
『NARUTO -ナルト-』作中で、デイダラはサソリが敗北した際に「弱点丸出しのあの造形は自信過剰なんだよ」という発言を残しています。
実はサソリは、自身の肉体をも人傀儡に改造しているという秘密を持っていました。
デイダラはその秘密を知っていたため、サソリの唯一の弱点である心臓が丸出しになっていることも理解していたのです。
この知識が、もし二人が戦えばデイダラにとって有利に働く可能性がありました。
考察③デイダラは人傀儡三代目風影を倒せる?
サソリがヒルコを使わなかった場合、切り札として三代目風影の人傀儡を使用するでしょう。
この傀儡は砂鉄を自在に操れるだけでなく、砂鉄の中に毒を混ぜることができ、触れるだけで危険な存在です。
作中でサクラとチヨバアが戦った際には解毒剤を用意することで対応しましたが、医療忍者ではないデイダラが同様の対策を取ることは難しいです。
三代目風影の能力は、デイダラにとって大きな脅威となるでしょう。
考察④デイダラのC4
デイダラの「C4カルラ」は、彼の奥の手とも呼べる大技です。
目に見えないほどの小型起爆粘土を放出し、それを吸い込んだ生物を細胞レベルまで分解するという強烈な技ですが、サソリは自分自身を人傀儡に改造しているため、空気を吸う必要がなく、この技を無効化できてしまいます。
その上、サソリは「赤秘技・百機の操演」という大規模な傀儡術を持っているので、もしこの技を使用されれば、デイダラに勝ち目はほとんど残されていないと考えられます。
デイダラの最後や人気の理由
ここからは、デイダラの最期や人気の理由についてまとめていきます。
『NARUTO -ナルト-』では度々人気キャラクター投票が行われますが、デイダラは主人公であるうずまきナルトを抑えて3位になったことがあるほどです。
それほどまでに人気のあるキャラクターになった理由について、ここで詳しく見ていきましょう。
デイダラの最後は死亡した?
サソリを殺害した大蛇丸を恨んでいたデイダラでしたが、うちはサスケが大蛇丸を先に倒すと、デイダラの狙いはサスケに移ります。
サスケに戦いを仕掛け、当初はデイダラが優位に立ち追い詰めていましたが、サスケの時空間忍術によって爆発が避けられると状況は一変します。
打つ手がなくなったデイダラは、最後の手段としてサスケを巻き込んだ自爆を試みようとしました。
しかし、それも失敗に終わり、デイダラだけが死亡するという虚しい最期を迎えるのでした。
デイダラが感情的な理由
デイダラは普段から感情に従って動くような性格をしていました。
自身の芸術を披露するために爆発テロを起こしたり、過去に殴られた恨みでナルトを執拗に狙ったりしたこともあります。
サソリが大蛇丸に殺されてしまった時も怒りを隠しきれず、大蛇丸をサスケが討ち取った時も、すぐに標的をサスケに変えてしまうほどでした。
このように、デイダラは非常に正直で分かりやすい人物であり、その感情豊かな一面が読者に受け入れられた理由の一つと言えるでしょう。
デイダラの人気の理由
デイダラは主要キャラクターではなく、その活躍が事細かに描かれたキャラクターではありませんでした。
それでも人気投票3位になったのはまさしく異例です。
当時の投票結果と共に寄せられていた意見をまとめてみると、「口癖のうんが可愛い」、「容姿も抜群でスタイリッシュ」、「愛らしくて好き」といった内容が多く見受けられました。
デイダラは、そのクールな見た目とは裏腹に可愛らしさも持ち合わせたキャラクターだったため、多くのファンから愛されたのだと考えられます。
デイダラとサソリの声優
ここからは、アニメ版『NARUTO -ナルト-』でデイダラとサソリの声を担当したそれぞれの声優についてまとめていきます。
暁の芸術コンビと呼ばれ、ファンからも人気が高かった二人を演じた声優はどんな人だったのでしょうか?
詳しい内容をプロフィールなどから見ていきましょう。
デイダラの声優は「川本克彦」
アニメ版『NARUTO -ナルト-』でデイダラの声を担当した声優は、川本克彦さんです。
川本克彦はアニメ作品よりも洋画の吹き替えに出演することが多く、舞台俳優としても目覚ましい活躍を見せる多才な声優です。
川本克彦のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 芸名 | 川本克彦 |
| 本名 | 森克彦 |
| 出身地 | 愛媛県 |
| 生年月日 | 1966年2月11日 |
| 血液型 | B型 |
| 身長 | 175cm |
| 所属事務所 | テアトル・エコー |
| 趣味・特技 | ウエイトトレーニング、空手、愛猫家 |
川本克彦は1993年から俳優活動を開始し、2000年より『金田一少年の事件簿』の金田昌平役で声優デビューを果たしました。
趣味はウエイトトレーニングで、空手の経験もあります。
また、愛猫家としても知られています。
川本克彦の主な出演作品
テレビアニメ作品では『無限戦記ポトリス』のドラゴンブルーを主演で演じました。
洋画の吹き替えでは、担当俳優が非常に多く、『カンフー・カルト・マスター魔教教主』のジェット・リーや、『スター・ウォーズシリーズ』のハックス将軍などを担当しています。
サソリの声優は「櫻井孝宏」
アニメ版『NARUTO -ナルト-』でサソリの声を担当した声優は、櫻井孝宏さんです。
櫻井孝宏は現代を代表する人気声優の一人であり、数えきれないほどのキャラクターを演じてきた実績と実力を持つベテラン声優です。
その知名度は世界的にも知られており、第6回声優アワードでは海外ファン賞を受賞したこともあります。
櫻井孝宏のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出身地 | 愛知県 |
| 生年月日 | 1974年6月13日 |
| 血液型 | A型 |
| 身長 | 177cm |
| 所属事務所 | インテンション |
櫻井孝宏は幼少期の頃に偶然視聴した声優へのインタビュー番組に衝撃を受け、それが声優になるきっかけになったと語っています。
1996年にデビューし、『爆走兄弟レッツ&ゴー‼』のモブキャラクターとして初出演を果たしました。
櫻井孝宏の主な出演作品
代表作は『コードギアス反逆のルルーシュ』の枢木スザクや『鬼滅の刃』の冨岡義勇などが挙げられます。
その他にも、『D.Gray-man』の神田ユウや『おそ松さん』の松野おそ松、『ファイナルファンタジー7』のクラウド・ストライフなど、数々の作品で主要なキャラクターを演じています。
デイダラとサソリに対する世間での評判や人気
これまでデイダラとサソリの強さや能力、人気の理由などについてまとめてきました。
爆発や傀儡を操る独自の忍術を持つ二人ですが、実際にネット上に寄せられている感想や印象はどのようなものになっているのでしょうか?
ここでは、デイダラとサソリに対する世間の評判や人気についてまとめていきます。
「やっぱりミフネとセットでしょ!」という声多数
デイダラとサソリに対するファンの印象は、大まかに見ると「二人セットで好き」という意見が非常に多かったです。
二人のコンビは、言葉が直接的ではなくとも、お互いの仲の良さが伺えました。
互いの芸術理念は理解し合えずとも、戦い方や行動パターンを深く理解し合っていることに、多くのファンが尊さを感じていたようです。
「影が薄い?」「印象に残りにくい?」という厳しい意見も
一方で、デイダラとサソリの存在に対して、あまりしっくり来ていないファンも少なからず存在しました。
デイダラが初めて登場した時はひねくれた忍として描かれ、過去編でもデイダラ単体で詳しく描かれたわけではないため、一部のファンの間では「影が薄い人物」として映っていたようです。
「強さはあったのに…」評価が難しいポジション?
デイダラは実力だけで見ればかなり際立ったものを持っていましたが、彼を「強い忍」だと感じているファンはあまり多くないようでした。
木ノ葉の伝説の三忍や他の強大な忍に対して立ち位置がはっきりしておらず、主人公ナルトたちとの絡みもほとんどなかったため、印象に残っている読者が少ないのかもしれません。
良くも悪くも「時代に翻弄された」キャラクターだったと言えるかもしれませんね。
結論:デイダラよりもサソリの方が強い?
デイダラとサソリのどちらが強いかという問題について、能力の面や二人が残してきた逸話などから考察するに、サソリの方が強いという結論に至りました。
サソリは、デイダラの切り札であるC4カルラを無効化できる特性を持ち、さらに「赤秘技・百機の操演」といった大規模な傀儡術を操れるからです。
しかし、二人の間に明確な実力差があるわけではなく、戦う場所や時間、そしてその状況に至るまでの経緯によっては、違う結果になり得る可能性も十分に考えられます。
どちらが強いのかという考察について興味が湧いた方は、ぜひ原作を読み返し、自分なりの見解を考えてみるのも面白いでしょう。
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