【チェンソーマン】マキマの心を揺さぶる名言集!冷酷さの裏に隠された願いとは?

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【チェンソーマン】マキマの心を揺さぶる名言集!冷酷さの裏に隠された願いとは?

 

『チェンソーマン』第一部において、主人公デンジの運命を大きく左右した最重要人物、それが公安対魔特異4課のリーダー、マキマです。

謎めいた言動と底知れない力で、常に物語の中心にいた彼女は、読者の心に深く刺さる数々の名言を残してきました。

時に優しく、時に冷酷に、そして圧倒的な存在感でデンジたちを翻弄したマキマ。

彼女の言葉の裏には、一体どのような思惑や感情が隠されていたのでしょうか?

この記事では、マキマの印象的な名言や名シーンを振り返りながら、彼女の人物像や真の目的について深く掘り下げていきます。

※この記事には『チェンソーマン』第一部の重要なネタバレが含まれています。未読の方はご注意ください。

 

マキマという存在:美しき支配者の素顔

まずは、マキマがどのような人物だったのか、そのプロフィールと作中での立ち位置を確認しましょう。

 

マキマ プロフィール

所属公安対魔特異4課長、内閣官房長官直属デビルハンター
特徴ピンクの長い髪、容姿端麗
性格常に冷静沈着、謎が多い
興味対象チェンソーの悪魔と一体化したデンジ

マキマは、公安対魔特異4課を束ねる美しき女性デビルハンターです。

その端麗な容姿とは裏腹に、強大な悪魔を前にしても一切動じない冷静さ、そして底知れない力を持ち合わせていました。

デンジを自身の監視下に置き、公私にわたって彼の生活に深く関与する一方で、その出自や内面には多くの謎を抱えていました。

デンジや早川アキは彼女に惹かれましたが、姫野や岸辺からは警戒されるなど、その評価は大きく分かれる人物でした。

 

『チェンソーマン』という作品

藤本タツキが「週刊少年ジャンプ」で2019年から2021年まで連載した『チェンソーマン』第一部「公安編」は、2022年から「少年ジャンプ+」で連載が始まった第二部「学園編」へと続いています。

コミックス累計2600万部を超える大ヒットを記録し、2022年にはテレビアニメも放送され、国内外で大きな話題を呼びました。

グロテスクな悪魔のデザイン、過激でスピーディーな戦闘描写、そして予測不能なストーリー展開が、多くのファンを惹きつけています。

 

作品のあらすじ

主人公は、亡き父の借金を返すため、愛犬でありチェンソーの悪魔であるポチタと共にデビルハンターとして生計を立てていた少年デンジです。

しかし、ヤクザに裏切られゾンビの悪魔に殺されてしまいますが、ポチタが自らの心臓となってデンジと一体化したことで、「チェンソーの悪魔」として復活を遂げます。

そこに現れたのが公安のデビルハンター、マキマでした。

デンジの特異な能力に興味を示したマキマは、彼を公安に引き入れ、早川アキや血の魔人パワーとの共同生活と、壮絶な悪魔との戦いが始まります。

 

マキマの記憶に残る名言・名セリフと、その背景にある真意

マキマは、その謎めいた人物像を象徴するかのように、数々の印象的な言葉を残しています。彼女のセリフとそれが発せられたシーンから、その思惑を紐解いていきましょう。

 

「キミの選択肢は二つ…悪魔として私に殺されるか 人として私に飼われるか」

これは、マキマがデンジと初めて出会った記念すべき第一話でのセリフです。

ゾンビの悪魔を倒し、チェンソーの悪魔として蘇ったデンジに対し、マキマは驚くほど冷静に、そして有無を言わさぬ口調でこの言葉を突きつけます。

「殺される」「飼う」といった単語は、その洗練された容姿からは想像できないほど強烈で、マキマの持つ支配的な一面と、彼女の恐ろしさを読者に強く印象付けました。

まさに、マキマというキャラクターの本質が垣間見えた初登場シーンと言えるでしょう。

 

「デンジ君の目が見えなくなっても 私の噛む力で私だってわかるくらいに覚えて」

第12話、デンジが長年の夢であった「女性の胸を揉む」という目的を果たしたものの、思ったほどの感動がなく呆然としていた時に、マキマがかけた言葉です。

デンジの指を優しく噛みながら語りかけるこのセリフは、マキマの妖艶さと、デンジの心を掴む巧みさを示しています。

彼女がデンジに対して見せる特別な態度の一端が感じ取れるシーンであり、多くの読者がマキマの魅力に引き込まれたのではないでしょうか。

 

「すいません生もう一つ、あと・・・グラス片づけてもらっていいですか?」

飲み会の席での一幕、第3巻第21話に登場するセリフです。

デンジに興味を持つマキマの真意を探ろうとするアキに対し、マキマは「私より酒が飲めたら教える」と挑発します。

結果、アキは酔いつぶれてしまいますが、マキマは一切酔った様子を見せず、冷静にビールを追加注文します。

このシーンで、常に冷静沈着なマキマが実はとんでもない酒豪であることが判明し、読者を驚かせました。

彼女の意外な一面が垣間見え、その底知れなさを一層際立たせた場面です。

 

「とりあえずファースト間接キスはチュッパチャップスのコーラ味だね」

先の飲み会の後、第3巻第22話でのセリフです。

姫野に嘔吐され、ファーストキスがゲロになってしまったと落ち込むデンジに対し、マキマは自分が食べていたキャンディを差し出し、思わせぶりな言葉でデンジを慰めます。

この言葉は、デンジの心を操るマキマの巧妙さを示すと同時に、彼女がデンジに対して特別な関心を抱いていることを暗示するものでした。

 

「必要な悪というのは常に国家が首輪をつけて支配しているものです」

第4巻第33話、銃の悪魔と契約した人間を突き止めるため、ヤクザのアジトに単身乗り込んだマキマが放った恐ろしい一言です。

自分たちを「必要悪」と豪語し、情報を渡そうとしないヤクザに対し、マキマは彼らの家族の目をくり抜いた写真を見せつけ、このセリフを言い放ちます。

何人ものヤクザを前にしても微動だにしないマキマの豪胆さと、国家の代行者としての冷酷な側面が鮮明に描かれた、非常に印象的なシーンでした。

 

「私も十本に一本くらいしか面白い映画には出会えないよ でもその一本に人生を変えられた事があるんだ」

第5巻第39話、デンジとの映画デートでのセリフです。

憧れのマキマとのデートで、夜中まで何本もの映画をハシゴして見た二人でしたが、デンジはあまりピンとくるものがなかった様子。

そんなデンジに対し、マキマがこの言葉を伝えます。

マキマの人生を変えたという「その一本」の映画が何だったのかは明かされませんが、彼女の人格形成に映画が何らかの影響を与えたことが示唆されており、読者の間で想像力を掻き立てました。

 

「私も田舎のネズミが好き」

第6巻第52話、爆弾の悪魔レゼを追い詰める路地裏でのセリフです。

イソップ寓話の「都会のネズミと田舎のネズミ」の物語を引用しながら、デンジを仕留め損ない逃走しようとするレゼにこの言葉を投げかけます。

しかし、彼女の「田舎のネズミが好き」とは、田舎の畑にいるネズミを犬で駆除する話へと繋がり、冷酷にレゼを殺害するという結末を迎えます。

マキマの言葉の裏に隠された真意と、その容赦ない行動が彼女の恐ろしさを際立たせた場面です。

 

「死体が喋っている」

デンジを狙う刺客たちとの戦いが一段落し、降伏するクァンシに対し、マキマが言い放った残酷なセリフです。

彼女は慈悲もなくクァンシの首を跳ね飛ばし、この冷たい言葉を投げかけます。

マキマの容赦ない冷酷さが凝縮された名言として、SNS上でもファンアートやコスプレの題材になるほど印象深いシーンでした。

 

「これは命令です 契約するといいなさい」

第9巻第74話、銃の悪魔との戦いを前に、デンジとパワーを死なせたくない一心で力を求める早川アキに対し、マキマが本性を現して発したセリフです。

アキは銃の悪魔を討伐するために全てを捧げてきましたが、デンジやパワーとの共同生活で情が移り、彼らを失いたくないと願うようになります。

そんなアキの弱みにつけ込むかのように、マキマは「支配の悪魔」としての能力を発揮し、アキを完全に支配下に置きました。

マキマの真の力が明かされ、読者に衝撃を与えた重要なシーンの一つです。

 

「私はチェンソーマンを使ってより良い世界を作りたいのです」

第10巻第84話、岸辺との会話の中で、ついにマキマが自らの真の目的を明らかにするセリフです。

彼女の目的は、この世に存在する不幸な概念(例えば「死」や「戦争」といった言葉に紐づいた悪魔)をチェンソーマンに食べさせることで、その悪魔に関する記憶ごと人々の意識から消し去り、より良い世界を創造することでした。

このセリフは、マキマの行動原理と、彼女が抱く壮大な理想を明確に示しています。

彼女の行動は冷酷に見えても、その根底には「より良い世界」を願う、ある種の純粋な思想があったと考える読者も少なくありません。

 

マキマの正体と、その衝撃的な最期

謎に包まれていたマキマの正体と、不死身に近かった彼女がどのようにして最期を迎えたのかを解説します。

 

マキマの正体は「支配の悪魔」

マキマの正体は、「支配の悪魔」でした。

この事実は、銃の悪魔を巡る展開の中で、アメリカ大統領の発言によって読者に明かされます。

「支配」という概念を司る悪魔であるため、マキマは他者を意のままに操る能力を持っており、これが彼女の言動や行動の根源となっていました。

彼女の目的は、チェンソーマンの能力を利用して、世の中の不幸な概念を消し去り、自身の理想とする世界を創造することにありました。

 

圧倒的な能力と「不死身」の秘密

マキマの能力は多岐にわたり、遠隔で相手を圧死させる、小動物を媒介に盗聴する、そして他者を支配・操作するなど、その強さは桁外れでした。

また、彼女が何度致命傷を負ってもすぐに復活できたのは、内閣総理大臣との契約によって、マキマの死が他の日本国民の死に置き換えられるという恐ろしい仕組みがあったためです。

これにより、彼女は事実上「不死身」に近い存在となっていました。

京都での襲撃時も、囚人を使って東京にいた敵を始末するなど、その能力は文字通り「離れ業」であり、読者に強いインパクトを与えました。

 

マキマの死亡理由:デンジの「愛」がもたらした結末

不死身に近かったマキマですが、最終的にはデンジによってその最期を迎えることになります。

自らの目的を明かし、暴走するマキマを止めるため、デンジはポチタの心臓の力と、彼女への「愛」を利用した奇策を案じます。

マキマが復活しないよう、デンジが考え出した方法は、彼女の体を全て食べ尽くすという衝撃的なものでした。

岸辺も半信半疑でしたが、マキマが復活する気配はなく、彼女は完全に死亡しました。

この結末は、マキマが支配を望んだ「愛」によって、皮肉にも彼女自身が消滅するという、示唆に富んだ展開だったと言えるでしょう。

 

マキマを演じた声優:楠木ともり

アニメ版『チェンソーマン』でマキマの声を担当したのは、声優でありシンガーソングライターの楠木ともりです。

 

楠木ともり プロフィール

名前楠木ともり
誕生日12月22日
所属ソニー・ミュージックアーティスツ
特技絵を描くこと、トランペット

楠木ともりは、2017年の声優デビュー以来、新人ながら数多くのアニメ作品に出演し、人気を博しています。

養成所に通わずオーディションで抜擢されてデビューしたという異色の経歴を持ち、歌手としても目覚ましい活躍を見せています。

楠木自身も『チェンソーマン』のファンであり、特にマキマを気に入っていたとのことで、マキマ役に選ばれたことを非常に喜んだそうです。

彼女の透き通った声は、マキマの優しいセリフから冷酷なシーンまで、その多面的な魅力を表現する上で大きな役割を果たしました。

 

主な出演作品

楠木ともりの主な出演作品には、『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』のレン、『遊☆戯☆王SEVENS』の霧島ロミン、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の優木せつ菜、『先輩がうざい後輩の話』の五十嵐双葉などがあります。

 

まとめ:マキマが残した強烈なインパクト

『チェンソーマン』第一部において、マキマは物語の核となる存在として、読者に計り知れないインパクトを残しました。

その冷静沈着さ、圧倒的な力、そして謎めいた言葉の数々は、彼女のキャラクター性を深く印象付け、多くのファンを惹きつけました。

目的のためには手段を選ばない冷酷な一面と、デンジに見せる人間的な感情の揺らぎが同居する複雑な人物像は、読者の間で様々な考察を生み出し続けています。

マキマの言葉は、単なるセリフ以上の意味を持ち、作品のテーマ性や世界観を深く理解するための鍵となっています。

彼女の存在なくして『チェンソーマン』第一部は語れないと言っても過言ではないでしょう。

 

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