【キングダム】秦の始皇帝は残虐な暴君?漫画の政と史実を徹底比較!知られざる共通点と違いに迫る

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【キングダム】秦の始皇帝は残虐な暴君?漫画の政と史実を徹底比較!知られざる共通点と違いに迫る

 

古代中国の戦国時代を描いた大人気漫画『キングダム』。

歴史の教科書にも登場する実在の人物が数多く登場する本作の主人公の一人、嬴政(えいせい)は、後に中国史上初の皇帝となる秦の始皇帝です。

史実では「焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)」に代表される残虐な政策で知られる秦の始皇帝ですが、『キングダム』で描かれる政は、そのイメージとは異なる部分も少なくありません。

この記事では、史実における秦の始皇帝がどのような人物だったのかをご紹介し、『キングダム』での政との共通点や相違点を比較しながら、その深層に迫っていきます。

読者の皆さんが抱く「史実と漫画、どこまで違うの?」という疑問に、独自の視点でお答えします。

 

  1. 『キングダム』の嬴政のモデルは「秦の始皇帝」
    1. 中国史上初の統一国家を築いた「秦の始皇帝」
    2. 『キングダム』作品情報とメディア展開
    3. 『キングダム』の概要とあらすじ
  2. 『キングダム』の嬴政のプロフィールと歴史上の秦の始皇帝
    1. 嬴政のプロフィール:苦難の幼少期と覚醒
    2. 漫画の政は秦の始皇帝の幼少期がモデル
  3. 『キングダム』の政と史実の秦の始皇帝を比較!性格や容姿は?
    1. 史実①:従わないものを処分する非道な行い「焚書坑儒」
    2. 史実②:自己顕示欲が強い「始皇帝」の称号
    3. 史実③:不老不死を求める始皇帝の執着
    4. 史実④:冷酷無比になった理由と「怖かった」という証言
    5. 史実⑤:容姿はイケメンだった?残された記録から考察
  4. 『キングダム』の政と史実の秦の始皇帝を徹底比較!共通点と違い
    1. 性格①:平和を重んじる政と私利私欲の始皇帝
    2. 性格②:法による統治を志す政と自己顕示のための始皇帝
    3. 『キングダム』嬴政と史実の秦の始皇帝の共通点
  5. 『キングダム』秦の始皇帝(嬴政)の実写版キャスト
    1. 吉沢亮のプロフィールと演技への評価
    2. 吉沢亮の主な出演作品
  6. 『キングダム』の秦の始皇帝に関する読者の感想と評価
    1. 「ビジネス書としても良書」という評価と秦の滅亡
    2. 吉沢亮の一人二役への絶賛の声
    3. 「人間を信じる政」と「人間を信じない始皇帝」の対比
    4. 偉大なるリーダーとしての評価
  7. 『キングダム』の秦の始皇帝まとめ:歴史と創作の融合
    1. キングダムをさらに楽しむならこちらもチェック!

『キングダム』の嬴政のモデルは「秦の始皇帝」

大人気漫画『キングダム』には、主人公の李信をはじめ、実在したモデルがいることで知られています。

作者の原泰久も公言しており、ファンたちの間では史実との検証も楽しまれていますね。

『キングダム』のもう一人の主人公が嬴政です。

嬴政は李信と共に、五百年続く春秋戦国時代を終わらせ、中国初の統一国家成立のために奮闘します。

 

中国史上初の統一国家を築いた「秦の始皇帝」

殷や周といった古代王朝は存在した中国ですが、中国全土を一国が統治したことはありませんでした。

数多あった王朝を吸収合併し、中国初の中央集権国家(法治国家)を作り上げたのが「秦」という国の嬴政と呼ばれた王です。

国家成立後、多くの王朝に王が存在したことから、自分が唯一の存在であると示すために「秦の始皇帝」と名乗ります。

つまり、『キングダム』の政のモデルは、まさにこの秦の始皇帝なのです。

 

『キングダム』作品情報とメディア展開

『キングダム』は佐賀県出身の漫画家、原泰久の作品です。

集英社の『週刊ヤングジャンプ』に現在も連載中の長寿漫画の一つとして数えられています。

朝日新聞社が主催し、内容が優れた漫画に贈られる「手塚治虫文化賞」を2013年に受賞しています。

原作コミック版『キングダム』は2020年9月現在で既刊59巻、累計発売部数は6800万部を突破する大人気漫画となりました。

2008年、集英社のサイト内にある、漫画を声優が読み上げる「VOMIC」で、『キングダム』が全8話で放送されました。

続いて2010年にはPSP用3Dバトルアクションゲーム『キングダム・一騎闘千の剣』が発売されています。

2012年からアニメ版『キングダム』の第1シリーズが、2014年には第2シリーズが、2020年には第3シリーズが放映されました。

2019年には人気俳優の山崎賢人が主演の劇場映画実写版『キングダム』も公開され、その壮大な世界観が幅広い層に支持されています。

 

『キングダム』の概要とあらすじ

『キングダム』は紀元前の中国を舞台とした「時代劇漫画」「伝奇漫画」に分類されます。

史実を元にしているために学習漫画のひとつとしても評価され、それ故に「手塚治虫文化賞」なども受賞した作品です。

作者の原泰久は『SLAM DUNK』や『バガボンド』で有名な漫画家の井上雄彦のアシスタント経験があり、師と仰いでいます。

原泰久は、『キングダム』は会社員時代の経験を元にしたとインタビューで語っています。

『キングダム』は原泰久の得意な中国時代物ではありますが、ストーリーの構成などは史実を元にするだけでなく、原泰久が会社員時代に経験した役割分担やチームワークなどの経験が強く影響されていると語っています。

このように『キングダム』は、壮大なスケールの史実を元に、原泰久の経験を織り込んだ物語と考えることができます。

物語は、戦争孤児であった「信」と「漂」が、将軍になることを夢見るところから始まります。

漂が秦の王である嬴政に瓜二つであったことから、物語は動き始めます。

戦争の犠牲になった信の幼なじみである漂の言葉を胸に、信は嬴政に初めは反発しながらも、次第に二人は強い絆で結ばれていきます。

中国全土の統一国家を作るということだけでなく、長く戦乱が続いた中国を平和な法治国家とするために、二人は奔走していくのです。

 

『キングダム』の嬴政のプロフィールと歴史上の秦の始皇帝

『キングダム』の主人公の一人が嬴政という名の少年ですが、史実にも嬴政または趙政と呼ばれた人物がいます。

その名前だけでは『キングダム』の主人公の嬴政だとしか分かりませんが、実は史実上の嬴政は、後に「秦の始皇帝」と名乗る人物なのです。

中国で初めての全国統一国家を作った「秦の始皇帝」は、世界史を学んだ人であれば必ず知っている重要人物と言えるでしょう。

 

嬴政のプロフィール:苦難の幼少期と覚醒

嬴政は、古代中国の王朝の一つであった「秦」の第三十一代君主でした。

嬴政は史実でもわずか12歳で秦国の王となっており、このことは『キングダム』でも史実に基づいて描かれています。

嬴政は幼少時代には人質として隣国の趙で軟禁されていました。

冷遇されたこの経験が、嬴政を感情が表に出ない、人を信じない性格を作り上げる元となりました。

軟禁されていた趙から祖国の秦に帰国するとき、秦まで嬴政を送り届ける仕事を請け負ったのが闇の行商人である紫夏(しか)という女性です。

紫夏は嬴政が自分の境遇と似ていることに同情し、秦までの道中で嬴政の人を信じる気持ちを取り戻してくれました。

嬴政は、その後、昌文君や信のことは信頼するようになり、賢者としても武芸にも才能を発揮していきます。

『キングダム』では、紫夏との出会いが、彼の人間性形成に大きな影響を与えたと描かれており、多くの読者の心を掴んだエピソードと言えるでしょう。

 

漫画の政は秦の始皇帝の幼少期がモデル

『キングダム』の主人公の李信も史実上の人物となっていますが、史実上の李信には謎の部分が多く、例えば生没についての記録は分かっていません。

信と比較すると嬴政、つまり秦の始皇帝については中国の歴史に名を残している人物なので、多くの記録が残っています。

『キングダム』のストーリーと史実を比較してみると、嬴政は秦の始皇帝の幼少期から青年期をモデルにしていることは、間違いなさそうです。

この時代の始皇帝に関する詳細な記録が少ないからこそ、漫画として想像を膨らませる余地があった、という見方もできます。

 

『キングダム』の政と史実の秦の始皇帝を比較!性格や容姿は?

『キングダム』が史実を元にしている漫画だとしても、『キングダム』は集英社『まんが版世界の歴史』とは違います。

例えば『キングダム』の主人公である「信」は戦争孤児ですが、史実での信は、どうやら裕福な家庭に育った可能性があります。

もともと原作者の原泰久は「記録の少ない春秋戦国時代の中国であれば、漫画にしやすいのではないか」というところから『キングダム』を書き始めたとインタビューで語っています。

原泰久は「歴史的出来事や記録として残っていることを捻じ曲げるようなことはせず、その間にある、触れられていない部分を膨らませたい」と、インタビューなどで語っています。

歴史学者であれば「歴史にifは使わない」とも言われますが、漫画であるからこそ、ifを楽しめるというわけです。

では、嬴政と秦の始皇帝との性格や容姿を比較してみると、その違いはどのくらいあるのでしょうか?

 

史実①:従わないものを処分する非道な行い「焚書坑儒」

『キングダム』での嬴政は、賢人として描かれています。

冷静な判断ができる、精神的に大人である嬴政は、リーダーシップを存分に発揮しています。

発想が大胆であり、しかも柔軟な対応ができる心の広い人物として、『キングダム』では嬴政が描かれています。

これに対して、秦の始皇帝を語るとき、実際に秦の始皇帝が行った偉業といわれるものの一つに、焚書坑儒というものを挙げることがあります。

改革を推進する秦の始皇帝に対して、昔のやり方に戻した方が良いと意見する学者や大臣がいました。

秦の始皇帝は韓非が著した『韓非子』における臨機応変的な法治国家論を特に好んでいたため、伝統を重んじる儒学者たちとの対立は避けられませんでした。

結果、秦の始皇帝に反発する書物は焼き払われ、文字は刷新され、意見する人物は生き埋めにされました。

これが、歴史に残っている秦の始皇帝が行ったとされる焚書坑儒です。

『キングダム』の政の描写とは大きく異なる、史実の始皇帝の冷酷な一面を示す出来事と言えるでしょう。

 

史実②:自己顕示欲が強い「始皇帝」の称号

古代中国の殷や周の時代では、王と呼ばれる人物は神にも近い、唯一の存在と崇められていましたが、春秋戦国時代になって王の称号がインフレを起こしていました。

秦の始皇帝は、中国全国統一を成し遂げてすぐに、この改革に着手します。

漫画『キングダム』でも、また史実上でも、嬴政は秦という名の国の第三十一代の王様でした。

嬴政が王位に就いた時は中国全土に数多の国があり、それぞれに王様がいました。

司馬遷の『史記』によると、当時の官僚たちに意見を募りました。

その中から中国の神話に登場する神様の「泰皇(たいこう)」が最有力候補として挙げられました。

そして嬴政は「では、その泰皇の皇を使い、更に帝位の帝を合わせて、皇帝とする」としました。

周囲の人から認められ注目されたい史実上の嬴政が、呼ばれ方を始皇帝としたとする逸話です。

これは、嬴政の自己顕示欲の強さを示す良い例であり、『キングダム』の政とは異なる側面を表していると考えることができます。

 

史実③:不老不死を求める始皇帝の執着

秦の始皇帝が中国全土を統一完成させた後、翌年の紀元前220年から全国の視察を始めます。

第1回目の視察先は現在の山東省でした。

この時、泰山に登ったといわれています。

そこで秦の始皇帝は不老不死の祈祷を行ったともいわれているのです。

泰山は仙人思想がある土地で、山東半島には中国の伝説上の蓬莱山などに関係する伝説がありました。

この時すでに、秦の始皇帝は神仙思想に傾倒していました。

一説では「自分が永らえたら平和な日々が続くから」というものがあり、漫画『キングダム』の嬴政であれば、十分あり得る説でしょう。

ところが史実に存在する、秦の始皇帝は自己顕示欲の強い支配者でした。

そのため、秦の始皇帝は権力を誇示するために単に長生きをしたかったとも言われています。

現在の中国の湖南省から、秦の始皇帝が不老不死の薬を探すことを命じたと書かれた記録が2002年に見つかっています。

権力と長寿への執着は、史実の始皇帝の大きな特徴の一つと言えるでしょう。

 

史実④:冷酷無比になった理由と「怖かった」という証言

漫画『キングダム』の序盤で、嬴政は冷酷無比に描かれています。

史実にも残っている記録ですが、政は人質として隣国の趙で軟禁され、しかも価値のある人質として扱われていなかったので冷遇された結果、冷酷無比な人格形成がなされたとされます。

漫画『キングダム』では紫夏という架空の女性が登場し、嬴政の閉ざされた心を開いてくれるのですが、史実上の始皇帝には、そのような記録はありません。

初の中国全土統一の王とあって、その存在自体が神を越す存在として人々に影響したのではないかとする説もあります。

司馬遷の『史記』にも、秦の始皇帝と謁見した人物の「怖かった」という証言が記されているほどです。

秦の始皇帝が直接下した冷酷無比な命令が多かったのか、当時の習慣として現代では考えられない冷酷無比な習慣が敢行されていたのかは、紀元前の出来事であることも含め、謎の部分が多く存在します。

『キングダム』では人間的な成長が描かれますが、史実ではその「冷酷さ」が強調される傾向にある、という見方もできますね。

 

史実⑤:容姿はイケメンだった?残された記録から考察

ヨーロッパなどで見られる君主の肖像画などは、実物よりイケメンに描かれていることが多いといわれます。

秦の始皇帝の肖像画などは沢山残されていますが、始皇帝に使えたとされる尉縦(うつりょう)という名の官僚は「鼻が高く切れ長の目で、声が山犬のようだ。人情味に乏しく、虎狼の心を持っている」と残しています。

冷酷無比とレッテルを貼られたのは、秦の始皇帝の野心が彼をそう見せたのかもしれないと言われています。

鼻筋の通ったアジア人であれば秦の始皇帝はイケメンだったのかと考えられますが、一般的に秦の始皇帝の肖像画と言われている髭面の恰幅の良い姿は、三百年以上の時間を経た後、古代書物の文章から想像されたもので、実在した当時の秦の始皇帝を写実したものではありません。

嬴政がイケメンであったかどうかは、歴史の謎のひとつとしておいた方が無難と考える方が良いでしょう。

しかし、『キングダム』の政の端正な顔立ちを見るに、読者としては「イケメンであってほしい」という願望を抱く人も多いのではないでしょうか。

 

『キングダム』の政と史実の秦の始皇帝を徹底比較!共通点と違い

『キングダム』の原作者である原泰久は、歴史的事実は変えることなく、その間にある人の気持ちや出来事に直接は関係ないだろうという部分に焦点を当ててストーリーを組み立てていると語っています。

『キングダム』は史実を伝える目的の学習漫画ではありませんから、ダイナミックな解釈で『キングダム』が作られていても不思議はありません。

秦の始皇帝と『キングダム』の嬴政との比較を楽しむことができる、というわけです。

史実での秦の始皇帝が「東洋の暴君ネロ」とまで恐れられているのは、特に中国全土を統一国家とした後の記録から分かります。

逆に言えば、『キングダム』での幼少期から中国全土統一までの奮闘努力の時期についての部分については、歴史的記録としては少ないのです。

このため『キングダム』の作者の原泰久はイメージを膨らませ、主人公の一人として嬴政を活躍させていると考えられます。

 

性格①:平和を重んじる政と私利私欲の始皇帝

『キングダム』での嬴政は、五百年以上も続く戦乱の世を終わりにしたいという野望を持っていました。

平和な世の中が実現できるのであれば、自分自身が暴君といわれても、歴史に汚名を残しても構わないと決意していました。

戦いをする目的は、戦争を終わらせるためという思想です。

戦争は、正義と正義の衝突です。

勝利した正義が真の正義となります。

嬴政は、幼い頃からそのことを理解していたのです。

これと比較して、史実の始皇帝は私利私欲のための中国統一を目指していた、という見方もできます。

もともと、「秦」は武闘派の民族集団であったことが記録されています。

秦の始皇帝の出生については様々な説がありますが、秦国の血が流れているのであれば、好戦的な人物であった可能性は高いです。

自己顕示欲が強かったという記録や不老不死にこだわった点などを考慮すれば、始皇帝は自分のための統一国家成立を目指したに過ぎないと考えられます。

この「統一の目的」に関する解釈は、漫画と史実の大きな違いと言えるでしょう。

 

性格②:法による統治を志す政と自己顕示のための始皇帝

『キングダム』の名シーンの一つに、嬴政と斉国の王が話をする場面があります。

武力による統一国家成立は、成立した後に征服された国々から反感を買うのではないかという質問に、嬴政は「だから法律を作るのです」と説きます。

人の上に人が立つから争いが起きるのであり、そうであるならば人の上には法律だけを置けば良いと、自分の地位などはどうなっても良いと覚悟を語ります。

これと比較すると、史実での始皇帝は少し違うようです。

野蛮な内陸王朝の一つであった「秦」は、第二十五代君主の時代から法律を作り守らせることで発展しました。

始皇帝は法律重視説を説いた隣国の「韓」の太子であった韓非による著作『韓非子』に共鳴しています。

中国全土統一後、始皇帝は自分の命令(法律)は絶対と周囲に知らしめます。

つまり自己顕示のための法律だった、という見方もできるのです。

このことから東洋の暴君といわれることもあります。

法治国家を目指す姿勢は共通していますが、その「目的」に大きな違いが見られる、と考察する読者も多いようです。

 

『キングダム』嬴政と史実の秦の始皇帝の共通点

『キングダム』の作者の原泰久が史実を上手に取り込んでいる点も多く見られます。

まず第一に、嬴政の出生についてです。

嬴政の父親は秦国の隣国であり敵国の趙に休戦協定の人質として軟禁されていました。

ところが父は国にとって要人とは言えず、後ろ盾もなかったために冷遇されます。

そこに目をつけたのが呂不韋(りょふい)でした。

嬴政の父に近づき信頼を得、将来の地位を保証させます。

そして呂不韋の妾の一人をあてがい、結果生まれたのが政です。

一家が趙に軟禁されているにもかかわらず、秦は戦争をしかけます。

結果、政一家は逃亡の日々を過ごします。

無事に秦に戻って君主になった後、政が22歳になったときに呂不韋の悪事が判明し、秦国からの追放宣言をします。

『キングダム』の政と史実の始皇帝の共通点は法治国家成立など多々ありますが、こうした細かい設定などにも共通点が見られ、読者は物語をより深く楽しむことができます。

 

『キングダム』秦の始皇帝(嬴政)の実写版キャスト

2018年4月、『キングダム』のコミック版は第50巻を発売しました。

記念すべき50巻発売記念に、実写映画版の制作発表がありました。

実は2016年4月には、『キングダム』の連載10周年記念として、3分間の実写動画が作られています。

壮大なスケールの『キングダム』なので実写化は不可能とされていましたが、10周年記念の動画にしても実写映画版にしても原作者の原泰久が「感動の出来具合」と絶賛する仕上がりになりました。

いずれの実写化も主人公の「信」は俳優の山崎賢人が演じています。

脚本会議は1年以上も時間をかけ、原作者の原泰久も同席する熱の入れようでした。

その結果原泰久も「納得の仕上がり」と太鼓判を押すものとなりました。

2019年4月に日本全国公開され、大ヒット作品となりました。

実写映画版には豪華なキャストがあてられましたが、重要な役である嬴政と瓜二つの漂は、若手俳優の吉沢亮が2つの役を演じ分けました。

 

吉沢亮のプロフィールと演技への評価

項目内容
名前吉沢亮(よしざわ りょう)
生年月日1994年2月1日
出身地東京都
身長171cm
血液型B型
特技剣道(二段、関東大会出場経験あり)

吉沢亮は2009年に母親が応募したアミューズのコンテスト・オーディションで賞を受賞したことをきっかけに芸能界にデビューします。

吉沢亮が15歳のときでした。

また、菅田将暉と山崎賢人とあわせて、イケメン俳優と呼ばれることが多いです。

吉沢亮は自分の意志で芸能界に入ったわけではなかったので、仕事があまり好きではなかったとインタビューで語っています。

15歳という多感な時期での芸能界入りであり、しかも自他ともに認める人見知りの強さが芸能界を否定していたと語っています。

2013年のテレビドラマ及び舞台の『ぶっせん』が初主演で、この時の特に舞台での失敗経験が、悔しさを感じたり仕事に対しての意識改革があったと語っています。

 

吉沢亮の主な出演作品

吉沢亮の代表作品としてまず挙げられるのは、2011年の『仮面ライダーフォーゼ』です。

主演は福士蒼汰で、吉沢亮は仮面ライダー2号の役を演じました。

近年のイケメン俳優といわれる若手俳優たちの中には、『仮面ライダーシリーズ』に出演する俳優が多く、このことも平成イケメン俳優として認められる要素の一つになっていると言えます。

2013年にはテレビドラマと舞台で『ぶっせん』に、初主演しています。

その他テレビドラマや映画、舞台、CMなどに多数出演しています。

中でも2017年公開の『銀魂』での役は、原作コミックを忠実に再現していると原作ファンたちから絶賛されました。

2018年には第68回ベルリン国際映画祭に出品された『リバース・エッジ』は、吉沢亮が高く評価された作品と言えます。

そして2019年にはNHK連続テレビ小説『なつぞら』に出演し、有名俳優の仲間入りを果たしました。

『キングダム』での吉沢亮の演技は、深みがあり、独特の味が演技に見られると評判なので、二人を演じることに期待されていました。

「予想通り」「微妙な違いを演じ分けてる」「戦争孤児と始皇帝の差がわかる」など、吉沢亮の演技に非常に高い評価・感想が見られます。

一人二役の難しい役どころを見事に演じ分けた彼の演技力は、多くの観客を唸らせたことでしょう。

 

『キングダム』の秦の始皇帝に関する読者の感想と評価

秦の始皇帝は歴史に名を残す人物です。

焚書坑儒などの出来事から東洋の暴君ネロと称されてはいますが、度量衡の統一や万里の長城の建築など、偉業も成し遂げている人物でもあります。

なにより500年以上も続いた中国全土に渡る春秋戦国時代を終了させ、中国初の統一国家を成立させたことは偉大なことです。

政や始皇帝に関するネットでの感想や評価をご紹介します。

 

「ビジネス書としても良書」という評価と秦の滅亡

「経営者は『キングダム』を読むべし!」という声は、ネット上に多く見られます。

原作者の原泰久も「会社員時代の組織やチームワークなどの経験を作品に影響させている」と公言しています。

様々な教訓や名言が『キングダム』には見られるとネットでは評価されているのですが、史実の秦は始皇帝死去後に短期間で滅亡しています。

「秦滅亡までを描くのならば凄いと思う」という声もネットでは見られました。

成功だけでなく、その後の滅亡までを教訓として学ぶべき、という深読みをする読者もいるようです。

 

吉沢亮の一人二役への絶賛の声

『キングダム』の主人公「政」と瓜二つで、もうひとりの主人公の「信」の幼なじみであった「漂」は、若手人気俳優の吉沢亮が演じています。

深みがあり、独特の味が演技に見られると評判の吉沢亮だったので、二人を演じることに期待されていました。

「予想通り」「微妙な違いを演じ分けてる」「戦争孤児と始皇帝の差がわかる」など、吉沢亮の演技に非常に高い評価・感想が見られます。

彼の演技力が、原作の魅力をさらに引き出した、と絶賛するファンは多いですね。

 

「人間を信じる政」と「人間を信じない始皇帝」の対比

生まれ育った場所が父親の軟禁されている国で、しかも父親が人質として価値が低かったために人質一家は冷遇されました。

このことが始皇帝の人格形成に大きく影響したと言われます。

「初めの頃の政って、歴史の教科書に載っている始皇帝そのまま」「人間を信じていないから法治国家にした始皇帝と、人間を信じ直した『キングダム』の政との違いが面白い」などという二つを比較する声が、ネットでは見られました。

『キングダム』が描く政の人間的な成長と、史実の始皇帝の冷酷さの対比が、読者にとって興味深いポイントとなっているようです。

 

偉大なるリーダーとしての評価

史実上の始皇帝も『キングダム』の政も、リーダーとしての威厳があったからこそ、人が惹かれていきました。

カリスマ性がなければ中国全土統一国家の成立などは不可能なことでした。

「いろんな名言があるけど、政の激が一番強力」「政のセリフに元気をもらいました」「信も良い、政もいい」など、高い評価が目立ちます。

政の言葉や行動が、現代の私たちにもリーダーシップの重要性を教えてくれる、と考える読者も少なくありません。

 

『キングダム』の秦の始皇帝まとめ:歴史と創作の融合

人気漫画・アニメの『キングダム』は史実を元にした古代中国時代劇です。

紀元前が舞台のため、史実でも分かっていないことがあり、作者の原泰久はあえてそれを膨らませて読者に夢を与えています。

史実での秦の始皇帝は残虐な面ばかりが強調されますが、それだけでは中国初の全国統一国家の成立は成し遂げられなかったはずです。

『キングダム』は、こうした史実との比較を楽しむことで、より深く味わえる作品と言えます。

歴史のロマンと、原泰久の描く人間ドラマが融合した『キングダム』の世界を、ぜひこれからもお楽しみください。

 

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