【ドラゴンボール】幻魔人ヒルデガーンの戦闘力を徹底考察!強さ、正体、そして悲劇の最期とは?

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【ドラゴンボール】幻魔人ヒルデガーンの戦闘力を徹底考察!強さ、正体、そして悲劇の最期とは?

 

「ドラゴンボールZ」の劇場版に登場した最後のボス、ヒルデガーン。その圧倒的な巨体と強靭な肉体で、悟空たちZ戦士を大いに苦しめました。

公式からも劇場版ボスキャラの中で2番目の強さを持つと公言されるほどの実力者ですが、その真の戦闘力や強さの謎については、ファンの間で長らく議論が交わされてきました。

この記事では、幻魔人ヒルデガーンの正体、その驚異的な戦闘力の考察、そして悟空との激闘の末に迎えた最期について深掘りします。

また、彼が登場する劇場版「ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」の概要やあらすじ、さらにはヒルデガーンの声を担当した声優、そして彼に対する世間の評判やトラウマエピソードまで、多角的にヒルデガーンの魅力を解説していきます。

果たして、ヒルデガーンの戦闘力は本当にジャネンバに次ぐものだったのか? その強さの秘密と、彼が背負った悲劇の物語を紐解いていきましょう。

 

【ドラゴンボール】ヒルデガーンとは?:プロフィールと登場作品

ヒルデガーンは、劇場版「ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」に登場した強大な敵キャラクターです。その特異な存在は、その後のゲーム作品にも度々登場し、ファンに深い印象を残しました。

 

ヒルデガーンのプロフィール

登場作品劇場版『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』
特徴巨体、頑丈な装甲、脱皮後の羽根、体を煙のように気体化する能力
出生地南の銀河「コナッツ星」
封印者タピオン、ミノシア兄弟
封印期間1000年間

ヒルデガーンは、ドラゴンボールのキャラクターの中でも珍しい巨体を持つ魔人です。その特徴は、ただ大きいだけでなく、非常に頑丈な装甲で身を覆っている点にあります。

さらに、一度敗北したかと思えば脱皮してより強力な姿へと進化し、背中からは羽根が生えるなど、その形態を変化させる能力も持ち合わせていました。

彼は1000年前に南の銀河に位置する「コナッツ星」で誕生し、その星を壊滅寸前まで追い込むほどの脅威となりました。

しかし、勇者タピオンとその弟ミノシアの活躍によって、ヒルデガーンはその肉体を上下に分断され、それぞれの半身が兄弟の体内に封印され、以降1000年もの間、封じ込められていました。

 

映画「ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」の概要とあらすじ

ヒルデガーンが登場する「ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」は、1995年7月15日に公開されたドラゴンボール劇場版シリーズの16作目にあたります。

キャッチコピーは「勇者と共に復活した最強の敵!!悟空のパワーはヒュージョンを超える」とされており、当時のフュージョン人気を意識した内容となっていました。

作中の時間軸は魔人ブウ編の終了後であることは確実ですが、ブウとの戦いの直後なのか、それともある程度の時間が経過しているのかは明確に描かれていません。

物語は、魔人ブウとの激戦が終わり、地球に平和な日々が訪れたところから始まります。グレートサイヤマンとして活動していた孫悟飯とビーデルは、ホイと名乗る謎の老人に出会います。

ホイは、オルゴールの中に封じられた勇者を復活させてほしいと頼みますが、そのオルゴールはどんなに頑張っても開きません。

そこで、神龍の力を借りてオルゴールを開けると、中から勇者・タピオンと名乗る青年が現れます。タピオンは、幻魔人ヒルデガーンの上半身を自らの体内に封印し続けていました。

しかし、すでに地球に復活していたヒルデガーンの下半身の影響を受け、タピオンはヒルデガーンの力を抑えきれなくなり、ついにヒルデガーンは完全に復活してしまいます。

そして、地球を脅かすヒルデガーンと悟空たちZ戦士との壮絶な戦いが幕を開けるのです。

 

【ドラゴンボール】ヒルデガーンの戦闘力と強さの考察

魔人ブウ編終了後の時系列に登場したヒルデガーンは、劇場版に登場したキャラクターの中でも非常に高い戦闘力を持つことで知られています。

公式発表では、ドラゴンボールZの劇場版に登場した敵キャラクターの中で2番目に強いとされていますが、その強さには様々な議論が存在します。

 

ヒルデガーンの戦闘能力

ヒルデガーンは作中で、超サイヤ人3に変身したゴテンクスを一度は圧倒し、その後脱皮して完全体となった際には、ゴテンクスを一撃で戦闘不能に追い込みました。

さらに、孫悟飯をも容易く尻尾で捉えるなど、その恐るべき強さを見せつけました。

彼の主な攻撃方法は、口からの強力な火炎放射や、巨体から繰り出される尻尾を使った攻撃です。加えて、ヒルデガーンの最大の能力は、自らの体を煙のように気体化させ、実体をなくすことです。

この状態の間は、あらゆる物理攻撃やエネルギー波が通用せず、攻撃を空振った相手に対して強烈なカウンターを仕掛けることができます。

しかし、この能力には弱点も存在します。それは、タピオンの持つ剣であれば有効なダメージを与えられることと、ヒルデガーン自身が攻撃を行う瞬間にわずかな間だけ実体が存在するという点です。この隙が、彼の唯一の弱点となりました。

 

ジャネンバとの強さ比較:最強はどちらか?

ヒルデガーンの強さを語る上で、しばしば比較対象となるのが、一つ前の劇場版「ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ」に登場したジャネンバです。

公式の「マル秘ノート」では、劇場版の敵キャラクターの中でジャネンバが最強とされており、作中でも超サイヤ人3に変身した孫悟空を打ち負かすほどの強さを見せつけました。

一方、ヒルデガーンは最終的に超サイヤ人3の孫悟空に敗北しているため、一部の視聴者からはジャネンバよりも下ではないかという見方も存在します。

しかし、ヒルデガーンがゴテンクスや悟飯といった強力な戦士を容易く退けたことを考えると、その戦闘力はジャネンバに匹敵するか、あるいはそれに迫るレベルであったことは間違いありません。

 

ヒルデガーンと悟空の戦いの結末

完全体となったヒルデガーンは、ゴテンクス、孫悟飯、そしてベジータといった強力なZ戦士たちを次々と戦闘不能に追い込んでいきます。

絶体絶命の状況の中、孫悟空は超サイヤ人3に変身することを決意します。超サイヤ人3となった悟空は、ヒルデガーンが攻撃する瞬間に実体が現れるという弱点を見抜き、その隙を突いて渾身の「龍拳」を放ちます。

龍拳は、悟空がピッコロ大魔王との戦いで止めを刺す際に使用した数少ないオリジナル技の一つであり、その後の作品でも何度か使用されています。

この一撃によってヒルデガーンの胴体は貫かれ、ついに彼は完全に消滅し、悟空が勝利を収めるのでした。

 

【ドラゴンボール】ヒルデガーンの正体と名前の由来

劇場版で突然、タピオンと共に封印された状態で現れたヒルデガーン。彼は一体何者で、どのようにして生まれたのか、そしてその奇妙な名前の由来は何なのでしょうか。

 

ヒルデガーンの正体と誕生の経緯

ヒルデガーンの正体は、南の銀河に位置するコナッツ星に古くから存在する魔神像です。

この魔神像は、コナッツ星に流れ着いた邪悪な魔導師たちが、その持つ邪悪なエネルギーを注ぎ込んだことで、意思を持つ生命体ヒルデガーンへと変貌しました。

ヒルデガーンは覚醒後、コナッツ星を壊滅寸前にまで追い込みますが、伝説の勇者タピオンとその弟ミノシアの兄弟が奏でるオカリナの音色が、ヒルデガーンの動きを一時的に止めます。

この隙を突き、兄弟は伝説の剣を用いてヒルデガーンを上半身と下半身に両断し、それぞれの半身を自らの体内に封印することに成功しました。

 

ヒルデガーン復活の経緯

ヒルデガーンを封印したタピオン兄弟は、ヒルデガーンを生み出した魔導師たちの生き残りであるホイに狙われることになります。

そのため、兄弟は自らをオルゴールに封印し、ヒルデガーンの完全な復活を防ぐために別々の銀河へと流されました。

しかし、ホイは物語の冒頭で弟ミノシアが封印されていたオルゴールを発見し、封印を解かれたヒルデガーンの下半身によってミノシアは殺害されてしまいます。

一方、地球に流れ着いたタピオンは、神龍の力によってオルゴールから復活した後も、ヒルデガーンの上半身を体内で抑え続けていました。

しかし、地球に復活した下半身の影響を受けて徐々に強くなっていくヒルデガーンの力を、タピオンは最終的に抑えきれなくなり、ついに完全体として復活を許してしまうことになったのです。

 

ヒルデガーンの名前の由来

ヒルデガーンという奇妙な名前は、劇場版「龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」の企画を担当した蛭田成一(ひるたせいいち)氏に由来しています。

「蛭田(ヒルデ)さんがショック(ガーン)を受けるようなデザイン」というコンセプトから、「ヒルデガーン」と名付けられたと言われています。このようなユニークなネーミングの背景も、ドラゴンボールらしさを感じさせます。

 

【ドラゴンボール】ヒルデガーンの声優:青森伸の熱演

ヒルデガーンには、劇場版だけでなくその後のゲーム作品でも声優が起用され、その迫力ある咆哮でキャラクターに命を吹き込みました。

 

ヒルデガーンの声優は「青森伸」

本名一戸和男(いちのへ かずお)
出身地青森県
生年月日1941年10月20日
血液型O型
職業声優、俳優、ナレーター
事務所青二プロダクション
身長/体重178cm/77kg

ヒルデガーンの声を担当したのは、ベテラン声優の青森伸(あおもり しん)氏です。彼の本名は一戸和男で、出身地の青森県にちなんで芸名をつけました。

1960年代に声優としてデビューして以来、声優業だけでなく、ナレーターや時代劇、刑事ドラマなどの俳優としても幅広く活躍してきました。

釣り番組に出演するほどの釣り好きとしても知られ、家庭菜園も趣味にするなど、多趣味な人物です。

 

青森伸の主な出演作品

青森伸氏は、ヒルデガーン以外にも数多くの人気作品に出演しています。

主な出演作品としては、『忍たま乱太郎』の矢沢永吉、『BLACK CAT』のトルネオ=ルドマン、『幽遊白書』の黒桃太郎、『ダイの大冒険』のマトリフ、『ONE PIECE』のチンジャオなどが挙げられます。

また、ドラゴンボールシリーズではヒルデガーン以外にも、メタリック軍曹キビト七星龍ビッシュの父ゲットーなど、複数のキャラクターを演じており、その多彩な演技力を見せています。

 

【ドラゴンボール】ヒルデガーンに対する世間での評判と人気

ヒルデガーンは、公式設定で劇場版ボスキャラの中で2番目に強いとされながらも、その強さの描写や、キャラクターとしての人気には、ファンの間で様々な意見があります。

 

強さの評価を巡る混乱

公式発表では、ヒルデガーンの戦闘力はジャネンバに次ぐ高いものとされています。

しかし、作中では悟空より戦闘力が上であるはずの悟飯やゴテンクスを倒したにもかかわらず、最終的には彼らよりも戦闘力が低いとされている悟空(超サイヤ人3)に敗北しました。

この結果から、ファンの間ではヒルデガーンの真の強さの位置づけについて混乱が生じています。

もしブウ戦から時間が経過しており、悟飯やゴテンクスが修行を怠って実力が落ちていた可能性も考えられますが、作中での描写だけではその強さを明確に判断しにくい点が、議論の的となっています。

 

キャラクターとしての人気とゲームでの評価

ヒルデガーンは、劇場版に登場した敵キャラクターの中では、決して高い人気を誇る方ではありませんでした。

ネット上では「人気がない」あるいは「忘れ去られている」といった評価も散見されました。しかし、ソーシャルゲーム「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」に登場した際には、彼の「攻撃を避けまくる」という独自のギミックが、多くのプレイヤーから「嫌われている」という、皮肉めいた形で注目を集めました。

これは、キャラクターとしての人気とは異なる形で、ゲームプレイヤーに強い印象を残した珍しいケースと言えるでしょう。

 

子供時代のトラウマと意外な影響

当時、劇場版「ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」を見ていた子供たちの中には、ヒルデガーンの登場シーンがトラウマとして残っている人も少なくありません。

その恐ろしい外見はもちろんのこと、タピオンの体内からヒルデガーンの上半身が抜け出すシーンや、人間を捕食するシーンをトラウマとして挙げる声も多く聞かれました。

一方で、ごく一部の視聴者にとっては、これらの衝撃的なシーンが「トラウマ」ではなく、むしろ「性癖」に影響を与えたという、ある意味で非常にユニークな(?)コメントも存在します。

これは、ヒルデガーンというキャラクターが、子供たちの心に様々な形で強いインパクトを残したことを示しています。

 

【ドラゴンボール】幻魔人ヒルデガーン:高い戦闘力と謎多き存在

この記事では、幻魔人ヒルデガーンの強さ、正体、名前の由来、そして悲劇の最期について解説してきました。

彼は、公式設定で「ドラゴンボールZ」劇場版に登場した敵キャラクターの中で2番目に高い戦闘力を持つとされ、実際に作中でも超サイヤ人3ゴテンクスや孫悟飯といった強力な戦士たちを戦闘不能に追い込むほどの力を見せつけました。

しかし、最終的に彼らよりも戦闘力が低いとされている超サイヤ人3の悟空に敗れたことで、その真の強さの立ち位置については、未だにファンの間で意見が分かれる謎多きキャラクターでもあります。

ヒルデガーンは、その強さだけでなく、悲しい過去と、見る者に強い印象を残す外見で、「ドラゴンボール」の劇場版シリーズに忘れられない足跡を残した存在と言えるでしょう。

 

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