
『ONE PIECE(ワンピース)』の物語において、古代の謎や歴史の真実へと読者を誘う最も神秘的な能力の一つが、「万物の声を聞く力」です。
この力は、単なる強さを示すバトル能力ではなく、世界の秘密を解き明かす鍵として描かれています。
元ロジャー海賊団副船長シルバーズ・レイリーがニコ・ロビンに向けて放った「あいつはな…”万物”の声を聞けた…それだけのこと…」という言葉は、海賊王ゴール・D・ロジャーの偉大さの根源を示唆しました。
この万物の声を聞く力は、主人公モンキー・D・ルフィや光月おでんなど、物語の中心人物に共通する特異な体質であるとされています。
本記事では、この謎に包まれた「万物の声を聞く力」が何であるのか、見聞色の覇気との違いはどこにあるのか、そして、この力を巡る三つ目族やジョイボーイとの深い関係性について徹底的に掘り下げて考察していきます。
【ワンピース】「万物の声を聞く力」とは何か?その正体と能力者を徹底解説
「万物の声を聞く力」は、作中で定義が明確に示されているわけではありませんが、その力を持つ人物の行動や発言から、その正体を紐解くことができます。
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ワンピースの作品概要と「万物の声を聞く力」の登場経緯
『ONE PIECE(ワンピース)』は、1997年より「週刊少年ジャンプ」で連載されている、尾田栄一郎による海洋冒険ファンタジー漫画です。
海賊王ゴール・D・ロジャーが遺した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡って、主人公モンキー・D・ルフィが仲間たちと大海原を旅する物語です。
作中でキャラクターが滅多に死なない「不殺主義」の物語でありながら、壮大な歴史の謎が伏線として張り巡らされている点が、最大の魅力と言えるでしょう。
「万物の声を聞く力」の存在は、レイリーがシャボンディ諸島でロビンと出会い、ロジャーの偉業について語った際に初めて明らかになりました。
ロジャーが古代文字を読めたわけではないにも関わらず、「歴史の全て」を知ることができた理由として、この特殊な能力が示唆されたのです。
「万物の声を聞く力」の具体的な内容と対象
「万物の声を聞く力」が、具体的にどのような対象の声を聞ける力なのか、作中の描写から明確にされている3つの声について解説します。
海王類の声が聞ける能力
万物の声を聞く力の最初の特徴として挙げられるのは、海王類の声が聞こえることです。
ルフィは深海1万メートルの魚人島で、海王類の集団の話し声を聞き取っていました。
ロジャーやおでんも同様に海王類の声を聞いていた描写があります。
興味深いのは、彼らは「声」を聞くことはできるものの、直接「会話」は成立しない点です。
対照的に、後述する人魚姫しらほしの場合は、海王類と会話し、指示や命令を与えることができます。しらほしの力は「古代兵器ポセイドン」という別の力と考えられています。
象主(ズニーシャ)の声が聞ける能力
万物の声を聞く力は、数千年にわたり新世界を歩き続けている巨大な象、象主(ズニーシャ)の声も聞き取ることができます。
ズニーシャの声を聞いた人物は、ルフィ、ロジャー、おでん、そしておでんの息子モモの助の4人でした。
モモの助はルフィたちと違い、ズニーシャの声を聞いた上に話しかけること、さらに命令を与えることができました。
この能力の違いから、モモの助が持つ力は「万物の声を聞く力」とは別の、光月家に伝わる特殊な力、あるいはジョイボーイの直系の血筋に関わる力である可能性が示唆されています。
ポーネグリフの声が聞ける能力と「万物」の意味
万物の声を聞く力の最も重要な対象は、歴史の真実を刻み込んだ「ポーネグリフ」の声です。
ポーネグリフは石でできた無機物であり、その「声」を聞き取ることができる点こそが、「万物」という言葉が宇宙に存在するすべてのモノを指している根拠となります。
世界政府が古代文字の研究を禁じ、ロビンの故郷オハラを滅ぼしたのも、ポーネグリフに秘められた「声」、すなわち「空白の100年」の真実が明らかになることを恐れたためでしょう。
ロジャーは古代文字を読めないにも関わらず、ポーネグリフの声を聞き、その内容を理解し、最後の島ラフテルにたどり着きました。
ポーネグリフに詰まっている「声」の正体は未だ謎ですが、古代文字を刻んだ人物(光月家)の強い想いや心の声であると考察する読者が多いです。
万物の声が聞こえる主要キャラクター一覧とその特徴
「万物の声を聞く力」を持つ人物は、ルフィとロジャーのように「声が聞こえるだけ」の人物と、しらほしやモモの助のように「会話や命令ができる」人物に分かけられます。ここでは、主要な能力者を紹介します。
万物の声が聞こえるキャラ①:海賊王ゴール・D・ロジャー
「海賊王」のゴール・D・ロジャーは、この力を持つことが明言された最初の人物です。
| 異名 | 海賊王 |
| 覇気 | 覇王色、見聞色、武装色 |
| 偉業 | グランドライン制覇、ラフテル到達 |
| 能力 | 万物の声を聞く力(会話・命令は不可) |
ロジャーがグランドラインを制覇し、「空白の100年」などの歴史の秘密を知ることができた理由は、この力と、古代文字を読める光月おでんを仲間にしたことにあると考えられます。
ロジャーはポーネグリフを順に辿り、最終的に全ての「ロード歴史の本文」を集めてラフテルへ到達しました。この航路を辿れたのも、無意識のうちにポーネグリフの声に導かれていたためと考察する読者が多いです。
万物の声が聞こえるキャラ②:主人公モンキー・D・ルフィ
本作の主人公モンキー・D・ルフィは、ロジャーと同じ「万物の声を聞く力」を持つとされています。
| 異名 | 麦わらのルフィ |
| 夢 | 海賊王になること、誰よりも自由であること |
| 能力 | 万物の声を聞く力(会話・命令は不可) |
ルフィもロジャーと同様に海王類やズニーシャの声を聞くことができますが、彼らと会話をすることはできません。
物語の進行において、ルフィは無意識のうちにジョイボーイが仕掛けたと思われる航路を辿っている、という見方が有力です。
彼が最終的に大秘宝へたどり着くのは、この力と、ポーネグリフを読めるロビンという仲間の存在が不可欠であると言えるでしょう。
万物の声が聞こえるキャラ③:光月おでん
ワノ国九里先代大名であり、元ロジャー海賊団のメンバー光月おでんも万物の声が聞こえていました。
| 所属 | 光月家、ロジャー海賊団 |
| 能力 | 万物の声を聞く力(会話・命令は不可)、古代文字の読み書き |
| 特徴 | 型破りな豪快な人物、「開国」を願う |
おでんは、ロジャー海賊団にスカウトされた際、ロジャーとともに海王類の声を聞いた描写があります。
彼は光月家の伝承により古代文字の読み書きができるため、ロジャーの「聞く力」と、おでんの「読む力」が組み合わさることで、歴史の全てが明らかになりました。
おでんもロジャーと同様にズニーシャの声を聞くことができ、ペドロの発言からも「会話はできないが声が聞こえる」という特質が確認されています。
会話・命令が可能な特殊能力者:人魚姫(しらほし)と光月モモの助
万物の声を聞く力を持つ人物と似通った能力を持つ、「会話」や「命令」が可能な特殊能力者の存在も重要です。
リュウグウ王国の王女しらほしは、「海王類と対話し、その行動を操る」という力を持っており、古代兵器ポセイドンの真の姿とされています。
彼女の力は、万物の声を聞く力とは別の、魚人島の歴史に根差した特殊な能力だと考えられます。
また、光月モモの助は、ズニーシャの声を聞いた上に命令し、その行動を動かすことができました。
彼がこの力を持つのは、ズニーシャに「歩き続けろ」と命令した人物(ジョイボーイの可能性が高い)の直系の子孫であるためと考察されています。
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「万物の声を聞く力」と他の能力との違いを考察
「万物の声を聞く力」が作中で初めて登場した際から、読者の間で疑問視されてきたのが、この力と「見聞色の覇気」の違いです。
両者の特質を比較し、その違いを明確にします。
見聞色の覇気とは?その効果と限界
覇気とは、世界中の人々が潜在的に持つ「意志の力」のことです。
覇気は覇王色、武装色、そして見聞色に分類されます。
見聞色の覇気は、「相手の気配をより強く感じ取る力」であり、以下のような効果があります。
・相手の感情の動きを感じ取る
・生き物が発する心の声を聞く
・相手の行動を先読みする(極めた場合)
空島スカイピアでは、この力が「心網(マントラ)」と呼ばれていました。見聞色の覇気を極めると、シャーロット・カタクリのように「少し先の未来」を見ることも可能となります。
万物の声を聞く力と見聞色の覇気は別物である根拠
万物の声を聞く力と見聞色の覇気は、「生き物の心の声を聞く」という点で非常に似ていますが、決定的な違いがあります。
その根拠は、ロジャーの海賊団副船長レイリーの言動にあります。
レイリーは見聞色の覇気の達人であると考えられていますが、海王類の声が聞こえたロジャーが「聞こえたか!?今の声」と尋ねた際、レイリーは「何言ってる静かな深海じゃないか…」と答えています。
このことから、見聞色の覇気を極めても、無機物であるポーネグリフやレイリーには声が聞こえない海王類の声は聞き取れないことが分かります。
したがって、万物の声を聞く力は、見聞色の覇気とは全く別の、ロジャーやルフィに特有の「体質」であると結論づけるのが妥当です。
「心網(マントラ)」と見聞色の覇気・万物の声を聞く力との関係
空島スカイピアで登場した「心網(マントラ)」は、相手の行動を先読みできる能力であり、万物の声を聞く力との関連が疑われました。
しかし、レイリーはルフィの修行中に、マントラは「相手の”気配”をより強く感じる力、これが”見聞色”の覇気!!空島スカイピアではこれを”心綱”(マントラ)と呼ぶ」と明確に説明しています。
つまり、マントラと見聞色の覇気は、呼び方が違うだけで能力の本質は同じものであり、万物の声を聞く力とは別の能力と言えます。
「万物の声を聞く力」と関連する重要人物・能力の考察
「万物の声を聞く力」を巡っては、物語の根幹に関わる様々な謎が存在します。
この力を手に入れようとする人物や、この力を持つことで物語の鍵を握る可能性のある人物について考察します。
三つ目族シャーロット・プリンの「真の開眼」とポーネグリフ
四皇ビッグ・マムの娘シャーロット・プリンは、三つ目族と人間のハーフであり、彼女の「第三の目」の開眼が「万物の声を聞く力」に通じるのではないかと考察されています。
ビッグ・マムは、ロジャーの力を「奇妙な力」と評し、自分たちにも「やがて同じ力を手に入れる”隠し玉”がいる」と語っていました。
この「隠し玉」こそがプリンであり、ビッグ・マムはプリンの「真の開眼」によって、ロジャーと同様にポーネグリフを読み解くことができると期待していたと考えられます。
プリンの真の開眼は、万物の声を「聞く」力ではなく、ポーネグリフに刻まれた古代文字を「読む」ことができる、別種の能力であると考察するのが自然です。
しかし、この力がロジャーの偉業に不可欠であった「歴史の真実を知る」という結果に繋がるため、ビッグ・マムはこの力を重要視していたと言えるでしょう。
「空白の100年」の人物ジョイボーイと万物の声を聞く力の関係性
「空白の100年」に実在した人物ジョイボーイも、万物の声を聞く力と深い関係があると考えられています。
コミックス968話などで、「ジョイボーイが現れる日」が語られていることから、ジョイボーイは、何らかの条件を満たした人物を指す概念的な存在であると考察されています。
カイドウが敗北したルフィに向けて「お前も……”ジョイボーイ”には……なれなかったか……!!」と呟いたことは、ジョイボーイには「なる」ことができる、という含みを持たせています。
ズニーシャがルフィの「解放のドラム」の音を聞き、ジョイボーイの「帰還」を宣言したことから、ルフィが次のジョイボーイである可能性が非常に高いです。
ジョイボーイも万物の声を聞き、古代兵器ポセイドンと関係を持った人物であるため、万物の声を聞く力は、ジョイボーイの転生や継承と密接に関わっていると考えられます。
また、ルフィが無意識に古代兵器のあった島やジョイボーイの謝罪文のあった魚人島などを辿っている航路は、ジョイボーイがポーネグリフに仕掛けを施し、万物の声を聞く体質の者を導いていると考察することもできます。
コビーとトラファルガー・ローは万物の声を聞けるか?その可能性
物語の重要人物コビーとトラファルガー・ローが万物の声を聞く力を持っている可能性も考察されています。
コビーは頂上戦争の際に、「頭の中から…”声”が…一つ…一つ…消えてくんだ…!!」と発言しており、万物の声を聞く力に目覚めたのではないかと話題になりました。
しかし、彼の聞こえた「声」は、戦場で命を落としていく人々の心の叫びであり、極限状態で見聞色の覇気が覚醒したことによるものと考える読者が多いです。
一方、ローはカイドウに敗れ海に落ちたルフィを、ハートの海賊団の潜水艦が「偶然」発見したという描写に不自然さが残ります。
ローが万物の声を聞く体質を持っており、海王類やルフィの心の声を察知し、仲間に指示を与えたのではないかという考察は、彼の「Dの一族」という出自を考えると十分にあり得る見方です。
「万物の声を聞く力」に関するファンの感想や評価
「万物の声を聞く力」は、物語の根幹に関わる謎の能力であるため、ネット上でも様々な感想や評価が寄せられています。
プリンの「第三の目」が覚醒すれば、ロジャーやおでんたちの「万物の声を聞く力」に通じる何かになるのではないかと推測する読者が多くいます。
特に、能力の発現が「眼」であることから、人気漫画『NARUTO』の写輪眼や輪廻眼と結びつけて考察する声も見られます。プリンの場合は、「聞く」ではなく「読む」力を得ると考えられていますが、ポーネグリフの真実を知るという点で、物語に与える影響は計り知れません。
また、海軍がエースを頑なに処刑しようとした原因の一つに、ロジャーの「万物の声を聞く力」がエースに受け継がれることを恐れたためではないかと推測する読者もいます。
世界政府が隠す秘密を解き明かすために不可欠な力であるとすれば、その体質を受け継ぐ人物が増えることは、政府にとって最大の脅威となるでしょう。
さらに、ルフィ、ロジャー、おでんの万物の声を聞く力と、モモの助やしらほしの力は、似て非なるものであるという意見が多数を占めています。
モモの助の力が光月家由来か、それともジョイボーイとの血筋によるものか、その能力の出自に今後も注目が集まります。
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まとめ
レイリーの「あいつはな…”万物”の声を聞けた…それだけのこと…」というセリフから明らかとなった「万物の声を聞く力」は、海王類、象主、そしてポーネグリフといった世界の秘密を握る存在の声を聞き取ることができる特殊な体質です。
この力は、相手の心を読む見聞色の覇気とは別物であり、ルフィやロジャーに共通する「世界の声を聞く」という特権であると考えられます。
さらに、会話や命令が可能なしらほし(ポセイドン)やモモの助の力も存在し、これらの能力はロジャーが成し遂げられなかった「世界をひっくり返す」ための鍵となると推測されます。
三つ目族プリンの「真の開眼」も、ポーネグリフの解読に関わる力であり、万物の声を聞く力を含めた全ての能力が、ジョイボーイの意思の継承と、最終章の物語の核心へと繋がっていくでしょう。
今後、ルフィが真のジョイボーイとして、この力をどう使いこなすのか、そしてロビンとの連携でどのような真実を突き止めるのか、その展開から目が離せません。
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