
聴覚障害を持つ少女と、いじめの加害者という過去を持つ少年が織りなす物語『聲の形』。
この作品は、その繊細でリアルな心理描写から多くの人々の心を打ち、社会現象を巻き起こしました。
主人公やヒロインの他にも、物語を彩る魅力的なキャラクターたちが登場します。
その中でも特に人気を集めているのが、西宮結絃です。
短髪に赤いジャージ、そして常に首からぶら下げている大きなカメラがトレードマークの彼女は、一人称が「オレ」で、まるで男の子のような見た目をしています。
しかし、その言動の裏には、姉への深い愛情と、秘めたる覚悟が隠されていました。
この記事では、西宮結絃というキャラクターに焦点を当て、その人気の理由や、物語における彼女の役割、そして伏線となる行動の真意を徹底的に掘り下げていきます。
西宮結絃の奥深い魅力を、一緒に探っていきましょう。
聲の形の西宮結絃(ゆずる)が人気!
『聲の形』は、大今良時によって週刊少年マガジンで連載され、アニメーション劇場版も制作された大人気作品です。
聴覚障害を持つヒロイン・西宮硝子と、いじめの過去から孤立してしまった主人公・石田将也のその後の関係とふれあいを描いています。
物語は時に暗く重い場面もありますが、その中で屈託のない笑顔を見せる西宮結絃は、多くの読者や観客から「かわいい」と絶賛されています。
SNS上でも、「共感してくれる人はいないか」といった投稿が多数見られ、作品としての人気だけでなく、彼女個人のキャラクター人気も非常に高いことがうかがえます。
特に、姉の硝子と一緒になって笑い合うシーンは、二人の絆を感じさせ、多くのファンにとって忘れられない名場面となっています。
聲の形の西宮結絃(ゆずる)の初登場
西宮結絃は、物語の序盤で、将也が硝子を訪ねて手話教室に来た際に初登場します。
将也に対し、「硝子はいません」と冷たく嘘をつき、彼を追い返そうとするその態度は、彼女の姉への深い思いやりから来るものでした。
過去に硝子をいじめた張本人である将也が、今さら何の用で近づいてきたのかと疑い、警戒する様子は、彼女が姉をどれほど大切に思っているかを物語っています。
冷たい言葉の裏に隠された姉への愛、このギャップこそが、結絃というキャラクターの最初の魅力と言えるでしょう。
西宮結絃(ゆずる)と主人公石田将也(しょうや)の関係は?
物語の初め、結絃と将也の関係は最悪でした。
将也のことを「姉をいじめた奴」と強く嫌悪しており、彼が硝子に近づくのを全力で阻止しようとします。
しかし、二人の関係は物語が進むにつれて大きく変化していくのです。
石田将也(しょうや)を停学にした西宮結絃(ゆずる)の写真
将也が硝子との再会を果たし、再び距離を縮めようとした際、結絃は将也と硝子が一緒にいる写真をネットに公開します。
その写真が原因で将也は学校を停学になってしまいますが、これは結絃が将也を再び硝子から引き離そうとした結果でした。
彼女にとって、硝子の幸せを守るためには手段を選ばないという覚悟の表れだったのかもしれません。
しかし、姉にその行動を責められた時の結絃の表情は、姉を思ってした行動が裏目に出てしまったことへの悲しみや戸惑いが入り混じっており、非常に印象的な場面です。
聲の形、西宮結絃(ゆずる)が家出?その理由とは…?
姉に自分の行動を否定された結絃は、家を飛び出してしまいます。
姉を守るためにした行動なのに、なぜ理解してもらえないのかという複雑な感情が、彼女を家出へと駆り立てました。
その家出中、公園で将也に偶然見つけられ、保護されることになります。
将也の家で姉の子供であるマリアから差し出された食事を、おいしそうに食べる姿は、家出中の空腹と、将也の優しさに触れて警戒を解いている様子が伝わり、結絃の子供らしい一面が垣間見えるシーンとして多くのファンから支持されています。
西宮結絃(ゆずる)と石田将也(しょうや)のその後
家出騒動の後、結絃と将也は一緒に硝子を探しに行きます。
この時、結絃は将也の硝子に対する真摯な思いや、過去の過ちを償おうとする覚悟を間近で感じ取ります。
そして、二人はついに和解します。
以前は敵対していた将也に対し、結絃が「硝子のことを頼む」と覚悟を問う場面は、彼女の成長と、将也を認めたことの証であり、物語の重要な転換点と言えるでしょう。
西宮結絃(ゆずる)と硝子(しょうこ)の関係は?
結絃のすべての行動は、姉・硝子への深い愛から来ています。
彼女はなぜ、そこまでして姉を守ろうとするのでしょうか。
一見、ただの「かわいい年下の彼氏」のように振る舞っていた彼女の言動には、深い理由が隠されていました。
西宮結絃(ゆずる)は西宮硝子(しょうこ)の妹!
物語の序盤、結絃は将也に「自分は硝子の彼氏だ」と嘘をつきます。
これは、将也を遠ざけるための、彼女なりの精一杯の行動でした。
しかし、家出騒動の後、将也は結絃が硝子の妹であることを知ります。
この事実が明らかになったことで、なぜ結絃がそこまで硝子を想い、守っていたのか、そしてなぜ同じ風呂に入っていたのか、すべての謎が解けます。
彼女は硝子の「かわいい年下の彼氏」ではなく、愛する姉を守るため、男の子のように振る舞い、言葉を荒げていたのです。
この真実を知った将也の親友・永束友宏が動揺を隠せない様子や、結絃自身も少し照れたようなそぶりを見せる場面は、彼女の子供らしさが溢れていて、とてもかわいらしいシーンです。
聲の形、西宮結絃(ゆずる)はどんな性格?
西宮結絃は、姉を守るためであれば手段を選ばない、勝ち気で口の悪い一面を持っています。
しかし、将也たちと和解して以降、彼女の根の優しさや前向きさがより強く描かれるようになります。
聲の形、西宮結絃(ゆずる)はカメラで何を撮っている?
結絃といえば、常に持ち歩いているカメラが印象的です。
彼女は、このカメラで生物の死体ばかりを撮っていました。
死んだ金魚や虫などを撮影しているのを見た将也は「センスがない」と評しますが、結絃自身もその行為を好きでやっているわけではないようでした。
聲の形、西宮結絃(ゆずる)が妙な写真を撮る理由は?
結絃が生物の死体を撮る理由は、姉・硝子の死生観にありました。
過去にいじめが原因で死を考えたことがある硝子に対し、死体が朽ちていく様を見せることで、「死ぬことの恐ろしさ」や「命の尊さ」を伝えようとしていたのです。
結絃の部屋には、大量の死体写真が貼り付けられていました。
これは、硝子に死を選ばせないために、結絃が一人で背負い続けてきた秘密であり、姉への深い愛情と、彼女なりの精一杯の訴えでした。
この伏線が明らかになった時、多くの観客は結絃というキャラクターの奥深さに心を打たれました。
聲の形、西宮結絃(ゆずる)は昔からこんな性格だったのか?
男の子のような振る舞いと口の悪さは、昔からだったのでしょうか。
実は、結絃のこのような性格や見た目は、過去のつらい経験から形成されたものでした。
彼女もまた、姉が聴覚障害を持つことから「ミミナシの妹」と呼ばれ、いじめを受けていました。
しかし、姉に石を投げつけるいじめっ子に石を投げ返すなど、勝ち気な性格は昔から変わっていません。
短い髪型も、母親が硝子の髪を過剰に短くして男の子らしくさせようとしたのを見て、自分も髪にハサミを入れ、男の子のように振る舞うようになったのです。
これは、姉を守るために自分を強く見せようとした、結絃の健気な覚悟の表れと言えるでしょう。
聲の形、西宮結絃(ゆずる)の聲の形における立ち位置
姉を守るため、必死に立ち回っていた結絃ですが、彼女の物語における立ち位置は、単なる「ヒロインの妹」だけではありませんでした。
聲の形、終盤の西宮結絃(ゆずる)の変化
物語の終盤、硝子が自殺未遂を図り、それを止めようとした将也が昏睡状態に陥ります。
結絃は、これまで姉に伝えたかった「死の恐ろしさ」が届いていなかったことを悟り、絶望と悲しみに打ちひしがれます。
しかし、昏睡状態の将也に語りかけ、「もし将也だったらどうしただろう」と思いを馳せるうちに、彼女の心に変化が訪れます。
そして、母親と共に部屋に貼っていた死体写真をすべて片付けました。
この行為は、結絃がこれまで背負ってきた「姉を死から遠ざける」という役割を終え、新たな一歩を踏み出すことを示唆しています。
硝子が将也との関係を改めて見つめ直し、前向きに生きることを決意したように、結絃もまた、姉のためではなく、自分のために行動を始めるようになったのです。
これまで通っていなかった学校に通い始めるなど、彼女の行動の変化は、彼女自身の精神的な成長を象徴しています。
彼女の行動は、主人公たちに前向きな姿勢を与え、物語を前に進める重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
聲の形、西宮結絃(ゆずる)のかわいい画像!
最後に、西宮結絃が見せた、心温まる「かわいい」シーンを振り返ってみましょう。
彼女が作中で初めて制服姿を見せた場面は、多くのファンにとって新鮮でした。
それまで常に着ていた赤いジャージ姿とは違い、制服姿でも言葉遣いは変わらないものの、彼女の少しはにかんだような表情は、普段の男の子のような振る舞いとのギャップが際立っています。
また、祖母を亡くして落ち込んでいた際、将也に「大丈夫だよ」と優しく声をかけられ、素直に涙を流すシーンも、彼女の脆さと人間らしさが表れていてとても印象的です。
最初は警戒していた将也を、その優しさに触れて信頼し、最終的には「硝子のことをよろしくね」と彼に託す姿は、彼女の心の広さと優しさを物語っています。
結絃は、勝ち気で口が悪い反面、大切な人を守ろうとする強さ、そして人を受け入れる素直さという、多面的な魅力を持ったキャラクターなのです。
まとめ
『聲の形』の西宮結絃は、一見すると男の子のような見た目と口の悪さで、粗暴な印象を受けるかもしれません。
しかし、その行動のすべては、愛する姉・硝子を守るためという一途な思いから来ていました。
カメラで死体の写真を撮るという奇行も、姉に死を選ばせないための、彼女なりの精一杯の愛の形でした。
物語を通して、将也や仲間たちとの出会いを経て、姉のためだけでなく、自分のために生きることを学び、成長していく彼女の姿は、多くの観客の心を打ちました。
西宮結絃は、物語に奥行きと深みを与え、主人公やヒロインとは違う視点から、人とのコミュニケーションや絆の大切さを教えてくれる、もう一人の重要なキャラクターだったと言えるでしょう。
この記事を通して、西宮結絃というキャラクターの奥深い魅力に改めて気づいていただけたら幸いです。
ぜひ、彼女の魅力を再確認するためにも、もう一度『聲の形』の世界に触れてみてください。



コメント
やっぱり結絃かわよいですよね
僕も結絃は大好きです!