
「魔法が全て」の世界で、魔力を持たずに生まれながらも魔法帝を目指す少年アスタの物語、ブラッククローバー。
そのアスタが所属するのが、魔法騎士団の中でも「最低最悪」、「問題児の掃き溜め」と揶揄される「黒の暴牛」です。
しかし、彼らは一癖も二癖もあるはみ出し者ばかりであると同時に、規格外の強力な魔法を操る実力者集団でもあります。
功績よりも被害額の方が大きいと言われる黒の暴牛が、なぜ物語が進むにつれて王国屈指の戦力として認められていくのか。
それは、団長ヤミ・スケヒロのカリスマ性と、個性豊かなメンバーそれぞれの異質な魔法、そして何よりも強い結束力に秘訣があります。
本記事では、黒の暴牛に所属する全メンバーを網羅し、彼らが操る魔法や能力、そしてアニメを彩る豪華声優陣まで、その全貌を徹底的に解説していきます。
この異端の騎士団が、いかにして限界を超え、最強への道を歩んでいるのか、深く掘り下げていきましょう。
- 「黒の暴牛」とは?作品概要と問題児集団の背景
- 黒の暴牛メンバー一覧と基本情報
- メンバー①:団長 ヤミ・スケヒロ(闇魔法/東の国出身)
- メンバー②:主人公 アスタ(反魔法/出生不明)
- メンバー③:ヒロイン ノエル・シルヴァ(水魔法/王族出身)
- メンバー④:空間魔法の使い手 フィンラル・ルーラケイス
- メンバー⑤:ヤンキースタイルの熱血漢 マグナ・スウィング
- メンバー⑥:酔いどれの魔女 バネッサ・エノーテカ
- メンバー⑦:戦闘狂「狂喜のラック」 ラック・ボルティア
- メンバー⑧:極度のシスコン元囚人 ゴーシュ・アドレイ
- メンバー⑨:食いしん坊のハーフ チャーミー・パピットソン
- メンバー⑩:常にぶつぶつ言う暗い男 ゴードン・アグリッパ
- メンバー⑪:恥ずかしがり屋の変身魔法使い グレイ
- メンバー⑫:副団長 ナハト・ファウスト(影魔法/悪魔憑き)
- メンバー⑬:アジトの管理者 ヘンリー・レゴランド
- メンバー⑭:トラップ使い ゾラ・イデアーレ
- 黒の暴牛メンバーの魔法・能力・強さ一覧
- 団長 ヤミ・スケヒロの「闇魔法」と「氣」を読む能力
- 主人公 アスタの「反魔法」の特異性と肉体的な強さ
- 王族ノエル・シルヴァの桁外れの「水魔法」と「ヴァルキリードレス」
- フィンラル・ルーラケイスのサポートに特化した「空間魔法」
- マグナ・スウィングの技巧派「炎魔法」と合体魔法
- バネッサ・エノーテカの「糸魔法」と「運命の赤い糸」
- ラック・ボルティアの攻撃力・スピード強化の「雷魔法」
- ゴーシュ・アドレイの攻撃と防御を兼ねる「鏡魔法」
- チャーミー・パピットソンの「綿魔法」と覚醒後の「食魔法」
- ゴードン・アグリッパの呪詛を扱う「毒呪詛魔法」
- グレイの応用力の高い「変身魔法」と秘められた真の能力
- ナハト・ファウストの「影魔法」と悪魔の特性を付与する「ユナイト」
- ヘンリー・レゴランドの「組み換え魔法」とアジトの変形機能
- ゾラ・イデアーレのトラップ戦術「灰魔法」と魔法跳ね返し
- アニメを彩る黒の暴牛メンバーの声優一覧
- 黒の暴牛メンバーの今後の展開と読者の評価・感想
- まとめ
「黒の暴牛」とは?作品概要と問題児集団の背景
主人公アスタの入団によって、物語の主要な舞台となる黒の暴牛。
彼らが他の騎士団と一線を画す背景には、作品のテーマと、団長ヤミ・スケヒロの特異な指導方針が深く関わっています。
ブラッククローバーの作品情報とあらすじ
ブラッククローバーは、田畠裕基が「週刊少年ジャンプ」で連載している漫画を原作とし、2017年からアニメが放送されています。
アニメの監督は吉原達矢が務め、激しい魔法バトルシーンの描写などで注目を集めました。
物語は、魔力を持たない少年アスタと、四つ葉の魔導書に選ばれた天才ユノが、魔法帝になることを夢見て、魔法騎士団に入団するところから始まります。
アスタは魔力がないという絶望的な状況を、ど根性で乗り越え、やがて「反魔法」という未知の力を手に入れ、物語を大きく動かしていくことになります。
黒の暴牛の概要:問題児が集う「最低最悪」の魔法騎士団
クローバー王国には、適性や出自によって「金色の夜明け」や「紅蓮の獅子王」など、九つの魔法騎士団が存在します。
その中で、黒の暴牛は、平民や孤児、犯罪者、王族の落ちこぼれなど、他の騎士団からはみ出した問題児ばかりが所属しています。
そのため、任務中の問題行動や被害額の大きさから、魔法騎士団の中で常に最低評価を受けていましたが、その実態は個々の実力が騎士団屈指という、ギャップが魅力の集団です。
彼らは世間から嫌われ者扱いされていますが、団長ヤミ・スケヒロを筆頭に、自分の信念が強く、いざという時の結束力はどの騎士団にも負けません。
団長の指導方針:ヤミ・スケヒロがアスタを認めた理由
主人公アスタが黒の暴牛に入団できたのは、団長ヤミ・スケヒロに「魔力がなくても諦めない心」を認められたからです。
ヤミ・スケヒロ自身が東の国出身の異邦人であり、黒の暴牛が世間の常識や身分にとらわれずに実力と根性を評価する風土を持っていることが、アスタの特異な才能を開花させる土壌となりました。
ヤミ・スケヒロは、部下である仲間たちを信頼しており、強い言葉で背中を押して限界を超えさせています。
この「限界を超えろ」という指導方針こそが、黒の暴牛メンバーの急速な成長と最強の騎士団への変貌を支える核心と言えるでしょう。
黒の暴牛メンバー一覧と基本情報
ここからは、黒の暴牛に所属する個性豊かなメンバーを、その基本情報と共に一覧で紹介します。
メンバー①:団長 ヤミ・スケヒロ(闇魔法/東の国出身)
黒の暴牛の団長を務めるヤミ・スケヒロは、ヘビースモーカーで、東の国出身という異色の経歴を持つ剣士です。
| 役職 | 団長 |
| 出身 | 東の国(日本のような和の国) |
| 特徴 | ヘビースモーカー、部下からの信頼が厚い |
| 異名 | 破壊神 |
ヤミ・スケヒロは魔法騎士としては相当な実力者ですが、仕事は大雑把であり、アスタが入る前は功績よりも被害の方が大きかったという逸話があります。
メンバー②:主人公 アスタ(反魔法/出生不明)
本作の主人公アスタは、魔力を持たずに生まれ、幼馴染のユノと共に孤児院で育ちました。
| 役職 | 団員 |
| 出身 | 出生不明(辺境の村) |
| 特徴 | 魔力がない、降魔の剣・反魔法の魔導書に選ばれる |
| 目標 | 魔法帝 |
魔力がないという致命的な欠点を、ど根性と特異な力で克服し、魔法帝になることを夢見ています。
メンバー③:ヒロイン ノエル・シルヴァ(水魔法/王族出身)
本作のヒロインであるノエル・シルヴァは、王族シルヴァ家の出身です。
| 役職 | 団員 |
| 出身 | クローバー王国 王族シルヴァ家 |
| 特徴 | 桁外れの魔力を持つが、魔力操作が苦手で落ちこぼれ扱い |
| 魔法 | 水魔法 |
桁外れの魔力を持ちながら、その操作を不得意としていたため、一族から落ちこぼれ扱いされていました。
しかし、黒の暴牛に入団しアスタと出会ったことで、諦めない心を持つようになり、一族最強クラスの魔力を使いこなせるまでに成長します。
メンバー④:空間魔法の使い手 フィンラル・ルーラケイス
フィンラル・ルーラケイスは、女好きで臆病な一面を持つキャラクターです。
| 役職 | 団員(団長のアシスタント) |
| 出身 | 貴族ヴォード家 |
| 特徴 | 空間魔法を得意とするが、臆病な性格 |
| 魔法 | 空間魔法 |
空間魔法を得意とするため、団長ヤミ・スケヒロの脚替わりとして使われています。
戦いを経て強い心を手に入れ、黒の暴牛を最強の騎士団にすることを誓います。
メンバー⑤:ヤンキースタイルの熱血漢 マグナ・スウィング
マグナ・スウィングは、ヤンキーのような風貌をした好戦的な性格の団員です。
| 役職 | 団員 |
| 出身 | 下民 |
| 特徴 | ヤミ・スケヒロの筆頭舎弟を自称、好戦的 |
| 魔法 | 炎魔法 |
団長ヤミ・スケヒロの筆頭舎弟を自称し、好戦的な性格から団員と喧嘩ばかりしていますが、面倒見が良く、アスタやノエルの教育担当を務めるなど、熱い一面も持っています。
メンバー⑥:酔いどれの魔女 バネッサ・エノーテカ
バネッサ・エノーテカは、無類の酒好きな大人な女性団員です。
| 役職 | 団員 |
| 出身 | 魔女の森 |
| 特徴 | 無類の酒好き、魔女の森始まって以来の天才魔女 |
| 魔法 | 糸魔法 |
魔女の森出身で、魔女王の所有物として扱われていましたが、ヤミ・スケヒロの協力や仲間たちの絆によって呪縛から解放されました。
酔った状態では下着姿でアジトを過ごしていることもあり、その自由奔放さも魅力の一つです。
メンバー⑦:戦闘狂「狂喜のラック」 ラック・ボルティア
ラック・ボルティアは、常に強い敵を求め、好戦的な性格をしています。
| 役職 | 団員 |
| 出身 | 平民 |
| 特徴 | 戦闘狂、魔法騎士団入団試験で必要以上に相手を傷つけ「狂喜のラック」と呼ばれる |
| 魔法 | 雷魔法 |
幼少期はずっと笑顔であったことからサイコパス扱いされ、勝つことのみに自分の存在価値を見出していました。
しかし、アスタと出会ったことで仲間との絆を感じられるようになり、協調性も身につけていきます。
メンバー⑧:極度のシスコン元囚人 ゴーシュ・アドレイ
ゴーシュ・アドレイは、極度のシスターコンプレックスを患っており、妹のマリーのことしか考えていない元囚人です。
| 役職 | 団員 |
| 出身 | 貴族の名家(元) |
| 特徴 | 極度のシスコン、元囚人、黒の暴牛で一番頭が良いとされる |
| 魔法 | 鏡魔法 |
元々は貴族でしたが、両親を亡くし、妹マリーのために盗みで生活していたところを捕まりました。
ヤミ・スケヒロにスカウトされ、妹に生活させられるようになったため、ヤミ・スケヒロには感謝しています。
メンバー⑨:食いしん坊のハーフ チャーミー・パピットソン
チャーミー・パピットソンは、常に何かを食べている食いしん坊な団員です。
| 役職 | 団員 |
| 出身 | ドワーフと人間のハーフ |
| 特徴 | 常に何かを食べている、ユノに恋心を抱いている |
| 魔法 | 綿魔法、食魔法 |
ユノに食べ物を落としそうになったところを救われたことで一目惚れし、ユノに強い恋心を抱いています。
その正体はドワーフと人間のハーフという特殊な血筋で、後に覚醒します。
メンバー⑩:常にぶつぶつ言う暗い男 ゴードン・アグリッパ
ゴードン・アグリッパは、暗い性格で常に小声でぶつぶつ言っている団員です。
| 役職 | 団員 |
| 出身 | 呪詛を扱う家系 |
| 特徴 | コミュニケーション能力に乏しい、誰よりも仲間と仲良くしたいと考えている |
| 魔法 | 毒呪詛魔法 |
呪詛を得意にする家系に生まれたため、幼少期から忌み嫌われていましたが、誰よりも仲間と仲良くしたいと考えています。
その思いから、メンバーの人形を作ったりしていますが、怖がられてしまうことも少なくありません。
メンバー⑪:恥ずかしがり屋の変身魔法使い グレイ
グレイは、恥ずかしがり屋な性格から、アジトの中でも常に何かに変身して身を隠している団員です。
| 役職 | 団員 |
| 出身 | 不明 |
| 特徴 | 極度の恥ずかしがり屋、変身中は饒舌になる |
| 魔法 | 変身魔法 |
真の姿は魔力切れなどで変身が解けた時に発覚しましたが、それ以降は極力変身を使わず、アジトの皆と仲良くなろうと努力しています。
メンバー⑫:副団長 ナハト・ファウスト(影魔法/悪魔憑き)
物語の中盤で登場するナハト・ファウストは、黒の暴牛の副団長を務めています。
| 役職 | 副団長 |
| 出身 | 貴族 |
| 特徴 | 悪魔憑き、スペード王国でスパイ活動、ヤミや他のメンバーの素行を嫌う |
| 魔法 | 影魔法 |
アスタと同じく悪魔憑きであり、悪魔の力と影魔法を駆使して戦います。
スペード王国でスパイ活動をしていたため長らく登場していませんでしたが、アスタに悪魔の力の使い方を教えた人物でもあります。
メンバー⑬:アジトの管理者 ヘンリー・レゴランド
ヘンリー・レゴランドは、黒の暴牛のアジトを管理している団員で、その特異体質からメンバーには幽霊と噂されていました。
| 役職 | 団員(アジト管理者) |
| 出身 | 貴族 |
| 特徴 | 寝たきりの病、魔力を吸い取る特異体質、アスタとはよく話す |
| 魔法 | 組み換え魔法 |
他の人から魔力をもらわなければ生きていけない病気のため、アジトの隠し部屋で過ごしていましたが、魔力を持たないアスタには影響がないため、アスタとはよく話す仲です。
メンバー⑭:トラップ使い ゾラ・イデアーレ
ゾラ・イデアーレは、ロイヤルナイツ選抜戦編で初登場したトラップ使いの団員です。
| 役職 | 団員 |
| 出身 | 下民 |
| 特徴 | 魔法騎士を恨む元自警団員、父親を殺された過去を持つ |
| 魔法 | 灰魔法 |
かつて魔法騎士団に父親を殺された過去から魔法騎士を恨み、各地で悪さをする騎士を退治していました。
ヤミ・スケヒロに敗北してから黒の暴牛のローブをもらい、アスタとの共闘を経て、正式にメンバーに加わります。
黒の暴牛メンバーの魔法・能力・強さ一覧
黒の暴牛メンバーの強さは、その異質な魔法にあります。
ここでは、彼らが操る強力な魔法と、能力の詳細に迫ります。
団長 ヤミ・スケヒロの「闇魔法」と「氣」を読む能力
ヤミ・スケヒロが使用する闇魔法は、クローバー王国の中でも極めて珍しい属性です。
闇属性は対象を吸い込んだりできる魔法ですが、闇本体の速度がないという弱点を持ちます。
そのため、ヤミ・スケヒロは自身の肉体を鍛え、闇魔法を刀に纏わせるという剣士スタイルで戦う技巧派でもあります。
彼の最大の強みは、魔法だけでなく「氣」と呼ばれるオーラのようなものを読み取り、相手の行動を予測できる能力です。
この「勘と予想の間」の能力こそが、ヤミ・スケヒロを「破壊神」と呼ばれるほどの実力者に押し上げています。
主人公 アスタの「反魔法」の特異性と肉体的な強さ
アスタは、魔力を持たないからこそ持つことができた「反魔法」の使い手です。
反魔法は、触れる者の魔力を吸い取り、無効化するという強力な特性を持ちます。
あらゆる魔力を破壊し、ガードすることが不可能な最強の剣となりますが、アスタ自身はまだまだその力を十分に引き出せていません。
しかし、「一番努力している」とネロに評されるほどの努力家であり、持ち前のど根性と肉体的な強さで、限界を何度も超えて強敵を打ち破っています。
王族ノエル・シルヴァの桁外れの「水魔法」と「ヴァルキリードレス」
ノエル・シルヴァの水魔法は、王族ゆえの半端ない魔力量から、その規模が大きいことが特徴です。
物語の初期は魔力コントロールが苦手でしたが、修行を重ねて克服し、体に高密度な水の鎧を纏う「ヴァルキリードレス」を開発しました。
この魔法は、魔力コントロールができない空間を作り出された状況でも使用可能であり、ノエル・シルヴァの成長と覚悟を示す魔法として、読者からの評価が高いです。
フィンラル・ルーラケイスのサポートに特化した「空間魔法」
フィンラル・ルーラケイスの空間魔法は、空間を自由に移動できるワープ能力です。
弟ランギルスのように対象を強制的にワープさせる攻撃的な能力は持っていませんが、瞬発力と正確さに自信があり、サポート的な戦い方を得意とします。
特に団長ヤミ・スケヒロとのコンビネーションは絶妙であり、黒の暴牛にとって不可欠な戦術を生み出しています。
マグナ・スウィングの技巧派「炎魔法」と合体魔法
マグナ・スウィングの炎魔法は、下民出身ゆえに魔力量は少ないものの、魔力コントロールに長けた技巧派です。
野球に見立てた魔法を多く使用し、火球をピッチャーのように投げたり、バットで打ち込んだりするユニークな戦闘スタイルを持っています。
親友ラック・ボルティアとは合体魔法を繰り出すなど、仲間との連携を得意とし、魔力に頼らず戦術で戦う姿勢は、読者から共感を集めています。
バネッサ・エノーテカの「糸魔法」と「運命の赤い糸」
バネッサ・エノーテカの糸魔法は、攻撃力こそありませんが、相手に魔力を感知されない特性を持っています。
彼女の真骨頂は、魔女の森で発現させた「運命の赤い糸」という最強クラスの魔法です。
これは、バネッサ・エノーテカが大切に思う仲間(黒の暴牛)が攻撃されると、それを無かったことにできるという運命を操る能力です。
どんなに強力な魔法でも、バネッサ・エノーテカの魔力が尽きない限り永遠に攻撃が当たらないという、長期戦で無類の強さを発揮するサポート魔法として、物語のキーポイントとなりました。
ラック・ボルティアの攻撃力・スピード強化の「雷魔法」
ラック・ボルティアの雷魔法は、雷を自身に纏わせることで、攻撃力とスピードを向上させる近接戦闘スタイルです。
彼の雷魔法は、自身の身体能力と組み合わさることで、魔法騎士団の中でもかなりの実力者とされており、強敵を前にすると狂喜する姿は、戦闘狂としての彼の性格をよく表しています。
マグナ・スウィングとの合体魔法など、協調性を身につけたことで、その戦闘能力はさらに進化しています。
ゴーシュ・アドレイの攻撃と防御を兼ねる「鏡魔法」
ゴーシュ・アドレイの鏡魔法は、分身を作ったり、鏡を経由して高速で相手を攻撃したりと、高い応用力を持ちます。
また、鏡を使って相手の攻撃を跳ね返すこともできるため、攻撃と防御を兼ねた器用な戦い方が可能です。
左目の魔道具を使用することでかなりの魔力を開放し、多くの鏡を出現させるなど、爆発的な攻撃力も見せています。
チャーミー・パピットソンの「綿魔法」と覚醒後の「食魔法」
チャーミー・パピットソンが元々使用していた綿魔法は、ヒツジに料理を作らせたり、ヒツジの綿に関する魔法を使ったりする能力です。
彼女の作った料理は魔力を回復させる効果を持ち、サポート役として黒の暴牛を支えていました。
しかし、ドワーフと人間のハーフとして覚醒した後は、「食魔法」を使用できるようになります。
これは、大きな狼を召喚し、相手の魔法の魔力を食べることでチャーミー・パピットソンがパワーアップするという、凶悪な魔法であり、彼女の秘められた戦闘力が明らかになりました。
ゴードン・アグリッパの呪詛を扱う「毒呪詛魔法」
ゴードン・アグリッパの毒呪詛魔法は、触れるもの全てを毒に侵すことが得意です。
呪詛を扱う家系に生まれているため、実力はありますが、速度はあまりありません。
しかし、彼は呪詛の知識が豊富であり、アスタの腕が呪われた時には、ゴーシュ・アドレイと共に図書館へ行き、解決の糸口を見つけるなど、知識面でチームに貢献しています。
グレイの応用力の高い「変身魔法」と秘められた真の能力
グレイが使用する変身魔法は、自分自身だけでなく、様々なものを変身させることができます。
彼女の能力は、変身した相手の魔法を使用できると当初は考えられていましたが、後に真の能力が「変質魔法」であることが判明します。
これは、物質の性質を変えることができるという超高等魔法であり、仲間の魔法と相性が悪い相手の大きな魔法の性質を変えるなど、サポート役として計り知れない応用力を持っています。
ナハト・ファウストの「影魔法」と悪魔の特性を付与する「ユナイト」
副団長ナハト・ファウストは、影から影へとワープしたり、影を動かして攻撃させたりする影魔法の使い手です。
彼は4体の中級悪魔と契約しており、「ユナイト」というモードで悪魔と同化し、その悪魔の特性を影魔法に付与することで、さらに魔法をパワーアップさせています。
ギモデの「群れ」、ストロスの「剛健」、プルメデの「俊敏」、ワルグナの「鳴声」といった4つの特性を使い分ける、強力な悪魔の力の体現者です。
ヘンリー・レゴランドの「組み換え魔法」とアジトの変形機能
ヘンリー・レゴランドの組み換え魔法は、黒の暴牛アジトを変形ロボのように操ることができる大規模な魔法です。
他の人から魔力を吸っているため、魔力量が大きいことから、アジトを動かすほどの規模の魔法を扱うことが可能です。
「戦うアジト」として、ロケットパンチなど様々な攻撃を繰り出し、団員をサポートするユニークな戦力として活躍します。
ゾラ・イデアーレのトラップ戦術「灰魔法」と魔法跳ね返し
ゾラ・イデアーレの灰魔法は、主にトラップを仕掛けて攻撃する戦術的なタイプです。
空中や地面にトラップを仕掛け、時間をかければかけるほど威力が上がるという特性を持ち、即席ではそこまで威力が出ません。
彼の魔法の真骨頂は、自身の体に常にトラップを仕掛けており、ゾラ・イデアーレの体に攻撃がヒットすると倍返しで魔法を跳ね返すというカウンター能力にあります。
これは、魔法騎士を恨んでいたゾラ・イデアーレの信念と、実力主義の戦い方を象徴しています。
アニメを彩る黒の暴牛メンバーの声優一覧
黒の暴牛のメンバーは、その個性的なキャラクターを表現するために、実力派の豪華声優陣がキャスティングされています。
団長 ヤミ・スケヒロの声優:諏訪部順一
団長ヤミ・スケヒロの声を演じるのは、諏訪部順一です。
諏訪部順一は、東京都出身で1995年より声優活動を行っており、「テニスの王子様」や「僕のヒーローアカデミア」など数々の人気作に出演しています。
強い言葉で部下を鼓舞するヤミ・スケヒロの渋い声は、作品の魅力を一層高めています。
主人公 アスタの声優:梶原岳人
主人公アスタの声を演じるのは、梶原岳人です。
梶原岳人は大阪府出身で、アスタ役でアニメ初主演を飾りました。
「ドラゴンボール」を見て声優を目指したことを明かしており、魔力がないながらもど根性で叫び続けるアスタの熱血漢としての演技は、視聴者からも高い評価を得ています。
ヒロイン ノエル・シルヴァの声優:優木かな
ヒロインノエル・シルヴァの声を演じるのは、優木かなです。
優木かなは神奈川県出身で、小学生時代から声優になる夢を抱いていました。
王族としてプライドが高い一面と、アスタへの恋心を抱く乙女な一面を持つノエル・シルヴァの複雑な感情を見事に表現しています。
フィンラル・ルーラケイスの声優:福山潤
フィンラル・ルーラケイスの声を演じるのは、福山潤です。
福山潤は大阪府出身で、「コードギアス反逆のルルーシュ」など数々の話題作に出演し、声優アワードで賞を何度も受賞している実力派です。
青年から悪役まで幅広いキャラクターを演じることが得意で、臆病でありながら仲間思いのフィンラル・ルーラケイスを魅力的に演じきっています。
マグナ・スウィングの声優:室元気
マグナ・スウィングの声を演じるのは、室元気です。
室元気は宮城県出身で、熱血漢のマグナ・スウィングのヤンキーのような風貌と喧嘩っ早い性格を、勢いのある演技で表現しています。
バネッサ・エノーテカの声優:水樹奈々
バネッサ・エノーテカの声を演じるのは、水樹奈々です。
水樹奈々は愛媛県出身で、高い歌唱力を持ち、演歌歌手の夢を託されていた経歴もあります。
トップ声優として活躍しながら、音楽活動も行っており、大人の色気と強さを持つバネッサ・エノーテカの自由奔放さを見事に表現しています。
ラック・ボルティアの声優:村瀬歩
ラック・ボルティアの声を演じるのは、村瀬歩です。
村瀬歩はアメリカ合衆国出身で、芝居を観ることが好きで声優になったことを明かしています。
戦闘狂でありながら少年のような声を持つラック・ボルティアの二面性を見事に表現し、狂気をはらんだ笑顔を演出しています。
ゴーシュ・アドレイの声優:日野聡
ゴーシュ・アドレイの声を演じるのは、日野聡です。
日野聡はアメリカ合衆国出身で、子役時代に洋画の吹き替えを体験したことで声優になっています。
極度のシスコンという気持ち悪い一面を持ちながら、妹への深い愛情を表現するゴーシュ・アドレイの独特なキャラクターを確立しています。
チャーミー・パピットソンの声優:安野希世乃
チャーミー・パピットソンの声を演じるのは、安野希世乃です。
安野希世乃は宮城県出身で、アニメ「怪盗セイント・テール」を見て声優になったことを発表しています。
食いしん坊でありながら、ドワーフとして覚醒した際の力強い声のギャップも魅力的に演じきっています。
ゴードン・アグリッパの声優:松田健一郎
ゴードン・アグリッパの声を演じるのは、松田健一郎です。
松田健一郎は埼玉県出身で、暗い性格でぶつぶつと話すゴードン・アグリッパの独特の存在感を、小声の演技で表現しています。
グレイの声優:高橋未奈美
グレイの声を演じるのは、高橋未奈美です。
高橋未奈美は神奈川県出身で、映画「ハリー・ポッター」を見て声優になったことを明かしています。
恥ずかしがり屋であまり喋らないグレイと、変身中の饒舌なキャラクターとの演じ分けが見事です。
黒の暴牛メンバーの今後の展開と読者の評価・感想
黒の暴牛は、物語の進行と共に、その秘められた力と結束力が明らかになってきました。
ここでは、彼らの今後の展開と、読者からの率直な評価を紹介します。
黒の暴牛メンバーは今後も増える?数十人いるという噂と新メンバー登場の予想
黒の暴牛のメンバーは、物語に登場した十数人だけではないという噂が浮上していました。
黒の暴牛が根城にしている場所は変形する機能を持っており、隠し部屋にメンバーが潜んでいるのではないかという見方もありました。
実際に、ゾラ・イデアーレのように、ヤミ・スケヒロに認められてローブを受け取っていたが、後に正式に黒の暴牛のメンバーになるというパターンもあります。
エルフ族との戦いが終わった後など、物語の節目で、各地に散らばっているとされる黒の暴牛のメンバーが集結するのではないかと予想されています。
感想:黒の暴牛はかっこいい!信念の強さと結束力への評価
黒の暴牛は、魔法騎士団の中でも嫌われ者ばかりで構成されていますが、視聴者からは「かっこいい」という感想が多く寄せられています。
彼らは自分の信念が強く、いざという時には結束力を生かした戦い方をするため、「チーム戦強いよなぁ黒の暴牛」と、その絆の強さが評価されています。
喧嘩ばかりしている団員たちですが、仲間が危機に瀕した時には全員で立ち向かう姿は、多くの読者の心を打ちました。
感想:今後の活躍に期待!物語の鍵を握る問題児集団
黒の暴牛は、アスタの成長と共に、物語の鍵を握る存在として注目度が高まっています。
「今後の黒の暴牛と強かわいいチャーミーパイセンの活躍に期待です」といった感想にあるように、個性的なメンバーたちの更なる覚醒や、新たな活躍に期待する声が絶えません。
ヤミ・スケヒロの東の国での過去や、ナハト・ファウストの副団長としての役割など、未だに謎が多い部分もあり、今後の展開が楽しみであると考える読者が多いです。
まとめ
本記事では、ブラッククローバーの異端の魔法騎士団「黒の暴牛」の全メンバーを、魔法や能力、そして声優陣に至るまで徹底的に紹介しました。
魔力がないアスタを筆頭に、ヤミ・スケヒロの闇魔法、ノエル・シルヴァの王族の魔力、バネッサ・エノーテカの運命を操る糸など、彼らが操る異質な魔法と規格外の実力は、最強の騎士団と呼ばれるにふさわしいものです。
一見すると問題児ばかりの集団ですが、その根底にあるのはヤミ・スケヒロへの信頼と、強い仲間意識です。
彼らのど根性と結束力が、クローバー王国の未来を大きく左右することは間違いありません。
まだブラッククローバーを読んだことのない方も、黒の暴牛の個性豊かな面々に注目して、ぜひこの物語を楽しんでみてください。
以下の関連記事も是非ご覧ください!









コメント