長期にわたりテレビアニメ版が放映され、さらに劇場映画化も決定した大人気バトル＆ファンタジー漫画『ブラッククローバー』。
この作品には、主人公アスタやユノをはじめ、魅力的なキャラクターが数多く登場し、読者の心を掴んで離しません。
今回は、魔法騎士団の一つ「紅蓮の獅子王」に所属する、ヴァーミリオン家の末弟、レオポルド・ヴァーミリオンにスポットを当てて紹介します。
団長を務める実兄フエゴレオンや、その姉メレオレオナという凄まじい実力者たちを兄姉に持ちながら、自らも熱い闘志を燃やすレオポルドの実力は、どこまで通用するのでしょうか。
本記事では、レオポルドが使用する炎魔法の全貌、彼がアスタやユノに対して見せるライバル意識の深さ、そして兄フエゴレオンやライバルアスタとの強さ比較を徹底的に考察します。
さらに、ファンの間で「熱血バカ」と称される彼のかっこいい魅力と、アニメ版で彼を演じた声優KENNのプロフィールまで深掘りし、レオポルドというキャラクターの奥深さに迫っていきます。
ブラッククローバーの作品情報とレオポルド・ヴァーミリオンのプロフィール
レオポルドが活躍する物語の背景と、彼自身の基本的な情報を確認しましょう。
ブラッククローバーの概要とあらすじ
バトル＆ファンタジー漫画のトレンドを牽引する『ブラッククローバー』は、田畠裕基が原作者です。
テレビアニメ版も2017年から2021年3月まで放映され、原作に負けず劣らずの人気を獲得しました。
物語の舞台は、悪魔が存在し、人間が魔法を使うことができる異世界です。
主人公のアスタは、孤児でありながら、魔力が一切身に着かないという、この世界では致命的なハンデを背負っていました。
しかし、同じ孤児でライバルのユノの励ましもあり、アスタは「魔法帝」になるという夢を諦めず、問題児が集まる魔法騎士団「黒の暴牛」に加入しました。
この物語は、魔力を持たないアスタが、周囲の差別や困難をド根性と反魔法の力で乗り越え、最強を目指す王道中の王道ストーリーが魅力です。
紅蓮の獅子王団のレオポルド・ヴァーミリオンのプロフィール
レオポルド・ヴァーミリオンは、王族であるヴァーミリオン家の出身で、魔法騎士団「紅蓮の獅子王」に所属するエリート魔道士です。
団長のフエゴレオン、そしてその姉のメレオレオナを実兄姉に持ち、二等中級魔法騎士の位に就いています。
兄姉を非常に尊敬しており、その背中を追うために日々努力を重ねる熱血漢です。
魔法属性は、兄姉と同じく「炎」であり、その熱い性格を体現しています。
「面白い男」であるアスタをライバル視していることから、彼の好物の一つは「兄と面白い男」だとされています。
| 名前 | レオポルド・ヴァーミリオン |
| 年齢 | 16歳 |
| 誕生日 | 8月13日 |
| 身長 | 164cm |
| 血液型 | O型 |
| 出身 | 王貴界 |
| 等級 | 二等中級魔法騎士 |
| 魔法属性 | 炎 |
| 所属騎士団 | 紅蓮の獅子王 |
| 好きなもの | 兄と面白い男 |
ブラッククローバーのレオポルドの実力・魔法や強さ
「紅蓮の獅子王」団員であるレオポルドは、兄フエゴレオンや姉メレオレオナに負けないほどの高い素質を有していると評されています。
ここでは、彼が繰り出す強力な炎魔法と、他の主要キャラクターとの強さ比較を考察します。
レオポルドの魔法①相手を貫く「螺旋焔」と「深炎螺旋焔」
レオポルドの魔法属性は、ヴァーミリオン家の血筋を受け継いだ「炎」です。
この炎魔法は、その熱血漢の性格を反映するように、主に攻撃主体の魔法として進化を遂げています。
彼がストーリーの中で最初に繰り出した魔法は、「炎魔法”螺旋焔”」でした。
これは、両掌から出した炎を螺旋状にして相手に向けて放射するというもので、強い威力と貫通力を持っています。
さらに、この「螺旋焔」を応用したのが「深炎螺旋焔」です。
「深炎螺旋焔」は、複数の螺旋状の炎を遠隔操作して相手に向けて飛ばすことができる魔法であり、レオポルドが相手に間合いを詰められることなく戦うことができるというメリットを生み出しました。
レオポルドは、この炎を螺旋状に回転させることで、攻撃力を高める独自のスタイルを確立していると言えます。
レオポルドの魔法②防御も兼ねる「爆乱焔」と極大威力「真炎魔法 紅蓮噴火」
レオポルドの炎魔法は、攻撃特化でありながら、防御の役割も果たすものに進化しています。
「炎魔法”爆乱焔”」は、炎を弾丸のような形にして四方八方に撃ち込むという魔法です。
この魔法は、一度に複数の敵を相手にした時に優れた威力を発揮するだけでなく、周囲に炎の弾幕を張ることで、複数の相手の攻撃に対する防御の役割も果たすと評価されています。
そして、彼が創生した魔法の中で最も難易度が高く、そして絶大な威力を発揮するのが「真炎魔法”紅蓮噴火”」です。
これは、巨大な術式をつくり、その術式の広さと同じ紅蓮の炎を噴火させるという極大の攻撃魔法です。
レオポルドの魔法は、兄姉の炎魔法の才能を受け継ぎつつも、独自の熱血な戦い方に合わせて進化しており、これからもさらなる進化を遂げるのではと多くのファンが期待しています。
レオポルドとアスタやフエゴレオンの強さを比較
レオポルドは、同じ熱血漢であるアスタや、偉大な兄フエゴレオンといった強敵たちと比べると、現時点ではどのような位置にいるのでしょうか。
まず、レオポルドとアスタの比較ですが、魔法の絶対的な能力や魔力においてはレオポルド優勢と評されています。
しかし、アスタは鍛え抜かれた肉体と、全ての魔法を無効化する反魔法の剣という、規格外の武器を持っています。
特に、アスタがブラックアスタとして覚醒した状態であれば、その一撃の破壊力と機動力は、レオポルドを大きく上回ると考えられます。
そのため、単純な強さのバランスでは、アスタの方に分があるのではないかと考察されていますが、お互いに熱い魂を持つライバルとして、相性の良さや共闘の可能性も指摘されています。
次に、レオポルドと兄フエゴレオンの比較ですが、現時点では圧倒的にフエゴレオン優勢であることは間違いありません。
フエゴレオンは、炎魔法の達人であり、マナゾーンを使いこなすなど、魔法帝候補とされる実力者です。
しかし、レオポルドは成長の速度が著しく、強敵との戦いを通じて自身の炎魔法を進化させています。
多くのファンは、レオポルドが姉メレオレオナのような戦闘狂としての覚悟と、フエゴレオンの知的な戦術を身につけた時、兄に肩を並べるどころか、結果が変わるほどの強さを手に入れると期待しています。
ブラッククローバーのレオポルドのかっこいい魅力
レオポルドは、その実力だけでなく、熱血漢としての揺るぎない覚悟や、公平な人柄がファンから高く評価されています。
かっこいい魅力①魔法帝に「やりすぎに要注意」と窘められる強い正義感
レオポルドの最大の魅力は、彼の根幹をなす「熱血漢」としての性格と、そこから生まれる強い正義感です。
彼は、悪を絶対に容赦しないという強い信念を持っており、これが彼の大きな武器であり、熱い魅力となっています。
その熱意は時に度を超え、魔法帝からも「やりすぎに要注意」と窘められるほどです。
しかし、彼は魔法帝の前でも「悪に容赦しない」という信念を堂々と宣言し、その揺るぎない覚悟と誇りが「かっこいい」と評されています。
ファンからも「己の信念や揺るぎない誇りを胸に超神業を発揮してるのが熱いし心揺さぶる」といった感想が寄せられており、レオポルドの生き様に共感を覚える読者が多いことがわかります。
かっこいい魅力②アスタとユノは良きライバル？熱血漢と冷静沈着なやり取り
王貴界出身であるレオポルドは、当初は貴族としてのプライドを持っていましたが、アスタという異質な存在と出会うことで、その価値観は大きく変わります。
自分に啖呵を切ってきたアスタを「面白い男」として認め、ライバル視するようになりました。
また、アスタのライバルであるユノに対しても、当初は蔑むような態度を取っていましたが、ユノがアスタのライバルだと知ってからは、ユノのこともライバル視するようになります。
この過程を経て、レオポルドとアスタは真の意味でライバルと呼べる関係へと発展していきました。
「ブラッククローバーくそおもれー レオポルドとアスタかっけー」といったシンプルなツイートからも、彼らの共闘や切磋琢磨する姿が多くのファンを魅了していることがわかります。
さらに、熱血漢のレオポルドと、常に冷静沈着なユノという、対照的な二人のやり取りが面白いと評されており、レオポルドは物語の熱量を上げる重要なキャラクターとして機能しています。
かっこいい魅力③ロイヤルナイツ選抜試験結果での活躍とチーム戦での貢献
アスタとユノという強大なライバルを追いかけるレオポルドは、王撰騎士団（ロイヤルナイツ）の選抜試験でもその実力と成長を示しました。
この試験には、アスタ、ユノ、クラウス、フィンラル、ミモザなど、多くの実力者が参加していました。
レオポルドは、フィンラル、ハモンと三人チームを組み、一回戦を見事突破しました。
二回戦では、フラギルの魔晶石を破壊する活躍を見せましたが、惜しくも敗退してしまいます。
しかし、この試験を通じて、彼は個人の強さだけでなく、フィンラルの空間魔法を活かしたチーム戦術や、仲間との連携を学ぶことで、魔法騎士としての視野を広げました。
この経験は、後に彼が兄姉に代わるリーダーとして成長していく上で、非常に重要なステップであったと言えるでしょう。
かっこいい魅力④エルフ化副団長ランドール戦での覚醒と兄フエゴレオンからの承認
レオポルドの成長を語る上で、エルフの転生魔法によってエルフ化してしまった「紅蓮の獅子王」の副団長ランドールとの戦いは欠かせません。
エルフ化したランドールが「紅蓮の獅子王」の本拠地を襲った際、レオポルドは追い詰められながらも、闘志を失うことなく仲間たちを鼓舞します。
この戦いの最中、彼はマナの読み方や炎のあり方を掴み、覚醒寸前まで成長を遂げました。
最終的にランドールは、奇跡的に目覚めた兄フエゴレオンに倒されますが、この弟の奮闘をフエゴレオンはしっかりと見ており、弟の成長を認めました。
ランドール戦は、レオポルドが偉大な兄姉の弟としてだけでなく、一人の魔法騎士として絶対に負けられない戦いに挑み、その覚悟を証明したエピソードであり、彼の精神的な成長が最も際立った瞬間として語り継がれています。
かっこいい魅力⑤次期団長候補としての資質とリーダーシップ
レオポルドは、ヴァーミリオン家の末弟という血筋からいっても、次期「紅蓮の獅子王」の団長候補であることは間違いありません。
彼は、団長である兄フエゴレオンや、姉メレオレオナの教えや精神を団員たちに伝え、鼓舞することがあります。
特に、エルフ襲撃後の混乱期には、その熱血なリーダーシップを発揮し、団員たちの精神的な支柱としての役割も担いました。
ファンからは、戦いを経て精神的な成長も著しいレオポルドであれば、良いリーダーシップを発揮し、団員たちもついていくだろうと評価されています。
レオポルドの悪に屈しない強い覚悟と、仲間を鼓舞する熱意は、紅蓮の獅子王の団長としてふさわしい資質であり、彼の今後のさらなる活躍と団長就任を期待する読者が多く存在します。
ブラッククローバーのレオポルドのアニメ声優
レオポルドの熱血漢としてのキャラクター性を、アニメで鮮やかに表現したのが、声優のKENNです。
KENNのプロフィールとミュージシャンからの転身
テレビアニメ版『ブラッククローバー』でレオポルドを演じている声優はKENNです。
KENNは1982年3月24日生まれの東京都出身で、本名は大橋賢一郎です。
彼は、声優デビュー以前に、2003年にバンド「The NaB’s（ザ・ネイビーズ）」のキーボード＆サポートボーカルとしてミュージシャンデビューを果たしています。
音楽活動と並行して声優活動も行うようになり、2004年に「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」の遊城十代役で声優デビューを飾りました。
かなりのゲーマーとして有名で、趣味はゲーム、インラインスケート、ダーツですが、特技は料理で、特にハンバーグとビーフシチューを作るのが得意という、熱血漢のレオポルドとは異なる家庭的な一面も持っています。
KENNの主な出演作品と多岐にわたる活動
人気声優であるKENNは、声優としてのキャリアも長く、多くのヒット作品でメインキャラクターを演じています。
主な出演作品としては、「黒執事シリーズ」のロナルド・ノックス役、「宇宙兄弟」の南波日々人役、「アオハライド」の小湊亜耶役、「テラフォーマーズ」のアレックス・カンドリ・スチュワート役、「アイドリッシュセブン」の四葉環役などがあります。
2008年にはソロ歌手としてもデビューし、多くのシングルやアルバムをリリースするなど、現在も音楽活動を精力的に行っています。
KENNの熱く、力強い声質は、レオポルドの情熱的で真っ直ぐな性格と見事にマッチしており、アニメ版のレオポルドの魅力を最大限に引き出していると評価されています。
ブラッククローバーのレオポルドに関する感想や評価
レオポルドは、彼の熱いキャラクター性から、ファンからも高い評価と熱い感想が寄せられています。
共闘シーンや、困難な状況下での覚悟が特に評価されており、単なる「熱血バカ」という枠には収まらない、真の魔法騎士としての資質を多くのファンが認めています。
エルフ化副団長ランドールとの戦いにおける「レオポルドの持つ覚悟は敵とは比べものにならない！その時点で勝負有りだね！」という感想は、彼の精神的な強さと揺るぎない信念が、ファンに最も響いている点を示しています。
また、チャーミーとの共闘シーンにおいても、「己の信念や揺るぎない誇りを胸に超神業を発揮してるのが熱いし心揺さぶる」と評されるように、彼は自身の信念を貫くことで、高い戦闘能力を発揮し、読者に感動を与えています。
レオポルドは、王族の驕りを持ちながらも、平民のアスタをライバルとして認め、その背中を追いかけることで著しい成長を遂げたキャラクターです。
彼の真っ直ぐな情熱は、まさに少年漫画の王道を行く魅力であり、物語の熱量を高める上で欠かせない存在であると再認識させられます。
まとめ
『ブラッククローバー』のレオポルド・ヴァーミリオンは、「紅蓮の獅子王」に所属するヴァーミリオン家の末弟であり、偉大な兄姉の背中を追う熱血漢です。
彼の使う炎魔法は、「螺旋焔」「深炎螺旋焔」「爆乱焔」、そして「真炎魔法 紅蓮噴火」といった強力な攻撃魔法で構成されており、攻守のバランスを取りながら、その実力を着実に向上させています。
アスタやユノをライバルと認め、切磋琢磨することで、王族としての驕りを捨て、真の魔法騎士へと成長を遂げました。
特に、エルフ化副団長ランドールとの戦いでは、その強い覚悟と精神的な成長を見せ、兄フエゴレオンからもその実力を認められました。
彼の持つ揺るぎない正義感と、仲間を鼓舞する熱いリーダーシップは、次期「紅蓮の獅子王」団長の資質として十分に期待されています。
レオポルドの魅力は、アニメ版で声を担当したKENNの熱演によっても高められており、これからも彼の炎のような活躍から目が離せません。
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