
ダークファンタジーの金字塔『オーバーロード』に登場するナザリック地下大墳墓の階層守護者たちは、それぞれが圧倒的な強さと濃すぎる個性を持っています。
その中でも、第一から第三階層までの守護を任されたシャルティア・ブラッドフォールンは、ナザリック最強と目される戦闘力と、アインズ・ウール・ゴウンに対する異常なまでの愛を持つキャラクターとして高い人気を誇ります。
視聴者の間で「面白い」「かわいい」と特に好評を博したのが、シャルティアがアインズの椅子になったシーンです。
本記事では、このシャルティアの椅子シーンがアニメの何話で見られるのかを解説します。
さらに、守護者最強であるシャルティアが、なぜ主人への反逆という大罪を犯し、罰を受けることになったのかという衝撃の理由についても、詳しく深掘りしていきます。
ド変態と評される彼女にとって、その罰が「ご褒美」となってしまった真の魅力に迫っていきましょう。
シャルティアとは?守護者最強と呼ばれる吸血鬼のプロフィール
まずは、シャルティア・ブラッドフォールンがどのような存在であり、どのような特徴を持つのかを解説します。
オーバーロードの作品情報とあらすじ
『オーバーロード』は、丸山くがねによるライトノベル作品です。
小説投稿サイトでの連載を経て、2012年7月よりKADOKAWAにて書籍版が刊行されています。
物語の主人公は、VRMMORPG「ユグドラシル」に酷似した異世界に、アンデット種族の最高峰「オーバーロード」のアバターのまま転移してしまった鈴木悟、すなわちモモンガです。
彼はアインズ・ウール・ゴウンと名乗り、自身が作ったギルドのNPCである階層守護者たちとともに、異世界を生き抜くことになります。
階層守護者シャルティアのプロフィールと特徴
シャルティアは、ナザリック地下大墳墓の第一階層から第三階層までの守護を任された階層守護者です。
| 名前 | シャルティア・ブラッドフォールン |
| 呼び名 | 鮮血の戦乙女 |
| 役職 | 第一〜第三階層守護者 |
| 種族 | 真祖(トゥルー・ヴァンパイア) |
| 創造主 | ぺロロンチーノ |
種族は真祖(トゥルー・ヴァンパイア)であり、見た目は吸血鬼らしく長い銀髪と真紅の瞳、血の気がない青白い肌が特徴的です。
超越者としての雰囲気を纏い、その端正な顔立ちから非常に整った美貌を持っています。
彼女の創造主は、アインズのギルドメンバーの一人であるぺロロンチーノです。
ぺロロンチーノの強い嗜好が設定に反映されており、シャルティアはネクロフィリア(屍体愛)という性的嗜好を持ち、アンデットであるアインズを心の底から愛しているという設定が付与されています。
この「最強の戦闘力」と「ド変態的な性的嗜好」のギャップこそが、シャルティアの最大の魅力の一つです。
シャルティアの椅子シーンはアニメの何話?罰を受けた理由を解説
アインズを心の底から愛し、「アインズの正妃の座」をかけてアルベドと目に見える修羅場を演じるシャルティア。
そんな彼女が、なぜアインズへの反逆という大罪を犯し、「罰」としてアインズの椅子になることになったのかを解説します。
シャルティアの椅子シーンはアニメ第2期第5話
視聴者の間で「面白い」「かわいい」と好評を博したシャルティアの椅子シーンは、アニメ『オーバーロード』の第2期 第5話「二人の指導者」で描かれています。
このシーンは、シャルティアがアインズに罰を与えられた後の状況を描いたものであり、「逆にご褒美です」と性的興奮を隠さず喜ぶシャルティアの様子と、それを見てドン引きするアインズの対照的な反応がコミカルに描かれました。
この椅子シーンの描写により、シャルティアのド変態キャラとしての地位は不動のものとなったと言えるでしょう。
シャルティアが罰を受け椅子になった理由
シャルティアがアインズの椅子になる罰を受けた背景には、スレイン法国の漆黒聖典との遭遇と、それに続くアインズとの決闘というナザリック最大の危機が関係しています。
その理由を順を追って見ていきましょう。
理由①:ワールドアイテムによる精神支配
シャルティアは、任務中にスレイン法国の漆黒聖典という特殊部隊の兵士たちと遭遇しました。
シャルティアは彼らと交戦しますが、漆黒聖典が保持していた神器(ワールドアイテム)の一つ、傾城傾国によって精神支配されてしまいます。
この傾城傾国は、世界級アイテムと呼ばれるゲームバランスを崩壊させる性能を持つ非常に希少なアイテムであり、シャルティアのような強力なNPCでも抵抗できない力を持っていました。
理由②:アインズによる単身での討伐と敗北
シャルティアが精神支配され、主人への反逆という状態に陥ったことを知ったアインズは、事態の背後に世界級アイテムを扱う危険な存在がいることを察知します。
アインズは、シャルティアにかけられた精神支配を解除するため、非常に希少な課金アイテム「シューティングスター」を使用しますが、世界級アイテムによる支配には効果がありませんでした。
この状況をナザリック最大の危機と認識したアインズは、これ以上の情報漏洩を防ぎ、シャルティアの精神支配を解くため、単身でシャルティア討伐を決意します。
結果として、アインズは用意周到な戦略と課金アイテムを駆使し、一対一の戦闘で守護者最強であるシャルティアに勝利します。
理由③:罪悪感を薄めるための「罰」
戦闘に敗北したシャルティアは、アインズに殺されてしまいますが、ナザリック地下大墳墓にて金貨5億枚という莫大な費用で復活しました。
シャルティアの反逆は、精神支配によるものであり、彼女の意思ではありません。
そのため、アインズは自分の失態を理由にシャルティアに罰を与えるのは間違っていると考え、罰を与えませんでした。
しかし、主人への反逆という大罪を犯してしまったシャルティアは、精神的な苦痛に苛まれ、自身をどうしても許すことができず、精神的に病んでしまいます。
この状況に見かねたアルベドが、「罰を与えることこそが、シャルティアの罪悪感を薄める唯一の方法」という意見をアインズに申し立てました。
その結果、アインズからシャルティアに与えられたのが、アインズの椅子になるという罰でした。
しかし、ド変態であるシャルティアにとって、心底愛するアインズの骨格に密着できるこの罰は、文字通り「ご褒美」となってしまい、罰としての効果は全くありませんでした。
シャルティアのかわいい魅力
罰がご褒美になってしまうほどのド変態でありながら、視聴者の間で「かわいい」と人気を博すシャルティアの魅力をさらに深掘りします。
かわいい魅力①:アインズのことが大好きで、骨格がお気に入り
ナザリックの階層守護者たちは、全員がアインズを崇拝し、忠誠を誓っています。
その中でも、シャルティアはネクロフィリアという設定により、守護者の中でも一際強い愛情をアインズに向けています。
同じくアインズを愛するアルベドと第一婦人の座をかけて、常に目に見える修羅場を演じているのも、彼女の愛情の強さの表れです。
特に、アインズの「骨格」が一番好きなところだと公言しており、その骨に触れられることが最大の喜びであるという点が、アンデットの主人を持つ彼女ならではのユニークな愛情表現であり、「かわいい」と評価される大きな要因です。
かわいい魅力②:お馬鹿キャラとしての側面
戦闘力は守護者最強クラスであるシャルティアですが、頭脳面においてはおバカキャラとして認知されています。
実際に、アウラやデミウルゴスからは「頭脳面では役に立たない」と評され、自身の能力を低く見積もりがちなアインズにすら「シャルティアの考えなら、まず間違っている」とまで思われるほどです。
しかし、見当違いなことを言ってアインズに指摘され、恥ずかしさや悔しさの感情を出しているときのリアクションが非常にコミカルで、このおバカな側面が彼女に親しみやすさとかわいらしさを与えています。
かわいい魅力③:偽りの胸を気にする乙女心
シャルティアの不自然なほど盛り上がっている胸は、実は偽りの胸であるという設定があります。
これは、彼女の制作者であるぺロロンチーノが貧乳好きであったにもかかわらず、なぜかシャルティアのイラストが巨乳キャラになってしまったため、「貧乳を恥じてパッドを入れている」という裏設定が付け加えられたためです。
アインズに復活させられた際、体に異変がないか聞かれたときに「胸がない」と答えるほど、胸の大きさを気にしている乙女心もまた、彼女のかわいい魅力の一つです。
シャルティアの強さや能力
シャルティアは、そのド変態的な魅力とおバカな側面に隠されがちですが、ナザリック地下大墳墓のNPCの中でも最強クラスの戦闘力を誇ります。
シャルティアは守護者最強?一対一では無敵
シャルティアは、ナザリックの階層守護者の中でもトップクラスの強さを誇り、一対一の戦いであれば勝てる守護者はいないと言われるほどの最強の戦闘力を持っています。
彼女のステータスは、そのほかの階層守護者たちよりも一回り高水準かつバランスの取れた能力値をしており、純粋な近接戦闘能力はアインズすら凌ぐほどです。
彼女は頭で考えるよりも圧倒的な力で相手をねじ伏せる戦法を取ることが多く、その高いポテンシャルは、アインズとの決闘においても遺憾なく発揮されました。
戦闘モードの鎧を纏った「鮮血の戦乙女」
普段、シャルティアはゴシック調のボールガウンを着用していますが、戦闘モードになると「真紅の全身鎧」という真っ赤な伝説級の鎧を全身に纏います。
この姿は、彼女の呼び名である「鮮血の戦乙女」にまさにピッタリで、普段のおバカキャラから一変し、戦う女性という凛々しい雰囲気を醸し出します。
彼女はまた、神話級の武器である「スポイドランス」を装備しており、このランスによる攻撃は並の相手では受け止められないほどの破壊力を持ちます。
弱点でもある「血の狂乱」
シャルティアの能力の一つに、戦闘時間が長引くと発動する「血の狂乱」というスキルがあります。
このスキルが発動すると、彼女の攻撃力が格段に上がる一方、意思のコントロールが効かなくなり、無差別に敵を殺しまくるという大きな弱点も持っています。
「血の狂乱」が発動してしまったときのシャルティアの姿は恐ろしいもので、アルベドからは「ヤツメウナギ」あるいは「ウナギ」という散々な呼び名で呼ばれていました。
圧倒的な強さと制御不能な狂気を併せ持つこのスキルは、シャルティアというキャラクターの複雑な側面を象徴しています。
シャルティアの椅子シーンに関する感想や評価
最後に、ネット上に寄せられたシャルティアの椅子シーンに関する感想や評価を見ていきましょう。
その罰がご褒美になってしまうという強烈なギャップは、多くの視聴者に愛されていることがわかります。
椅子にされて嬉しそうな反応がかわいいという感想
椅子にされたシャルティアの嬉しそうな反応は、多くのファンから「かわいい」と評価されています。
「椅子にされて嬉しそうなシャルティアかわいい」という声は、彼女のド変態的な愛情が、コメディ要素として受け入れられていることを示しています。
アインズがドン引きするほどの喜び方を見せるシャルティアの姿は、ギャップ萌えを誘い、彼女の人間味溢れる魅力を際立たせています。
海外でも人気な「シャルチェア」
シャルティアの椅子シーンは、海外でも大きな話題となっており、シャルティアの椅子を「シャルチェア」、コキュートスの椅子を「コキュチェア」と呼ぶ造語まで生まれています。
「シャルチェアかわいい」という感想に見られるように、このユニークなシチュエーションは、国境を越えて多くのファンに好評であるようです。
この事実は、アインズと守護者たちの関係性が、『オーバーロード』の大きな魅力の一つであることを示していると言えるでしょう。
罰がご褒美になった面白さへの評価
「シャルティア椅子にされてからの喜び方が半端無くて面白かったwアインズ様もドン引きしてて更に笑った」という感想は、このシーンのコミカルな構成に対する高い評価を物語っています。
本来、主人への反逆という重い罪に対する罰が、愛する人との密着という最大の喜びに変換されてしまうという設定の妙が、このシーンを非常に面白いものにしています。
アインズの椅子になるという特異な状況で、嬉しそうな感情を爆発させるシャルティアの純粋さ(?)が、多くの視聴者の心に残ったと言えるでしょう。
シャルティアの椅子シーンまとめ
本記事では、オーバーロードのシャルティアの椅子シーンがアニメの第2期 第5話で描かれたこと、そして彼女が罰を受けた理由がワールドアイテム「傾城傾国」による精神支配と、それに伴うアインズとの決闘での敗北であったことを解説しました。
最終的に、アインズの椅子になるという罰は、ド変態であるシャルティアにとって「ご褒美」となってしまい、その嬉しそうな反応が視聴者の間で「かわいい」「面白い」と好評を博しました。
守護者最強でありながら、おバカで一途な乙女心を持つシャルティアの多面的な魅力は、今後も『オーバーロード』の物語を彩っていくことでしょう。
シャルティアのさらなる活躍や、彼女の登場する原作11巻のドワーフの都市での話にも注目し、そのかわいい魅力と圧倒的な強さをぜひチェックしてみてください。
以下の関連記事も是非ご覧ください!
















コメント