「チェンソーマン」に登場する「クァンシ」と「岸辺」。
二人は過去にバディとして相棒を組んでいた関係であり、作中でも屈指の実力を持つデビルハンターです。
この記事では、クァンシと岸辺が過去にどのような関係だったのか、その強さや能力、そしてそれぞれのたどった運命まで深く掘り下げて解説していきます。
読者から絶大な支持を集める二人の魅力に迫りましょう。
クァンシと岸辺とは?その人物像と「チェンソーマン」の世界観
「チェンソーマン」で登場したクァンシと岸辺は、過去にバディを組んでいた相棒同士でした。
まずは、二人のプロフィールと「チェンソーマン」という作品について簡単に紹介していきます。
クァンシのプロフィール
名前 | クァンシ |
---|---|
所属 | 中国→公安対魔特異5課 |
年齢 | 不明 |
誕生日 | 不明 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
契約悪魔 | 弓矢の悪魔 |
クァンシは、眼帯をしている銀髪の美女で、中国を拠点に活動する「始まりのデビルハンター」と呼ばれています。
レズビアンであり、同じくレズビアンである4人の魔人(人間の死体に悪魔が憑依している存在)を連れてハーレムを形成しています。
魔人たち一人一人に深い愛情を持っており、作中で来日した理由も魔人たちの人権や教育を受けさせるためでした。
かつて相棒だった岸辺には、「全人類に殴り合いをさせたら最後まで立っている人物」と言わしめるほどの圧倒的な実力者です。
岸辺のプロフィール
名前 | 岸辺 |
---|---|
所属 | 公安対魔特異1課→公安対魔特異4課 |
年齢 | 50代 |
誕生日 | 不明 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
契約悪魔 | 針の悪魔・爪の悪魔・ナイフの悪魔 |
岸辺は、自称「最強のデビルハンター」であり、公安対魔特異1課に所属していました。
常に淡々と無表情で話すキャラクターですが、実は仲間思いで人情家な一面を持っています。
若い頃は「狂犬岸辺」と呼ばれ、粗暴で軽薄、そして女好きでした。
現在では酒と女性と悪魔を殺すことが好きと公言しており、持論から常に飲酒して頭のネジを外しているかのように見えます。
早川アキや姫野の師匠を務め、物語途中ではデンジやパワーへ稽古をつけた後、特異4課の隊長へと就任しています。
単行本のおまけでは若い頃の姿が描かれ、そのギャップに驚いた読者も多いでしょう。
「チェンソーマン」作品概要とあらすじ
「チェンソーマン」は、藤本タツキの手によって2018年から連載されている漫画作品で、2025年6月時点では単行本20巻が刊行されています。
「週刊少年ジャンプ」で第一部「公安編」は2020年まで連載され、2022年からは「少年ジャンプ+」で第二部「学園編」の連載が開始されました。
アニメも2022年10月から全12話が放映されており、その斬新な表現で多くのファンを獲得しています。
物語のあらすじとして、デンジは父親の借金を返しながら生計を立てるため、デビルハンターとしてチェンソーの悪魔ポチタと一緒に悪魔を駆除していました。
ある日、ヤクザに騙され「ゾンビの悪魔」に殺されてしまったデンジですが、ポチタが心臓となったことで復活し、チェンソーの悪魔に変身する能力を手に入れゾンビたちを殲滅します。
ゾンビたちを殲滅後に現れた公安対魔特異課に所属するデビルハンターのマキマによって公安に所属となったデンジは、様々な悪魔との戦いで活躍していくことになります。
クァンシと岸辺は元相棒!過去から現在への関係性
クァンシと岸辺が若い頃に相棒だったことは、単行本のおまけに描かれています。
ここからは、二人が過去にどのような関係だったのか、そして物語中に出会った時での関係などを解説していきます。
二人は9年間コンビを組んでいた
岸辺とクァンシは、若い頃に9年間もの間バディを組んでいました。
若い頃は女好きだった岸辺は、バディを組むことになったクァンシに出会った直後に軽いノリで口説いていますが、あっさりと断られています。
この序盤のやり取りから、二人のコミカルでありながらも一筋縄ではいかない関係性が垣間見えます。
岸辺がクァンシに本気の愛を伝えるまで
出会った当初はクァンシに口説き文句を振られてしまった岸辺ですが、その後もクァンシのことを事あるごとに口説き続けていました。
口説き続けるうちに、岸辺は徐々にクァンシへの想いが強くなっていき、9年目にはクァンシに本気で愛を伝えています。
この一途な想いは、岸辺の意外な一面として読者の心を掴みました。
クァンシに拒否されビンタされる岸辺
クァンシは、出会った直後の岸辺に口説かれましたが、拒否した上に殴り飛ばしています。
しかし、岸辺は全く懲りずにバディを組んでいる間、何度もクァンシを口説き続けていますが、クァンシは一貫して断り続けており、断る度に岸辺を殴っています。
この二人のユーモラスなやり取りは、単行本8巻に描かれているおまけで見ることができ、二人の間に特別な絆があったことを示唆しています。
クァンシからカミングアウトされる岸辺
クァンシは、本気の思いを伝えた岸辺に対して、自身が好きなのは女性だと打ち明けます。
この告白に、打ち明けられた岸辺は泣く泣くクァンシへの想いを諦めました。
しかし、この出来事が二人の間に新たな友情を築くきっかけになったとも考えられます。
本編での共闘を持ちかける岸辺
「チェンソーマン」本編中に、岸辺はクァンシの連れている4人の魔人たちと戦闘に突入します。
岸辺は簡単に魔人たちのうち2人を捕えてクァンシへの人質とし、再会したクァンシへとマキマを殺すために共闘を持ちかけています。
しかし、クァンシはその要請を拒否したため、岸辺との戦闘に突入しました。
このシーンは、二人の過去の絆がありながらも、それぞれの信念が衝突する複雑な関係性を描写しています。
クァンシと岸辺の強さや能力の徹底分析
「チェンソーマン」作中に登場するキャラクターの中でも、突出した強さや実力を持つクァンシと岸辺。
クァンシは「最初のデビルハンター」と呼ばれ、岸辺は「最強のデビルハンター」と自称しています。
次は、二人が持つ強さや悪魔の能力などを解説していきます。
クァンシの強さや能力
岸辺に「素手での殴り合いであれば世界最強」と言わしめるクァンシは、圧倒的な身体能力を誇ります。
作中では、双剣を使い相手に気づかれないほどの速度で敵を斬り伏せる場面が描かれました。
さらに切り札として、デンジと同じく悪魔の姿に変身する能力を持ちます。
何の悪魔かは明らかにされていませんが、作中での能力や姿から「弓矢の悪魔」だと推測されています。
その高速戦闘と悪魔化能力は、まさに「始まりのデビルハンター」にふさわしいものです。
岸辺の強さや能力
次に、自称「最強のデビルハンター」である岸辺が持っている強さや能力について紹介していきます。
彼の本人の能力や契約している悪魔などについて解説します。
岸辺は公安最強のデビルハンター?
岸辺は「最強のデビルハンター」を自称しているだけあって、体術だけでデンジとパワーを何度も殺しながら鍛え上げました。
クァンシの愛人である魔人たち4人がかりでも相手にならないほどの強さを持っています。
ただし、作中での会話から年齢による衰えも出ているらしく、若い頃より強さは衰えていると推測できます。
さらに、岸辺の体はすでにボロボロであるため、悪魔へと払える対価はほとんどなく、「チェンソーマン」本編では悪魔の力を使わず体術やナイフで戦っている場面が多いです。
それでもなおその強さを維持しているのは、彼の経験と技量が並外れている証拠と言えるでしょう。
岸辺の契約悪魔は?
岸辺が契約している悪魔は、作中での会話から「針の悪魔」「爪の悪魔」「ナイフの悪魔」の3体だと判明しています。
ただし、「チェンソーマン」本編で悪魔の力を使用している場面はほとんどないため、悪魔たちの具体的な能力に関しては第一部終了時点では詳しく分かっていません。
この詳細不明な部分も、岸辺というキャラクターのミステリアスな魅力を高めている要因の一つだと考える読者もいます。
岸辺はマキマの正体を見抜いていた?
デンジとパワーを殺しながら鍛えていた岸辺は、二人に対して情が移り、彼らの死を見るのが嫌になってしまいます。
岸辺はマキマとの会食で、二人に対して情が移ったとぼやいた直後、マキマに対して敵意を含んだ意味深なセリフを言っています。
このセリフから、岸辺はマキマの正体、あるいは彼女の危険性を早い段階で見抜いていたと推測できます。
彼の鋭い洞察力は、読者からも高く評価されています。
クァンシと岸辺の運命:それぞれの最期と再登場
「チェンソーマン」に登場したキャラクターはほとんどが死亡しており、主人公デンジを含め作中で生き返ったキャラクターもいますが、第一部が終了した時点で死亡したことがないキャラクターはわずか4名だけです。
ここからは、クァンシと岸辺が作中で死亡したかどうか、そして死亡していた場合はどのような最期を迎えたのかを解説していきます。
クァンシの最期
クァンシはビルで岸辺と戦闘中に、岸辺をビルから落としています。
その後、闇の悪魔の力でビルの中にいたクァンシの愛人たちや多くの人間たちと共に地獄へと召喚され、65話で下半身と頭部を切断されて死亡し、一度目の最期を迎えます。
その後、クァンシの生首を抱えていた愛人の一人ツギハギが眼帯の下の眼窩から矢を取り出し、ビルの上からクァンシの生首を落とすと、悪魔の姿で復活しました。
しかし、目の前に現れたマキマに愛人たちの命乞いをしますが、愛人たちと一緒に殺され、二度目の最期を迎えています。
その壮絶な死に様は、多くの読者に強い印象を残しました。
クァンシはその後再登場した?
マキマの私兵で武器に変身できる「武器人間」たちによって構成されている公安対魔特異5課の中に、二度目の最期を迎えたはずのクァンシの姿がありました。
記憶を改竄されているためか、愛人たちを殺したはずのマキマへと愛を囁く姿を見せています。
マキマの号令で公安対魔特異5課はチェンソーマンへと襲いかかりますが、返り討ちに遭い、悪魔の姿のクァンシも血を流して倒れていたため、三度目の最期を迎えています。
その後は第一部には登場しませんでしたが、第二部の143話で公安所属として再び登場しました。
この不死身とも思える再登場は、読者の間で大きな話題となりました。
岸辺が死亡を回避した理由
「チェンソーマン」作中で岸辺はビルから落ちた際、車がクッションとなって運良く助かりました。
さらに、ビルから落とされたことで地獄へ召喚されることも回避しています。
また、岸辺はマキマを殺すために襲撃した際は、マキマに支配されたチェンソーマンを呼ばれ危機に陥りますが、チェンソーマンは岸辺を殺さずに去っています。
チェンソーマンが岸辺を見逃した理由は、岸辺との約束を覚えていたためではないかと考えられていますが、詳しい理由は分かっていません。
しかし、これによって彼は第一部を死亡せずに生き残ることができた貴重なキャラクターとなりました。
彼のしぶとさと運の強さは、読者からも注目されています。
クァンシと岸辺に対する世間での評判と人気
過去にバディという相棒同士だったためか、過去に岸辺が振られていたとしてもクァンシと岸辺のコンビは読者から非常に人気が高いです。
第二部でクァンシが登場した際は、岸辺も再登場するのではないかと多くの読者が期待していました。
公安側としてクァンシが再登場しているため、クァンシと岸辺が再びバディを組む姿を期待する読者だけでなく、再びクァンシに愛を囁いて殴られる岸辺の姿を期待する読者もいます。
クァンシと岸辺は、作中に登場したキャラクターたちの中でも上位の強さを持ち、ファンの評価では二人の強さは同等かクァンシの方が少々上ではないかと考えられています。
近い強さを持つ二人は、片方が評価を上げるともう片方の評価も上がっていくような関係となっています。
「チェンソーマン」は年齢が分かっていないキャラクターも多く、クァンシは若い頃から姿が変わっていないため、大まかな年齢すら分かっていません。
さらに、悪魔へと変身できる武器人間の詳細なことは分かっていませんが、不老ではないかという疑惑も出ています。
そのため、クァンシは岸辺とは同年代ではなく、実はかなり年の差がある可能性もあり、同年代コンビではなく年の差コンビとしての関係性を期待する読者も少なくない数存在しています。
クァンシと岸辺は過去にコンビを組んでいた!今後の共闘に期待が高まる
この記事では、過去にバディを組み相棒だったクァンシと岸辺の二人の過去や関係、そしてそれぞれのたどった運命などを紹介してきました。
読者からの人気も、おまけマンガで過去にコンビを組んでいた頃が描かれていた影響からか非常に高いです。
クァンシは一度死亡したと思われていましたが第二部で再登場し、第一部の最後まで生き残っていた岸辺と再びコンビを組む姿を見ることを多くの読者が期待しています。
今後のストーリーで二人がどのように関わっていくのか、その展開から目が離せません。
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