【チェンソーマン】レゼ編は何話から？悲しき爆弾人間レゼの魅力とは？あらすじから考察まで徹底解説

チェンソーマンのレゼ編とは？

藤本タツキ氏が描くチェンソーマンは、第1部「公安編」と第2部「学園編」に分かれており、それぞれ「週刊少年ジャンプ」と「少年ジャンプ＋」で連載されています。

作品全体を彩る独特な世界観と予測不能なストーリー展開は、多くの読者を魅了してやみません。

その中でも、特にファンの間で人気が高いのが「レゼ編」です。

レゼ編は、主人公デンジの初恋が描かれると同時に、その恋が悲劇的な結末を迎えるという、非常に切なくも残酷な物語となっています。

この記事では、レゼ編の物語を深掘りし、そのあらすじや登場人物、そしてレゼの正体とデンジとの関係について、ネタバレを交えながら詳しく解説します。

また、レゼが復活する可能性についても考察していきましょう。

レゼ編は漫画の何巻何話から？

チェンソーマンの物語は、エピソードごとに区切られており、レゼ編は「サムライソード編」の後に続きます。

具体的には、原作漫画の5巻第40話から6巻の52話にかけて描かれています。

レゼ編は、アニメ第1期には含まれていないため、アニメから入った方はぜひ原作漫画で読んでみていただきたいエピソードです。

物語の始まりは、デンジが雨宿りをする電話ボックスに、偶然レゼがやってくるところから始まります。

この出会いが、デンジの人生に大きな変化をもたらすことになります。

レゼ編のあらすじ（ネタバレあり）

レゼとデンジの出会い

レゼ編の始まりは、雨宿りをしていたデンジが、泣きながら電話ボックスに入ってきた少女、レゼと出会うシーンです。

デンジは、以前飼っていた犬に似ているというレゼのために、口から花を吐き出してプレゼントします。

この行動がレゼの心を掴み、二人は親交を深めていきます。

レゼはデンジが通学していないことを知ると、夜の学校に誘い、二人は一緒に泳いだり、花火を見たりするなど、ごく普通のデートを楽しみます。

デンジはレゼに惹かれていき、このまま平穏な日々が続けばいいと願うようになります。

レゼの正体が判明

しかし、幸せな時間は長く続きませんでした。

レゼはデンジに突然キスをすると、そのままデンジの舌を噛み切り、その正体を現します。

レゼの正体は、デンジと同じく悪魔と融合した人間、通称「武器人間」でした。

彼女はソ連で「モルモット」と呼ばれる兵士として育てられ、デンジの心臓を狙うスパイだったのです。

首についたチョーカーのピンを抜くことで、「ボム」こと爆弾の悪魔に変身する能力を持っています。

デンジとの出会いからデート、そしてキスに至るまで、全てがデンジの心臓を手に入れるための作戦でした。

しかし、レゼがデンジに向けた笑顔や言葉が全て嘘だったのかどうかは、読者の間で意見が分かれています。

デンジと過ごした時間が、レゼにとって偽りのものではなかったと考えるファンも多いようです。

レゼとの戦い、そして別れ

レゼの正体が明らかになった後、二人は敵対します。

レゼは圧倒的な戦闘能力と爆弾の能力で、デンジたちを追い詰めます。

デンジもチェンソーマンに変身して応戦しますが、武器人間として戦いに慣れているレゼの前に苦戦を強いられます。

しかし、デンジはサメの魔人ビームの助けを借りてレゼとの相打ちに持ち込み、辛くも勝利を収めます。

戦いに敗れたレゼは、デンジとの会話の中で「一緒に逃げないか」と誘われ、驚きを隠せませんでした。

レゼはデンジの首を折ってその場を去りますが、デンジが「カフェで待ってる」と叫んだ言葉に心を揺さぶられます。

そして、デンジとの約束を果たすために、待ち合わせ場所に向かうことを決意します。

レゼの死亡

デンジとの約束を果たそうと、レゼがカフェに向かっていると、その目の前にマキマが現れます。

レゼはマキマを警戒し、戦おうとしますが、天使の悪魔の能力により変身能力を封じられ、マキマに殺害されてしまいます。

レゼがマキマに殺害された理由については、いくつかの考察があります。

一つは、レゼがデンジの心臓を手に入れるという任務に失敗し、用済みとなったためです。

もう一つは、マキマがデンジの心臓を狙う邪魔者として、レゼを排除したという見方もあります。

いずれにせよ、レゼの死は、デンジの初恋が残酷な形で終わるという、非常に悲しい結末となりました。

レゼ編に登場するキャラクター

デンジ

チェンソーマンの主人公です。

幼い頃に父親が残した多額の借金に苦しむ極貧生活を送っていました。

デビルハンターとして活動していましたが、ゾンビの悪魔との戦いで殺害されてしまいます。

しかし、心臓をチェンソーの悪魔ポチタと契約したことで、チェンソーの悪魔に変身する力を手に入れ、公安のデビルハンターとして働くことになります。

レゼ編では、レゼとの出会いを通じて、ごく普通の生活や恋愛に憧れる一面が強く描かれました。

レゼ

デンジの初恋の相手であり、物語のキーパーソンです。

雨宿りをしていたデンジの前に現れ、彼の純粋さに惹かれていきます。

しかし、その正体は、デンジの心臓を狙うソ連のスパイでした。

戦闘能力は非常に高く、チェンソーマンすら圧倒するほどの力を持っています。

ビーム

公安対魔特異4課に所属するサメの魔人です。

デンジのことを「チェンソー様」と呼び、崇拝しています。

レゼ編では、レゼに追い詰められたデンジを命がけで助け、物語の転機を作りました。

悪魔ですが、デンジに忠実で可愛らしい一面を持っています。

マキマ

公安対魔特異4課のリーダーであり、デンジの上司です。

レゼ編では、デンジの初恋を終わらせるという、物語の鍵を握る人物として登場します。

彼女の目的は謎に包まれており、デンジを操り、自分の思い通りに動かそうとします。

レゼを殺害したことからも、その冷徹な一面がうかがえます。

早川アキ

公安対魔特異4課に所属するデビルハンターで、デンジとパワーの面倒を見ています。

銃の悪魔に家族を殺された過去を持つため、復讐のためにデビルハンターになりました。

レゼ編では、デンジとレゼの戦いに巻き込まれ、負傷しながらもデンジを助けようと奮闘します。

天使の悪魔

早川アキの新たなバディとなった天使の悪魔です。

人間を嫌悪していますが、根は優しい一面も持っています。

レゼ編のラストでは、マキマに協力し、レゼを変身できないようにする役割を果たしました。

レゼの性格と強さ、そして能力

レゼの性格

レゼは、デンジと出会った当初、明るく天真爛漫な少女として振る舞っていました。

しかし、これはデンジの心臓を狙うための演技であり、彼女の本当の性格は、冷徹で任務に忠実な兵士そのものでした。

しかし、デンジと過ごした日々が、彼女の心に変化をもたらしたと考える読者が多いようです。

最終的に、デンジとの約束を果たすためにカフェに向かう姿は、彼女がデンジに対して本当の感情を抱いていたことを示唆しています。

彼女の「嘘」と「本心」の間に揺れ動く姿は、多くの読者の心を掴みました。

レゼの強さや能力

レゼは、ソ連で徹底的な訓練を受けた「モルモット」であり、体術や暗殺技術に非常に長けています。

その実力は、デビルハンターや殺し屋を容易く倒してしまうほどです。

また、彼女は爆弾の悪魔の力を持つ武器人間であり、身体のあらゆる部位を爆発させることができます。

この能力を応用し、遠距離からの爆破攻撃や、接近戦での自爆攻撃など、多彩な戦法を駆使します。

水の中では能力が使えないという弱点もありますが、その圧倒的な火力と応用力は、デンジすら凌駕するほどの強さでした。

レゼは復活した？再登場の可能性は？

レゼの復活シーンは何巻？

レゼはマキマと天使の悪魔によって殺害されましたが、後に復活を遂げます。

その復活シーンは、原作漫画の10巻86話で描かれています。

しかし、これは彼女の意思によるものではなく、支配の悪魔であるマキマの能力によって使役されたものです。

レゼはマキマの「公安対魔特異5課」のメンバーとして再登場しますが、デンジとの記憶は失っており、マキマに忠実な存在となっていました。

この再登場は、レゼのファンにとっては嬉しいニュースでしたが、同時に彼女が自我を失っているという悲しい現実も突きつけられました。

レゼが復活した理由

レゼがマキマによって復活させられたのは、チェンソーマンを仕留めるための戦力として利用するためでした。

マキマは、過去にチェンソーマンと敵対した武器人間たちを蘇らせ、「公安対魔特異5課」という私設部隊を組織しました。

この部隊には、レゼの他にサムライソードやクァンシなども含まれており、全員がマキマに支配されています。

マキマの目的は、デンジの心臓であるポチタを奪い、チェンソーマンの力を手に入れることでした。

レゼの復活は、マキマの恐るべき野心と、その底知れない能力を示すものとなりました。

【チェンソーマン】レゼは死亡して復活する？壮絶な最期や再登場シーンを考察

レゼの第二部での再登場はある？

レゼは、チェンソーマンとの戦いで再び死亡してしまいます。

しかし、レゼはデンジと同じく学校に通ったことのないキャラクターであり、第2部が「学園編」であることから、再登場を期待する声が非常に多いです。

支配の悪魔であるナユタが、第2部でデンジと行動を共にしていることから、ナユタの力によってレゼが復活する可能性も否定できません。

また、レゼが「ボム」として、デンジの前に再び現れるという展開も考えられます。

人気キャラクターであるレゼが、今後どのような形で物語に絡んでくるのか、ファンの間で様々な考察がなされています。

レゼが歌うロシア語の歌の考察

レゼのロシア語の歌の意味

レゼ編でレゼが口ずさんでいたロシア語の歌は、デンジとの出会いや別れを象徴する重要な要素です。

この歌は、恋人との幸福な日常が描かれており、カフェでコーヒーを飲んだり、オムレツを食べたりするシーンが歌詞に登場します。

これは、レゼがデンジと過ごしたカフェでの何気ない日常と重なります。

しかし、歌詞の最後は「夜には教会で眠ろう」という、死を暗示するような内容で締めくくられています。

この歌は、レゼがごく普通の生活に憧れを抱きながらも、ソ連の兵士として生まれた自分の運命から逃れられないという悲しい現実を表現していると考える読者が多いようです。

レゼがデンジにキスをした後、舌を噛み切ったのも、彼女の心の中に存在する「兵士」としての自分と、「普通の女の子」としての自分の葛藤を表しているという見方もあります。

レゼのロシア語の歌の元ネタ

レゼが歌ったロシア語の歌は、オリジナルのものではなく、複数の作品からインスピレーションを受けていると考察されています。

一つは、恋愛小説「二人のティータイム」です。

小説の主人公がカフェで恋人と出会う設定や、登場人物の名前がレゼとマキマの関係性を思わせることから、元ネタの一つだと考えられています。

もう一つは、映画「シャークネード」です。

レゼが爆弾の能力で敵を追い詰めるシーンや、デンジがチェンソーでサメの悪魔と戦うシーンが、映画内の描写と重なることから、オマージュだと考えられています。

これらの元ネタは、レゼ編が単なるバトル漫画ではなく、恋愛や人生の悲劇を描いた深みのある物語であることを示唆しています。

【チェンソーマン】レゼの歌に隠された真実とは？レゼ編のあらすじと登場人物、強さを徹底ネタバレ解説！

レゼ編に関する感想や評価

レゼ編は、チェンソーマンの中でも特に人気が高く、多くの読者が「一番好き」と評価するエピソードです。

その理由として、デンジの初恋が切なくも美しく描かれていることや、レゼというキャラクターの魅力が大きいことが挙げられます。

デンジの「俺は俺のことを好きな人が好きだ」というセリフは、多くの読者の共感を呼び、名言として語り継がれています。

このセリフは、デンジが単に欲望に忠実なだけでなく、他者の好意に対して純粋に向き合っていることを示しています。

また、レゼが殺し屋を絞殺するシーンは、彼女の冷徹な一面と圧倒的な強さを印象付け、読者に衝撃を与えました。

アニメ化を望む声も非常に多く、もしレゼ編が映画化されることがあれば、その完成度は非常に高いものになるだろうと期待されています。

まとめ

本記事では、チェンソーマンのレゼ編について、あらすじや登場人物、レゼの正体と能力、そして再登場の可能性まで、徹底的に解説しました。

レゼ編は、主人公デンジの初恋を軸に、切なくも残酷な物語が描かれた、非常に重要なエピソードです。

レゼが「嘘」と「本心」の間で揺れ動きながらも、最後にデンジとの約束を選んだ姿は、多くの読者の心を打ちました。

レゼは、マキマに殺害されましたが、マキマの能力によって復活し、再びデンジの前に姿を現しました。

今後、第2部でレゼが再登場する可能性も十分に考えられます。

レゼ編をもう一度読み返したり、アニメの続きを漫画で読んでみたりすることで、チェンソーマンの世界をより深く楽しむことができるでしょう。

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