
ダークファンタジーの金字塔、オーバーロード。
主人公アインズ・ウール・ゴウンに仕えるナザリック地下大墳墓には、個性豊かで圧倒的な強さを持つNPCたちが数多く存在していますが、中でも読者の心を強く掴んでいるのが、美しいメイドたちで構成された戦闘メイド集団「プレアデス」ではないでしょうか。
プレアデスは、一見すると可憐な美少女たちですが、その実態は全員が人外の異形種であり、外界の人間たちにとっては「伝説級」の強さを誇る恐るべき存在です。
この記事では、プレアデスのメンバー一人ひとりの詳細なプロフィール、隠された種族と強さ、そしてファンの中でも話題になる「プレアデス」と「プレイアデス」という二つの名称の謎について、徹底的に深掘りして解説していきます。
アニメ本編での活躍はもちろん、ギャグスピンオフ作品『ぷれぷれぷれあです』の愛らしい姿も交えて、彼女たちの魅力と強さの秘密に迫りましょう。
さあ、ナザリックの誇る「六連星」と「七姉妹」の全貌を、今ここで明らかにします。
オーバーロードのプレアデスのメンバーを一覧で紹介!
プレアデスは、ナザリック地下大墳墓第十階層の玉座の間へと続く最終防衛ラインとして配置された戦闘メイドのチームです。
彼女たちは、執事長セバス・チャンをリーダーとする「六連星(プレアデス)」と呼ばれる六人の姉妹と、真のリーダーである末妹オーレオール・オメガを加えた「七姉妹(プレイアデス)」の二つの組織体系を持っています。
元々は至高の四十一人が、万が一プレイヤーが最下層に侵入した際に、アインズたちが集結するまでの「時間稼ぎ」を目的に創造されました。
そのため、彼女たちのレベルは46〜63と、階層守護者たちのレベル100と比べれば低い設定ですが、転移後の世界においては30レベルを超える者すら稀であるため、全員が比類なき強さを誇ります。
ナザリックに忠誠を誓う彼女たちの個性は強く、各種族レベルと職業レベルの組み合わせにより、戦闘スタイルも全く異なります。
初期のリーダーは竜人の老紳士セバス・チャン、メンバーはデュラハンのユリ・アルファ、人狼のルプスレギナ・ベータ、ドッペルゲンガーのナーベラル・ガンマ、スライムのソリュシャン・イプシロン、自動人形のシズ・デルタ、アラクノイドのエントマ・ヴァシリッサ・ゼータの六人です。
後に、末妹である人間のオーレオール・オメガが真のリーダーとしてチームに加わり、組織が「プレイアデス」へと移行します。
オーバーロードとは?
オーバーロードは、VRMMO「ユグドラシル」のサービス終了を迎え、ギルド長であった鈴木悟が、ゲームアバターであるアインズ・ウール・ゴウンとして異世界に転移するところから物語が始まります。
転移後、意思を持って動き始めたNPCたちを率いて、圧倒的な強さで異世界の支配権を拡大していく、丸山くがね原作のダークファンタジーです。
プレアデスを構成しているメンバーは、アインズに仕える戦闘メイド集団であり、アインズという「絶対的な悪」の軍勢の強力な尖兵として、外界の世界で活躍しています。
彼女たちが外界の人間と接触する機会が多いため、ナザリックの「恐ろしさ」と「異形性」を際立たせる存在として、物語において非常に重要な役割を担っていると言えるでしょう。
| ジャンル | ダークファンタジー、異世界転移 |
| 主人公 | アインズ・ウール・ゴウン(鈴木悟) |
| 舞台 | 新世界(異世界) |
オーバーロードのプレアデスとは?
オーバーロードのプレアデスは、ナザリック地下大墳墓において、メイド長を筆頭とする一般メイド集団とは明確に区別された、戦闘能力を持ったメイド集団です。
彼女たちの名前の由来は、ギリシャ神話に登場する七姉妹「プレーイアデス」の発音の一つである「プレアーデス」から来ています。
メンバー全員が、至高の四十一人がそれぞれの好みやギルドの方針に基づき創造したため、種族も創造者もバラバラですが、姉妹仲は非常に良いという設定を持っています。
ユグドラシル時代においては、レベルが46〜63と、プレイヤーから見れば「特別な強さ」ではありませんでしたが、転移後の世界では、その強さが「伝説レベル」と化します。
プレアデスの強さの源泉は、彼女たちのレベルの高さだけでなく、種族レベルと職業レベルの絶妙な組み合わせ、そして至高の四十一人が与えた強力な装備品である「改造メイド服」にもあります。
彼女たちの存在は、ナザリックの「強さ」と同時に「美意識」をも体現していると言えるでしょう。
戦闘メイドのチーム名
プレアデスという名称は、主にセバスがリーダーを努める六人の戦闘メイド姉妹を指して使われます。
一方、執事長であるセバス・チャンも彼女たちのリーダーとして扱われますが、セバスは戦闘メイドというよりは執事長としての役割が強調されることが多いため、オーバーロードの話題の中でプレアデスと言った場合は、メンバーである美しいメイド姉妹のことを指していると判断できます。
ユグドラシル時代、プレアデスは玉座の間を守る最後の防衛チームとして配置されていましたが、転移後はアインズの命により外界での活動も多くなりました。
ルプスレギナはカルネ村の監視、ナーベラルは冒険者としてモモンに同行するなど、外界で人間と接する機会が増えたことで、彼女たちの個性がより際立つことになります。
メイドたちは見た目も種族も全く違いますが、全員が世界で通用する美しい容姿を持っており、これも彼女たちが外界で活動する上での大きな武器となっています。
美女だけで編成された姉妹
プレアデスのメンバーの特徴は、なんといっても美しい女性だけで構成されていることです。
メンバーそれぞれの種族が違い、ソリュシャンやエントマのように、人間にとっては恐ろしい異形の「真の姿」を隠しているものもいます。
しかし、彼女たちは擬態した姿も含めてオーバーロードの世界では人目を惹く美しさを持っており、ルプスレギナは褐色の肌の美女、ナーベラルは凛とした美姫、ソリュシャンは貴族の令嬢のような容姿です。
そのため、守護者達とは違って人間と接する機会が多く、セバスに同行して諜報活動を行うソリュシャンや、モモン(アインズ)に同行する冒険者となるナーベラルなどは、物語の前面で活躍する場面が多く描かれています。
彼女たちの美しさが、ナザリックの恐ろしさという裏の顔を隠す「ベール」として機能している点も、物語の大きな魅力の一つと言えるでしょう。
オーバーロードのプレアデスのメンバー
ここからは、プレアデスのメンバー一人ひとりを詳しく紹介していきます。
彼女たちの種族、創造主、強さ、そして特徴を知っておくことで、アニメ『オーバーロード』をより一層深く、多角的に楽しむことができるはずです。
プレアデスのメンバーは、アニメの各場面で脇役として、あるいは主要な戦力として登場し、その能力と個性をいかんなく発揮しています。
それぞれの能力値や戦闘スタイルを比較しながら、彼女たちが外界の冒険者たちにとって、いかに規格外の「災厄」であったかを再確認していきましょう。
プレアデスリーダー:セバス・チャン
プレアデスの初期リーダーを努めるのは竜人の老紳士セバス・チャンです。
セバスは、メイド長ペストーニャ・S・ワンコと共にアインズたち「至高の41人」の生活をサポートする役目を担い、直属の部下に美しい戦闘メイド集団プレアデスを指揮下に置いています。
セバスは守護者ではありませんが、その忠誠心の高さと実力から、実質的には守護者と同等に扱われ、アインズからの信頼も厚いです。
彼の見た目は典型的な厳格な老執事ですが、モンクとしての高い戦闘能力を有しています。
人間の姿のままででも充分過ぎるくらいの強さですが、彼の本当の強さは竜人としての姿を現してから発揮されます。
真の力を発揮した時の強さは、守護者と比べても3本の指に入る程の戦闘能力を持つとされており、その実力はナザリックの中でもトップクラスです。
セバスを演じているのはベテラン声優の千葉繁であり、セバスの超がつくほどの真面目な役柄は、千葉の新たな魅力として多くのファンに受け入れられました。
セバスがツアレ救出に向かった際、明らかなに格下である六腕の男を「危ないところでした」と皮肉めいた冗談を言うなど、真面目一辺倒ではないコミカルな一面も持ち合わせています。
| 種族 | 竜人(ドラゴンノイド) |
| 創造主 | タッチ・ミー |
| 役職 | 執事長、プレアデスリーダー(後に解任) |
| 特徴 | 忠実で厳格な老執事。モンクとしての肉弾戦の達人。 |
プレアデス副リーダー:ユリ・アルファ
ユリ・アルファはプレアデスの副リーダーとして姉妹たちのまとめ役であり、「戦闘メイドたちのお姉さん」という呼び名があります。
身長174cmと姉妹の中ではもっとも背が高く、メガネ(伊達)をかけ、髪を結い上げた夜会巻きにしていることから、知的で上品な印象があります。
実際、彼女は生真面目な性格をしており、ナザリックでは珍しく属性が善側に寄っているキャラクターです。
公の場での一人称は「私」ですが、プライベートでは「ボク」という、いわゆる「ボクっ娘」であるというギャップも魅力の一つです。
ユリ・アルファの種族は首無し騎士(デュラハン)です。
戦闘では棘の付いたガントレットを両手に装備し、格闘系の職業を取得しているため、肉弾戦を得意とします。
アニメでは大作戦『ゲヘナ』にてイビルアイと戦闘を繰り広げ、シズ・デルタの援護を受けて戦う二体一の戦闘ながら、オーバーロードの異世界の冒険者の中ではかなりの実力者であるイビルアイを終始圧倒する強さを見せました。
レベルは51で、エントマと同じレベルですが、能力値は肉弾戦に特化されており、強力な打撃はイビルアイの仮面を破壊し、魔法で作られたクリスタルシールドも発勁で粉砕するなど、その強さは外界の人間にとっては絶望的です。
ユリ・アルファを演じているのは五十嵐裕美であり、様々な声質を使い分ける高い技量が評価されています。
| 種族 | 首無し騎士(デュラハン) |
| 創造主 | やまいこ |
| 役職 | プレアデス副リーダー(長女) |
| レベル | 51 |
| 特徴 | 生真面目で知的な眼鏡っ娘。属性が善側。格闘技による肉弾戦が得意。 |
ルプスレギナ・ベータ
ルプスレギナ・ベータは人狼<ワーウルフ>のメイドで、チーム「プレアデス」の次女です。
見た目は褐色の肌をした三つ編みの美女で、人当たりが良く、語尾が「〜っす」となる話し方など、明るく元気な印象を与えます。
しかし、この明るい態度は演技であり、本来は残忍で狡猾な性格を持ち、弱者をいたぶることを趣味とする「笑顔仮面のサディスト」という呼び名があります。
彼女の嗜虐心は非常に強く、一度希望を持たせてから、裏切り、人間を絶望させるのが好きという、ナザリックの異形種らしい本性を秘めています。
アニメにおいては、アインズと友好関係にあるカルネ村で任務を行なっています。
連絡や監視、エンリやンフィーリアといった要人の護衛、外敵の排除など多くの仕事をこなしながら、住人たちとも上手くやっていますが、内心では仲良くなったカルネ村の人間たちが、いつか暴力で蹂躙される日が来ることを楽しみにしています。
ルプスレギナの職業はクレリック(神官系)であり、回復魔法はもちろん、炎属性の攻撃魔法も使えます。
また、大きな武器を使っての肉弾戦も可能で、プレアデスの中ではレベル59と高いステータスを有し、近戦・遠戦どちらもオールマイティにこなせるバランス型です。
ただし、人狼の性質上、銀製品が苦手という弱点があり、触ることも忌避します。
| 種族 | 人狼(ワーウルフ) |
| 創造主 | 獣王メコン川(アプリ設定) |
| 役職 | 戦闘メイド(次女) |
| レベル | 59 |
| 特徴 | 褐色の肌の美女。クレリック。表面は明るいが本性は残忍で狡猾。 |
ナーベラル・ガンマ
ナーベラル・ガンマはチーム「プレアデス」の三女で、美姫という二つ名を持ちます。
色白で切れ長の目をし、長い黒髪をポニーテールにしている容姿は、東洋の武人のように凛々しい印象です。
彼女の種族は二重の影(ドッペルゲンガー)ですが、種族レベルを最低限の1に抑え、それを除くレベルの全てを魔法職に割り振った生粋の魔法詠唱者です。
得意分野は電撃系であり、一個の分野に特化することで汎用性を落とした分、威力を上げるという職業構成がされています。
ナザリックの全般的な傾向である人間蔑視の思想を強く持つ一人で、やや短気なところがあり、人間を公然と「虫けら」呼ばわりする毒舌家です。
ナーベラルは、転移後の世界では人間と変わらない姿を常時取れる希少なNPCであることを見込まれ、普段の姿のままで漆黒の英雄「モモン」の相方、美姫「ナーベ」として活動しています。
プレアデスの中で最も高いレベル63を持つ最強のメイドですが、アインズに対しては高い忠誠心を見せるも、「何度注意されても人間に対する毒舌が治らない」など、ポンコツな一面も持つというギャップも人気の理由です。
冒険者ナーベとしてモモンと行動を共にしているため、活躍場面が多く、エ・ランテルの共同墓地での戦闘シーンでは、第八位階までの強力な電撃魔法で、ナザリック勢の格の違う強さを見せつけました。
| 種族 | 二重の影(ドッペルゲンガー) |
| 創造主 | 弐式炎雷 |
| 役職 | 戦闘メイド(三女) |
| レベル | 63 |
| 特徴 | 圧倒的な電撃系魔法詠唱者。人間を虫けら呼ばわりする毒舌家。 |
シズ・デルタ
シズ・デルタの本名は「CZ2128・Δ(シーゼットニイチニハチ・デルタ)」と言い、その名が示す通り、自動人形(オートマトン)という種族を持つ機械のメイドです。
外見は翠玉の瞳に、もう片目を覆うアイパッチ、ミリタリー風味の飾り付けに赤金の長い髪はストレートといったところで、無機質な印象ですが、プレアデスの例に漏れず非常に美しい容姿をしています。
彼女は銃器の使用に適した職業クラス、ガンナーやスナイパーを習得しており、魔銃を使った遠距離からの狙撃を得意とする、中世ファンタジーの世界では異質な戦闘スタイルを持ちます。
感情を表に出すタイプではありませんが、属性は中立〜善であり、人間を強く敵視している訳ではありません。
可愛いものや小さくてモフモフしたものを好み、しばしば六階層に向かい魔獣に触れて、気に入った物には一円シールを貼るという、メカ少女らしからぬ可愛い一面を持っています。
アニメではゲヘナにてイビルアイと戦闘し、ユリ・アルファとの連携で的確な援護射撃を行い、イビルアイを相手に圧勝しました。
レベルは46とプレアデスの中では最も低いですが、その能力値は狙撃が得意な分、物理攻撃がズバ抜けて高く、その火力と命中精度は脅威です。
シズは、ギミック考案を担当した制作者により、ナザリックのギミックとその解除法の全てを熟知しているとの設定を施されていましたが、情報流出の危険性から、アインズによって記憶操作を受けています。
| 種族 | 自動人形(オートマトン) |
| 創造主 | ガーネット |
| 役職 | 戦闘メイド(四女・五女) |
| レベル | 46 |
| 特徴 | ガンナー。無感情なメカ少女。可愛いものが好き。 |
ソリュシャン・イプシロン
ソリュシャン・イプシロンは、髪型は長い縦ロール、豊満な胸部に非常に整った顔立ちをした、見た目は貴族の令嬢のような美女です。
王国の「黄金」とも称される王女ラナーに匹敵するとも言われるほどの美貌を持っています。
しかし、この美しい姿は擬態したものであり、本来の種族は不定形の粘液(ショゴス)という捕食型スライムであり、その姿は汚い色をした恐ろしい異形です。
彼女は盗賊・暗殺系の職業を修めたキャラメイクをされており、アサシンとして索敵・探知・罠看破などができます。
彼女の最大の武器は、体内に幾つかの武器やアイテム、さらには大人一人分を生きたまま収納し、溶解して捕食する能力です。
ソリュシャンは、ナーベラル同様に強く人間・亜人種を蔑視していますが、こちらは扱いが同じ虫けらでも、嬉々として潰すタイプで、体内に取り込んだものが溶解されていく経過を観察することを好みます。
セバスが主役のストーリーでは、セバスが人間であるツアレを助けたことがナザリックのルールに抵触した際、彼を裏切り者だと密告するなど、冷徹な一面を見せています。
レベルは57で、能力値はアサシン職ということもあり、素早さがプレアデスの中でもトップです。
| 種族 | 不定形の粘液(ショゴス) |
| 創造主 | ヘロヘロ |
| 役職 | 戦闘メイド(三女) |
| レベル | 57 |
| 特徴 | スライムが擬態した美女。アサシン。人間を捕食し、溶解を楽しむ残虐な性格。 |
エントマ・ヴァシリッサ・ゼータ
エントマ・ヴァシリッサ・ゼータは、プレアデスの中でもっとも身長が低く、幼い少女の外観をしていますが、その本性は蜘蛛人(アラクノイド)という様々な蟲が集合した異形です。
彼女の顔はもちろん、幼く甘ったるい喋り方をする声までも蟲によって擬態されたものです。
本来の声は無機質なものであり、エントマはそれが嫌いでしたが、アインズがその声を好きだと言ってくれたことから、エントマはアインズのことを非常に慕っています。
エントマは、符術師と蟲使いの職業を修めており、プレアデスの中では直接戦闘能力は低い方で、支援型に分類されます。
召喚主とは独立して行動する蟲や、自己強化・攻撃等に使用する符術などを駆使し、攻撃・支援両面においてその攻め手と汎用性は非常に幅広いのが特徴です。
ソリュシャンと共に人間を食材として好むメンバーですが、こちらは嗜虐して楽しむソリュシャンとは違い、単純な食料と捉える傾向が強いです。
アニメ第2期では、ゲヘナにおいて蒼の薔薇との戦闘を行い、蟲殺しのヴァーミンペインを使うイビルアイとの相性が最悪だったため、激しい攻撃を受け、生死をさまよいました。
ヤルダバオトに扮したデミウルゴスの救援で九死に一生を得ましたが、イビルアイへは強い憎悪を抱くことになり、アインズも彼女が危機に瀕したことに対して強い怒りを感じています。
レベルは51で、ユリ・アルファと同じですが、能力値はバランスが取れているものの全体的に低いため、彼女の真価は蟲の召喚と符術の多様性にあります。
| 種族 | 蜘蛛人(アラクノイド) |
| 創造主 | 源次郎 |
| 役職 | 戦闘メイド(四女・五女) |
| レベル | 51 |
| 特徴 | 符術師と蟲使い。幼い少女の外観だが本性は蟲の集合体。 |
オーレオール・オメガ
オーレオール・オメガは、メイド姉妹の末妹(七女)であり、ナザリックのNPCの中で唯一の人間種でした(後にツアレが2番目の人間となります)。
彼女はプレアデスの中で最もレベルが高く、他の姉妹がレベル63以下であるのに対し、オーレオールのレベルは100です。
レベル100であることから、彼女の強さは階層守護者と同等であり、戦闘力は圧倒的ですが、その職業は指揮官としての職業を有しており、直接戦闘をするのではなく、仲間の強化や支援で真価を発揮するタイプであることがわかっています。
彼女は、ナザリック地下大墳墓のギミックが仕掛けられた「桜花聖域」の領域守護者であり、命令が無い限り外に出てこないため、普段は長女であるユリがリーダーを代行しています。
彼女の存在こそが、プレアデスの組織体系が「六連星」から「七姉妹」へと移行する鍵を握っています。
オーレオールについては未だに詳しいことがよくわかっていませんが、彼女のレベルと能力から、ナザリックの対人戦における切り札として設定されていると考える読者が多いです。
| 種族 | 人間(ヒューマン) |
| 創造主 | 不明 |
| 役職 | 七姉妹(プレイアデス)リーダー、領域守護者(末妹) |
| レベル | 100 |
| 特徴 | プレアデス最強。指揮官として仲間を強化・支援する。 |
オーバーロードのプレアデスは二つの組織体系がある!
プレアデスという名称は、物語の進行と共に、セバスをリーダーとした「六連星」から、オーレオール・オメガをリーダーとした「七姉妹」へと、微妙に変化します。
この二つの組織体系の違いは、ナザリックの戦闘態勢の切り替えを示唆しており、ナザリックのコアなファンじゃないと分かりづらいポイントです。
この名称の使い分けは、原作小説やアニメ、スピンオフ作品を通じて、緻密な設定として描かれています。
セバスがリーダーの六連星(プレアデス)
セバスがリーダーを努める「プレアデス」は、ユリ、ルプスレギナ、ナーベラル、ソリュシャン、シズ、エントマの六姉妹構成の戦闘メイド集団です。
これは、原作では「六連星」と書いてプレアデスと読みます。
一般に、六連星は<むつらぼし>と読み、これはプレアデス星団の和名であり、肉眼で六つの星が見えることから名付けられています。
この名称は、セバスが戦闘メイドたちを従えるという、ナザリックの普段の防衛チームとしての立ち位置を示しています。
しかし、王国編でセバスが人間であるツアレと関わったことをきっかけに、アインズの懸念からセバスはリーダーの任を解かれます。
これにより、プレアデスというチームは、より戦闘に特化した別の組織体系へと移行することになります。
オーレオールがリーダーの七姉妹(プレイアデス)
セバスがリーダーを辞した後、プレアデス(六連星)は、末妹オーレオール・オメガをリーダーに加え、七姉妹となって「プレイアデス」へと名前を変えます。
「プレイアデス」は、ギリシャ神話に登場する七姉妹を意味します。
これは、「ある規定を満たした場合にのみ発動する」、オーレオール・オメガをリーダーとした戦闘チームへの移行を意味しており、プレアデスの真のリーダーがオーレオールであることが明らかになります。
この規定は、セバスがナザリックへの忠誠を疑われた際に、プレアデスの直接指揮権がオーレオールに移動することで発動しました。
「プレアデス」という名称は長女〜六女までの6人を意味しているため、レベル100のオーレオールは「プレアデス」には含まれておらず、オーレオールを含めた長女〜七女だからこそ「プレイアデス」という意味になります。
プレイアデスへの移行は、ナザリックが本格的な戦闘態勢に入ったこと、あるいは最高レベルの戦闘指揮官であるオーレオールが指揮を執る必要が生じたことを示唆する重要な伏線であったと考察されます。
オーバーロードのプレアデスな日とは?
アニメ『オーバーロード』の劇場版公開に際して、『プレアデスな日』という小冊子が、入場者限定特典として原作者である丸山くがねの書き下ろし小説として配布されました。
この小説は、タイトルが示す通り、プレアデスのメンバーたちの日常が描かれた作品です。
通常、本編では彼女たちの残忍さや戦闘能力が強調されますが、『プレアデスな日』では、姉妹たちの仲の良さや、外界での任務の様子、そしてナザリックでの私的な時間が、コミカルに、そして可愛らしく描かれています。
劇場版来場特典の小冊子であるため、入手できなかったファンも多くいますが、原作者書き下ろし小説だけでなく、掲載されているイラストはso-binが担当していることから、オーバーロードの熱心なファンにとってはぜひ手に入れたい作品でした。
劇場版来場特典の小冊子!
『プレアデスな日』は、映画が公開された劇場が少ないこともあり、非常に希少性の高い特典となりました。
この小冊子の存在は、プレアデスのキャラクター人気がいかに高いかを示していると言えます。
本編の緊迫した世界観とは打って変わり、戦闘メイドたちがログハウスで日常の仕事をこなしたり、お茶会を開いて近況報告をし合ったりする様子は、ファンにとって非常に貴重なコンテンツでした。
特に、戦闘に特化しているためメイドらしいスキルを備えているのがユリ・アルファだけという設定や、仕事は1日毎に持ち回りで行っているといった、ナザリックの知られざる日常が描かれている点も魅力の一つです。
彼女たちの最大の任務が、指輪を持たずにナザリックの外へ向かったアインズが帰還した際に出迎えることという、ナザリックのNPCたちの「主人への忠誠」という設定を深く掘り下げた内容も含まれていました。
オーバーロードのプレアデスの可愛い壁紙画像7選!
プレアデスの「可愛い」姿といえば、やはりギャグスピンオフアニメ『ぷれぷれぷれあです』の場面を思い浮かべるファンが多いのではないでしょうか。
本編では残忍な異形種としての一面が強調される彼女たちですが、『ぷれぷれぷれあです』ではデフォルメされた姿で、コミカルな日常を繰り広げています。
このギャップこそが、彼女たちの人気をさらに押し上げています。
ユリ・アルファは、アニメ本編では描かれなかったデュラハンとしてのアイデンティティを惜しみなく披露し、ルプスレギナ・ベータは本編とあまり変わらない明るいキャラクターとして描かれていますが、本心は非常に悪辣というギャップが強調されています。
ナーベラル・ガンマは、本編での凛々しい姿から一転、メイド姿をたっぷり披露しつつ、そのポンコツぶりも描かれ、どこか残念な可愛さを見せています。
シズ・デルタは、本編では出番が限られていましたが、『ぷれぷれぷれあです』では魔改造されたり、おもちゃにされたりするなど、メカ少女らしい側面が強調されています。
ソリュシャン・イプシロンは、大食いスライムのキャラとなり、体がパンパンになるまで激太りする姿が描かれるなど、本編の不気味なキャラから一変してギャグキャラになっています。
エントマ・ヴァシリッサ・ゼータは、可愛いマスコットキャラのような存在として描かれ、本編での激しい戦闘や異形としてのおぞましい姿との対比が強烈です。
オーレオール・オメガについては、スピンオフでも未だに謎が多いままですが、彼女の登場はファンの間で常に期待されています。
オーバーロードのプレアデスは強くて美女なメイドばかりだった!
以上、オーバーロードのプレアデスのメンバーを、その強さ、種族、そして個性を詳しく紹介しました。
プレアデスメンバーの特徴や強さを知っていると、オーバーロードの世界観をより一層楽しむことができます。
彼女たちは、アインズや守護者たちといった圧倒的な存在とは異なり、レベル50前後という、異世界の「英雄」や「逸脱者」であれば何とか倒せるかもしれないという絶妙な強さに設定されています。
これは、外界の冒険者たちにとっての「ラスボス」として機能させるという、創造主たちの意図が反映されています。
実際に、アニメ第2期や第3期では、彼女たちと外界の人間が激突する場面が数多く描かれており、物語の緊張感を高めています。
第3期以降の物語でも、プレアデスのメンバーたちが外界で活躍する場面は多く、彼女たちの動向からは目が離せません。
オーバーロード|プレアデスの強さを一覧!最強メイドまとめ
戦闘メイド「プレアデス」は、レベル100で統一された階層守護者たちとは違い、個々のレベルがそれぞれ異なっています。
彼女たちの強さを単純にレベルだけで測るなら、以下のようになります。
プレアデスのレベル一覧
| ナーベラル・ガンマ | 63 |
| ルプスレギナ・ベータ | 59 |
| ソリュシャン・イプシロン | 57 |
| エントマ・ヴァシリッサ・ゼータ | 51 |
| ユリ・アルファ | 51 |
| シズ・デルタ | 46 |
これを見る限り、レベルが一番高いのはナーベラル・ガンマ(レベル63)で、一番低いのはシズ・デルタ(レベル46)です。
単純にレベルが高いから強いという訳ではなく、オーバーロードという物語は、種族・職業レベルによって得られる特殊技能(スキル)や、相性というものが重要になります。
例えば、アインズとシャルティアが同じレベル100であっても、アインズにとってシャルティアが「天敵」であるように、レベル差が17もあるシズとナーベラルであっても、単純な強さ比較は難しいところです。
しかし、ナーベラルはレベルのほとんどを魔法職に注ぎ込んでいるため、第八位階までの強力な魔法を使えるという点で、プレアデスの中では「単独での最大火力」は最強であると考えられます。
ルプスレギナはレベルが59とナーベラルに次いで高く、クレリック職であるため、回復や攻撃魔法、そして肉弾戦もこなせるオールラウンダーです。
もし、ナーベラルのMPを削りきって近距離戦に持ち込めれば、肉弾戦に長けているルプスレギナが有利になる可能性もある、という考察も存在します。
一方で、ユリとシズはイビルアイとの戦闘で共闘し、その連携と相性によって、「単純な強さだけならユリとシズよりもイビルアイの方が上」という評価を覆す勝利を収めています。
このことから、プレアデスにおける最強は、単独戦闘ならナーベラルですが、チーム戦闘における強さを考慮に入れると、ユリとシズの連携も最強候補の一つと言えるでしょう。
そして、忘れてはならないのが、セバスがリーダーから外れ「プレアデス(六連星)」から「プレイアデス(七姉妹)」へ移行した際、レベル100の末妹オーレオール・オメガが新たなリーダーとなります。
彼女はレベル100であり、指揮官としての能力で仲間を大幅に強化できるため、チーム全体としての最強の戦闘メイドは、文句なしにオーレオール・オメガであると結論づけることができます。
まとめ
ナザリック地下大墳墓の誇る戦闘メイド集団プレアデスは、可憐な美しさと裏腹に、驚異的な戦闘力と個性豊かな異形の種族を持つ魅力的なキャラクターたちです。
彼女たちは、ナザリックが外界で活動する際の主要な戦力として、物語に彩りと緊張感を与え続けています。
「プレアデス(六連星)」から「プレイアデス(七姉妹)」への名称変更は、ナザリックの組織体制と戦闘態勢の切り替わりを示す重要な伏線であり、末妹オーレオール・オメガの存在が、チーム全体の最強を決定づけていると考察されます。
単独の最強火力はナーベラル・ガンマ、チーム全体の最強指揮官はオーレオール・オメガ、そして最強の連携を見せるのはユリ・アルファとシズ・デルタのコンビです。
彼女たちの活躍は、これからもオーバーロードの世界をさらに面白く、深くしてくれることでしょう。
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